生命金属科学研究会
Integrated Biometal Sciences
Integrated Biometal Sciences
お知らせ:
・准教授・講師あるいは助教の公募
古川良明さん(慶應義塾大学理工学部)が、准教授、専任講師あるいは助教1名を公募しています。詳細は以下の通りです。ご興味をお持ちの方は、奮って応募してください。
蛋白質が関与する生命現象を化学の視点から解明する研究で、人工知能を活用した機能性蛋白質の設計やその実験的検証などがキーワードとなります。また、設置予定のAI分子創成センター(仮称)(センター長:古川良明教授)の構成員として、塾内外での共同研究を積極的に推進していただきます。
2026年4月1日より単年度契約で、双方の合意に基づき契約更新が可能です。ただし、最長雇用期間は、助教の場合、2029年3月末日までの3年間、准教授・専任講師の場合、2031年3月末日までの5年間です。
応募締切は2025年8月18日(月)です。
詳しくは、理工学部HP(https://www.st.keio.ac.jp/corporations/recruit/20250415_51.html)をご覧ください。
・令和5年度夏の合宿
田村朋則さん(京都大学大学院工学研究科)から、第5回生命金属科学夏合宿の詳細が以下のようにアナウンスされました。若手研究者・学生が他分野の人と知り合う大変重要な機会です。奮ってご参加ください。
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会名 : 2025年生体機能関連化学・生物無機化学・生命金属科学合同サマースクール (第36回生体機能関連化学部会若手の会サマースクール、第37回生物無機化学夏季セミナー、第5回生命金属科学夏合宿)
HP: https://seitaiwakate2025summer.jimdofree.com/
会場:沖縄県産業支援センター (〒901-0152 沖縄県那覇市小禄1831-1)https://www.okinawa-sangyoushien.co.jp/
*以前までのアナウンスから会場が変更されておりますのでご注意ください。
会期:2025年7月8日(月)~9日(火)
開場予定時刻:7月8日(月)13時30分
形式:合宿形式(参加者全員の宿泊施設を世話人会で予約する予定です。)
討論主題:招待講演6件、ポスター発表
参加費:一般16,000円・学生11,000円 (宿泊費・食費を含む)を予定していますが、助成金の獲得状況により変動します。決定次第、ご連絡いたします。
参加登録:6月6日(金)まで HPにて受付
招待講演講師(五十音順)
・新井敏 先生(金沢大学ナノ生命科学研究所)「細胞熱を測る・操るケミカルバイオ」
・稲葉謙次 先生(九州大学生体防御医学研究所)「タンパク質恒常性維持と金属イオン恒常性維持」
・岡本晃充 先生(東京大学大学院工学系研究科)「マイクロRNAを起点とする人工核酸集合体がもたらす免疫惹起効果」
・後藤雅宏 先生(九州大学大学院工学研究院)「注射に代わるバイオ医薬品の非侵襲的経皮薬物送達技術ースタートアップの現実と課題ー」
・鈴木道生 先生(東京大学大学院農学生命科学研究科)「炭酸塩生物学:バイオミネラリゼーションの基礎から応用研究まで」
・山田健一 教授(九州大学大学院薬学研究院)「脂質ラジカル・酸化脂質の検出から創薬研究へ」
実行委員会(世話人):
勝田陽介(熊本大学大学院先端科学研究部・代表)
田村朋則(京都大学大学院工学研究科)
足立惇弥(積水化学工業株式会社)
内之宮祥平(九州大学大学院薬学研究院)
問い合わせ先:E-mail: tamura@sbchem.kyoto-u.ac.jp
・常任幹事の追加
幹事会で議論した結果、令和7年4月より澤井仁美さん(大阪公立大学)に常任幹事として幹事会に参加していただくことになりました。
・助教の公募
東京都立大学の伊藤隆さんの研究室で助教を公募しています。生命金属科学の研究に興味のある方の応募を期待しています。詳細は以下の通りですので、若手研究者の方は奮って応募してください。
東京都立大学大学院理学研究科化学専攻 【5/16必着】
職名:助教
人数:1名
採用日:2025年10月1日以降のできるだけ早い時期
任期:任期5年(更新一回.更新後の任期は5年(計10年)).ただし,65歳となった年度の末日をもって退職となります.
応募資格:採用時点で博士号の学位を所持している者,またはそれと同等の業績(能力)を有すると認められる者で,①細胞内分子動態計測に資するプローブの開発,②蛋白質などの生体高分子の多次元NMR測定・構造解析,あるいは,③AIや情報科学を用いたNMR関連データの解析,のいずれかに取り組める研究者.有機構造生物化学研究室の教員と連携して国際的な視野で研究・教育を推進できる方.
選考方法:書類審査による一次選考の後,2025年6月中旬に面接による二次選考を行います.
公募詳細および応募方法:次の Web ページを参照のこと.https://www.houjin-tmu.ac.jp/recruit_teacher/tmu/
応募締切:2025年5月16日(必着)
応募方法:電子メールによる受け付け.
提出先:kyoinkobo-rigaku@jmj.tmu.ac.jp
・Copper in Biology: Molecular Structures, Cellular Processes and Living Systems
Copper in Biologyの案内も出ました。詳細はこちらに Copper in Biology
・Zinc in Biology: Molecular Structures, Cellular Processes and Living Systems
Zinc in Biologyの案内も出ました。詳細はこちらに Zinc in Biology
・Iron in Biology: Molecular Structures, Cellular Processes and Living Systems
RSC (Royal Society of Chemistry)とJSCC(日本錯体化学会)との共同企画 Coordination Chemistry Perspectives シリーズの第一冊目である "Iron in Biology: Molecular Structures, Cellular Processes and Living Systems" が近々刊行されます。その電子版のアナウンスがありました。本書は、城 宜嗣・當舎武彦・澤井仁美の3名が編集し、本研究会のメンバーが多くの章を執筆しています。詳細はこちらに Iron in Biology
このシリーズでは、"Iron in Biology" に続いて "Copper in Biology(古川良明・藤枝伸宇編)" と "Zinc in Biology(神戸大朋・安井裕之編)" が刊行されます。
・第25回蛋白質科学会年でのワークショップ開催
本研究会と深い関連のあるワークショップ「元素生命学: 生命を構成する多様な元素とタンパク質の相互作用」が、川上了史・古川良明さん(慶應義塾大学)のお世話で、6月20日(金)8時30分から開催されます。
詳しくは以下のホームページをご参照ください。 蛋白質科学会ワークショップ
・第4回生命金属科学シンポジウム
高野順平・藤枝伸宇さん(大阪公立大学)のお世話で、令和7年(2025年)5月15、16日に大阪で開催されます。
詳しくは以下のホームページをご参照ください。 第4回生命金属科学シンポジウム
ニュース:
・令和7年4月1日付で、村木則文さんが石川県立大学生物資源環境学部に准教授としてご栄転されました。
・令和7年4月1日付で、澤井仁美さんが大阪公立大学大学院理学研究科に教授としてご栄転されました。
・令和7年(2025年)3月17日、岡崎コンファレンスセンターにて、青野重利さん(分子科学研究所・生命創成探究センター 教授)のご退職を記念した最終講演会と懇親会が開催されました。多くの関係者が集まり、ご盛会でした。
・これまた少々古いニュースです。2024年度の日本微量元素学会の表彰です。
学会賞:小椋康光さん(千葉大学大学院)「化学形態分析を基盤とした生命金属の機能の解明」
学会賞:神戸大朋 さん(京都大学大学院)「亜鉛の多様な生理機能に関する総合的研究」
奨励賞:西藤有希奈 さん(京都薬科大学)「亜鉛輸送体を介した微量⾦属元素の恒常性維持機構の解明」
皆さん、おめでとうございます。詳細は以下で; 日本微量元素学会表彰
・少々古いニュースですが、高野順平さん(大阪公立大学)が、「栄養輸送体による栄養感知と細胞内局在制御の解明」の業績で、第69回(2024年度)日本土壌肥料学会賞を受賞されました。おめでとうございます。詳細は以下で: 日本土壌肥料学会賞
・明石知子さん(横浜市立大学)より;世界で初めて「一細胞ネイティブ質量分析」に成功し、細胞内でターゲットタンパク質と薬物との相互作用を観測できることを確認できました。
新学術研究「生命金属科学」が世界に誇れる成果の一つです。ご興味をお持ちの方は、是非、明石さんに連絡してみてください(ただし、令和7年2月末現在、装置が故障中だそうです。。。。。🙍♀️)
・西山和宏さん(大阪公立大学)は、2024年10月から2025年9月の予定で、Weill Cornell Medicine(コーネル大学 医学部)Jill Roberts Institute for Research in Inflammatory Bowel Disease(www.guo-group.org/Guo-WCM-home.html )に留学され、腸内細菌の遺伝子改変技術を主に習っておられます。
生命金属が腸内細菌叢に影響を与え、生体の健康に寄与することはわかっていても、その分子機構はまだまだよくわかっていないようです。ご帰国後には、生命金属科学研究会の皆さんとの共同研究で、この問題に取り組みたいと考えておられるので、興味をお持ちの方は、是非、西山さんと連絡をとってください。
・北川禎三先生(分子科学研究所名誉教授)が令和7年2月13日(木)にお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申しあげます。