茨城大学教育学部 保健体育選修・大学院のホームページ
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2025/07/27
「水泳」の集中授業を実施しました。
「水泳」は,保健体育選修の必修科目に設定されています。競泳の4泳法だけでなく,ターンや飛び込み,立ち泳ぎ,そして着衣泳や救助法なども盛り込んでいます。授業内では指導法を履修している学生達による集団・個別指導もありました。
授業を実施した4日間はすべて晴天で,受講生は日焼けで真っ黒になりました。
2025/07/16
3年が履修する「体つくり・器械運動」の授業で実施された模擬授業の様子を紹介します。
体つくり運動には,運動神経の有無に関わらず全員が夢中になって取り組んでしまう教材がたくさんあります。学生たちは,その中から将来自分の担当クラスの子供たちの特性にあった教材を適切に選定し,子供たちの能力向上のために尽力してくれることでしょう。そのため,学生たちは,教材の意味をよく理解し,子供たちの能力にあった教材と目標を設定し実践する,そして授業後必ず省察することを学修しています。
体育の授業の「楽しい」は,「できなかったことができるようになること」「今まで気づいていなかった自分に気づくこと」です。茨城大学保健体育選修の学生たちは,大学でも「楽しい」を体験しています。教員になった暁には「楽しい」を子供たちにたくさんプレゼントしてくれるでしょう!
2025/07/15
陸上長距離走選手の体力測定を行いましました。
渡邊准教授のゼミでは,実験室レベルでの体力測定を行っています。写真は,陸上長距離走選手の最大酸素摂取量を測定している様子です。最大酸素摂取量とは体の中に取り込める酸素の最大値で,この数値が高いほど持久的能力に優れる傾向にあります。トップアスリートもこのような方法で定期的に体力測定を行っているます。
精度の高い方法で自身の体力レベルをきちんと評価する良い機会となったようです。保健体育教室ではこの呼気ガス分析器を所有しているので,いつでも測定できますよ!
2025/05/27
しばらく更新が滞っておりましたが,皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年度の新入生は19名で,北は宮城県,南は高知県から仲間が集まってきました。皆,教員志向が高いだけでなく,様々なスポーツに対しても高い関心があります。前期には「ネット型スポーツ」という授業で,これまで硬式テニス,軟式テニス,バドミントン,卓球,さらにはニュースポーツであるピックルボール,日立市のローカルスポーツであるパンポンを経験してきましたが,本当に上達が速いです。
学年が上がるにつれて,指導法も学んでいきます。みんないい先生になってくれることを期待しています!
2025/03/04
2/27~3/1に,長野県の志賀高原においてスキー実習が実施されました。
茨城県では,宿泊学習の一環でスキーを実施する中学校があります。その時に寒冷地での安全管理を指導できるだけでなく,一緒に滑って生徒の写真を撮ってあげられるくらいの技能レベル獲得を目指して取り組んでいます。
参加者の約半数はスキー未経験でしたが,3日目には中斜面を余裕で滑ってくるくらい上達しました。
これをきっかけに,ウィンタースポーツにも楽しむようになってもらえることを願っています。
2025/03/04
2/17~21の5日間,台湾にある台北日本人学校で学校インターンシップが実施され,大学院1年の中村優輝さんが参加しました。
海外での学校インターンシップは本学でも初めての試みで,教育学部から合計6名が参加しました。台湾で生まれ育った児童生徒もおり,異なる環境や雰囲気での実習生活から様々な刺激を受けたようです。
外国にルーツを持つ子ども達が日本にも増えている中,多様な子どもに対応できる教師になってもらいたいですね。
2025/02/01
卒業研究発表会を開催しました。
卒業研究は大学4年間の学びの集大成です。1年以上かけて研究に取り組み,その成果を発表しました。最優秀発表賞は,永瀬皓基さんによる「バドミントンにおける時間制の検討について」でした。優秀発表賞は,滑川孝之介さんによる「中学校体育授業におけるボール型教材の技能向上に関する研究ーボールを持たない時の動きに着目してー」でした。
おめでとうございました!
2025/01/29
今週は試験期間です。
大学における試験は様々で,レポートやプレゼンテーションもありますが,最終試験は実施しないで授業の過程で評価をしていくなど,授業内容や教員によって異なります。
写真は保健体育選修の必修科目である「生理学概論」の筆記試験の様子です。この授業は高校までに学んだ生物学や化学の内容に加え,栄養学や解剖学の内容も加えて構成されています。つまり人体の構造と機能を総合的に学ぶ基礎的な授業です。
知識を応用するためには基礎知識もなければなりません。大学で専門領域をたくさん学んで,実力のある教員になることを願っています。
2025/01/07
明けましておめでとうございます。
新年最初の投稿は,「バスケットボール」の授業の様子です。写真は最終授業でのゲームの様子ですが,ここに至るまでには,基本的な技能や戦術の習得だけでなく,細かな制限を設けたゲームを経験してきました。このように段階を経た授業は,学生が学校教員になった時にそのまま学校の授業で実践できる手続きでもあります。
8分ゲーム&3分休息の繰り返しで,学生たちは体力的にもきつかったようです^^
2024/12/25
委託生の研究期間が終わりました。
「委託生」とは,数カ月に渡って大学に滞在して研究活動をする現職学校教員で,10月から12月までの3カ月間,2名の先生方が滞在しました。お二人はそれぞれ「中学校における長距離走の授業に関する研究」と「小学校におけるベースボール型ゲームの研究」を行いました。学校の業務から離れて研究に集中できる時間は貴重であったとともに,大学の授業にも参加して学び直しの良い機会になったようです。授業中には,先生方から現場の様子をお話しいただくこともあり,学生達にとってもよい機会となりました!
2024/12/24
必修科目である「ダンス・身体表現」の授業において「創作ダンスの発表会」を行いました。
作品づくりの共通テーマは「形なきもの」。このテーマをどう捉え,表現するのか。これまでの授業で学んだ動きを活用しながら,それぞれのイメージを具現化していきました。
写真の様子から,彼らはテーマをどう捉えどのように表現したか想像できますか?
2024/12/19
必修科目である「陸上競技」の授業(リレー)の様子です。
保健体育選修の学生は2年次の後期に「陸上競技」の授業を履修します。学校体育では陸上運動が単元として設定されていますし,場合によっては市町村レベルの陸上記録会に向けての練習や特設陸上部の指導等で関わる機会があります。本学では,短距離走,ハードル,走幅跳,走高跳,砲丸投,リレーといった種目の他に,やり投,円盤投,棒高跳も実施します。
児童や生徒に良い見本を見せらることを目指して,技能習得に励んでいます。
2024/12/11
保健体育教室の教員採用試験報告会を開催しました。
4年生を代表して,小学校合格者2名,中学校合格者2名,高等学校合格者1名からの発表がありました。発表された内容は,大学生活を送りながらアルバイトや勉強の時間をどう捻出していたのか,面接練習や模擬授業での経験があったからこそ回答することができたこと,さらには自分の失敗談まで多岐に渡っていました。聴講していた2・3年生からは「やばい」,「早く始めないと・・・」というささやき声が上がりましたが^^ 最後には,後輩のために時間を割いてくれた4年生に、大きな拍手が湧き起こりました。
2024/12/10
教育学部3年生の教育実習が終了しました。
教育学部では3年時に附属学校,4年時に母校あるいは水戸市周辺の協力校で教育実習を行います。小学校と中学校の両方で教育実習を行うことが卒業要件でもあります。教育実習の前には大学で模擬授業や指導計画の立案などを経験して実習に臨みますが,実際に児童生徒を前にするとなかなか思うようにいかないようです。日々勉強ですね。
2024/11/07
附属幼稚園児の体力・運動能力測定を実施しました。
保健体育選修の学生が中心となって,25m走,立ち幅跳び,テニスボール投げ,捕球の4種目を測定しました。普段は幼児をと関わることがないので,学生達にとってもよい経験になったようです。
測定記録は評価シートに反映されて一人ひとりに返却されます。この結果を受けて,子どもたちだけでなく,保護者や園の運動への関心がより一層高まることを期待します!
2024/10/31
大学院生の清水舜也さんが筆頭で執筆した論文が,「体育授業研究」に掲載されました。
題目は「投げられたボールに対する打撃力向上のためのベースボール型の授業づくり」で,中学校体育における投げられたボールへの打撃力の向上を目指した方法の有効性を検証しました。
打つ運動機会は学校体育の中では少ないですが,テニスやゴルフなど打つ動作が含まれる運動は生涯スポーツの中でも人気があります。今回の研究結果が,生徒の打つことへの興味や地震につながっていくことを願っています。
2024/10/11
大学院生の今泉令さんと村山友佑さんが,日本体育・スポーツ・健康学会で研究発表しました。今泉さんのテーマは「日本ラグビーはどのようにアマチュアリズムを解釈したのか~プロ化の動向に着目して~」で,村山さんは「教育学部生におけう心肺蘇生法理解の現状」でした。ともに卒業研究で取り組んだ内容を発表しました。
二人とも卒業研究発表会では優秀賞を獲得しています。大学院ではさらに発展した研究に取り組んでいるとのことですので,今後に期待してください!
2024/09/27
渡邊將司准教授が執筆した論文が,Journal of Sports Sciencesに掲載されました。
この論文は,運動スキルと健康関連体力との関係を明らかにするにあたって,健康関連体力の評価方法の違いが関係性に影響するのかを調べました。その結果,肥満度合いを評価する指標で,BMIでは無関係でしたが,体脂肪率では有意な相関関係が認められました。持久力と身体活動量には,評価方法の違いで明らかな差はありませんでした。
詳細はこちらをご覧ください。オープンアクセス論文なので全文を読めます。
2024/09/25
本日,卒業研究の中間発表会がありました。
4年生になるとそれぞれの指導教員のもとで「研究」に取り組みます。いわば4年間の学修の集大成となる作品をつくるのです。体育科教育やスポーツ科学など様々な研究の進捗状況が発表されました。こういった経験は,教員になってからも役立ちますので,ぜひいい卒業研究を仕上げられるよう頑張ってほしいと思います。
2024/09/24
4日間の日程で「救急処置法」の授業が実施されました。
その名の通りこの授業は,心肺蘇生,止血法などといった救急処置の方法を学ぶ授業です。日本赤十字社から講師を招き,実技に多くの時間を充てた内容となっております。養護教諭養成課程の学生も多く受講していました。
スポーツ現場や学校などにおいて,もし救急処置が必要な場面に遭遇した時には,率先して対応してほしいですね。
2024/09/02
渡邊將司准教授が執筆した論文が,Journal of Motor Learning and Developmentに掲載されました。
この研究は幼児のボールスキル(投能力と捕能力)を向上させるにあたって,園と家庭が一体となって取り組む方法の効果を検証しました。同時に展開することで,4週間という短い期間で捕能力が有意に向上することが明らかとなりました。投能力は全体としてはあまり変化しませんでしたが,大きな向上を示した幼児ほど,打つ運動に取り組んでいたことがわかりました。
この研究の抄録はこちらからご覧いただけます。
2024/08/27
夏は大学のスポーツ大会が盛んに開催される時期です。全日本インカレ,リーグ戦などありますが,「関甲信」も主要な大会のひとつです。
関甲信は,関東甲信越大学体育大会の略で,東京を除く関東甲信越の国公立大学12校による対校戦です。今年度は,新潟大学,信州大学,山梨大学,都留文科大学が主幹となって,各種目が各地で開催されます(されました)。部活の仲間との遠征は楽しい思い出となるようです。
来年度は,茨城大学が主幹となって,水泳と体操競技を開催します!
2024/07/28
今年度のオープンキャンパスは無事に終了しました。ご来場ありがとうございました。
保健体育教室からは2つの模擬授業を提供しました。午前に実施した「水泳」では,水中リズムダンスの発表会をご覧いただきました。映画「ウォーターボーイズ」さながらの演技は楽しんでいただけたでしょうか。午後の「からだの”バネ”とスポーツ」では,参加者のリバウンドジャンプ能力を測定する機会を設けました。フィードバックされたデータが,参加者の日頃のトレーニングに役立つことを期待したいと思います。
2024/07/22
週末を利用して「水泳」の集中授業が始まりました。この授業では基本的な泳能力の向上を目指すだけでなく,身の安全を守るための泳ぎなども学習します。体育を専攻する学生でも水泳が苦手な者もいますが,「体育実技指導法」を履修する上級生のマンツーマン指導によって全員が100m個人メドレーを泳げるようになります。
授業の後半は27日のオープンキャンパスでご覧いただけます。たくさんの方々のご来場をお待ちしております。
2024/07/14
保健体育選修の学生は,3年次から「ゼミ」に所属します。ゼミとは,自分の関心のある分野の知見を高めるために,特定の教員のもとで指導を受ける活動です。
写真は,スポーツトレーニングや運動生理学などを専門とする教員のゼミの一環で,呼気ガスを分析する機器を用いて最大酸素摂取量(持久力を評価する指標のひとつ)を実測している時の様子です。
2024/07/02
「バレーボール」の授業のひとコマです。授業の前半から中盤にかけてはバレーボールの技能向上や戦術理解を進めていきます。実技の授業では3~4年生が指導役として授業に参加しており,これは「体育実技指導法」という単位化された授業となります。後輩達は先輩から運動の技能や知識を学び,先輩は実践の中で指導力を磨くことを目指しています。
写真は学校体育をイメージした模擬授業の様子です。動画を撮って後から振り返りも行います。こういった経験を踏んで学校現場に旅立っていきます。
2024/06/24
1年時に受講する「大学入門ゼミ」の様子です。この授業の前半では大学での学修の仕方について学んでいきますが,後半は運動・スポーツ関連のテーマについてプレゼンテーションを行います。
6月20日に実施された授業では「スポーツテックについて考える」というテーマで,3名の学生がプレゼンをしました。聞き手に質問を投げかけたり,クラウド上の共有ボードに意見を書き込ませたりと,アクティブラーニングが多く盛り込まれた良いプレゼンを展開してくれました。
2024/06/19
2023年度に大学院を修了した野寺亨さんの研究が「北関東体育学研究」に学術論文として掲載されました。こちらから本文をご覧いただけます。
タイトルは「中学校体育におけるラケットスポーツ「ピックルボール」の有効性」です。ピックルボールは日本で人気急上昇中のスポーツで,学校体育で効果を検証した件きゅはこれまでありませんでした。学校体育ではテニス,バドミントン,卓球が主流ですが,ピックルボールはそれらのスポーツの欠点を補いながら,教材として十分に扱えるスポーツであることが明らかになりました。大学院では研究にも力を入れています!
2024/06/08
本学の国際交流の一環で,渡邊將司准教授が台湾師範大学を訪れました。台湾師範大学はスポーツ科学分野において台湾でトップクラスで,研究レベルも高いだけでなく,学生のスポーツのレベルも高く,水泳やウェイトリフティングなどの競技では国際大会でメダルを獲得するほどだそうです。
外国にルーツを持つ子どもが増えていく中,国際化は教育学部においても急務の課題です。そういった子どもたちを理解するうえで,まずは教員が外国の文化を「経験」することが必要でしょう。学生達にも卒業までに一度は海外旅行に行ってもらいたいですね。
2024/05/22
3年生を対象にしている「ギムナスティックス」の授業の様子です。ギムナスティックスは器械運動を意味しており,学校体育では必修の単元です。学生たちも自身の技の習得を目指しながら,仲間に教えて指導のポイントを発見していきます。学校教員になった時に,良いお手本を見せられるようになってほしいものです。
授業には体操競技部に所属する学生も参加し,授業担当教員である篠田明音准教授をサポートしながら,後輩達の技の習得に貢献しています。
2024/04/08
本日,新入生を迎えてのガイダンスがありました。保健体育選修には18名が入学して半数以上は茨城県出身ですが,青森,千葉,神奈川から来た学生もいます。大学4年間はこれまで以上に大きく飛躍できる期間です。自分自身を磨いて,立派な学校教員として巣立っていくことを願っています。
2024/04/03
スポーツ人類学・スポーツ史を専門領域にしている,中嶋哲也准教授が本を出版しました。タイトルは「満州スポーツ史」(青弓社)で,「第7章「満洲国」の武道界――満洲帝国武道会の成立と展開を中心に」を執筆しています。著書は他にも,「フランス柔道とは何か」(青弓社),「近代国家の武道論」(国書刊行会)があります。特に武道の歴史に興味のある方はご一読ください。
2024/03/26
卒業式が挙行され,保健体育選修では18名全員が卒業します。そのうち4名が小学校,2名が中学校,1名が義務教育学校,8名が大学院に進学します。社会に出たら苦労も多いでしょう。子どもと親身に触れ合いながら,「将来は先生みたいな大人になりたい!」と思ってもらうような人物を目指してほしいですね。
2024/03/01
長野県の志賀高原にてスキー実習を実施しました。初めてスキーをした学生も何人かおりましたが,3日間の練習の結果,急な斜面も一人で滑れるようになりました。これを機会にウィンタースポーツにも興味を持ってくれたらと思います。
2024/02/21
筑波大学の名誉教授である白木仁先生を招いて「テーピング・マッサージ」の授業を実施しました。本学ではこの分野を専門とする教員がいないため,白木先生に授業をお願いしています。保健体育の学生のほとんどは大学でもスポーツを続けているため,有意義な授業となりました。
2024/02/03
保健体育教室の卒業研究発表会・大学院実践研究報告会が開催されました。卒業研究は全員が取り組むもので,いわば大学4年間の学修の集大成です。最優秀賞は大友紫苑さんで,体力の相対年齢効果の解消に焦点を当てた「小・中・高校生を対象とした新しい体力・運動能力評価方法の提案」が選ばれました。優秀賞は,今泉令さんと村山友祐さんが受賞しました。
大学院では,修了する4名が実践報告を,1年生4名が中間報告をしました。教育現場と結びついた研究は興味深いものばかりでした。抄録はこちらからご覧いただけます。