大濱 瑛利 Eri Ohama(M1)
研究テーマ:
プリムラ野生種の花色発現機構の解明
一言紹介
埼玉県出身の、大濵瑛利(おおはま えり)です。筑波実験植物園で維持管理されているプリムラ野生種のフラボノイドの組成と花色発現の機構を明らかにします
活動紹介
私の研究対象であるプリムラ(Primula)はサクラソウ科サクラソウ属の植物で、赤、白、ピンク、黄、オレンジ、青、紫といった多彩な花色を持ちます。プリムラ属にはヨーロッパのP. polyanthaやヒマラヤ地域原産のP. obconica、日本のサクラソウ(P. sieboldii)などでは、交雑や育種が進められ、現在では400種類以上の品種が存在し、その花色については研究が進んでいますが、原種については研究が進んでいない種も多いです。そのため、プリムラ野生種の花に含まれるフラボノイドの組成と花色発現の機構を明らかにし、園芸品種の結果と比較することで、プリムラ野生種の園芸資源としての有用性を評価することを目的としています。
園芸種 Primula denticulata
'ブルーセレクション'
研究業績
<国内発表>
大濱瑛利・泊由紀子・小高茜・渡邊博之・水野貴行・上原歩. 2023. オイスターリーフの花冠が赤紫色から青紫色に変化する発色機構の推定. 植物色素研究会第33回大会, 東京.