こんにちわ。
ビジターセンター中の人です!
今年は温暖のせいで、稲刈りも例年比べ早くなっております。
まだ日中は暖かい日が多いため、熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。
さて、今回はビジターセンター内にもあるWATARAS(ワタラス)について紹介していきたいと思います!
ワタラスとは、「次世代農林水産業創造技術」によって開発された技術で、
水田の給水・排水をスマートフォンやパソコンでモニタリングしながら遠隔操作または自動で制御できるシステムです。
【導入メリット】
①水管理労力の低減
圃場が離れたところに多数持っていても、スマホやパソコンで水位を設定しバルブを自動で開閉できるため、
圃場に行く回数を減らすことができます。
②タイマー設定での給水
タイマーを活用することにより、日中に圃場の水温を下げないように夜間・早朝に給水が可能です。
③節水が可能
水位水温計の計測値による「一定湛水」制御なら無駄な給水や排水がなくなります。
④スケジュール化
品種別に稲作ごよみ同様の水管理スケジューを登録することが可能です。
などがあります。
また農研機構所内での実証結果では、
水管理に要する労働時間は、約8割削減、用水量は約5割減少、水位制御した圃場は降雨時を除いて設定水位を維持 という結果が出ております。
クボタのKSASシステムと連携も可能で、
水位・水温・給水状況を確認することで見える化を図ることができます。
現在、農家様のほか土地改良区などでも導入が進んでおります。
ワタラスのセミナーも、ビジターセンターでは受講することが可能ですので、
気になる方いましたら見学申込をお待ちしております‼
ただし、10月29日~11月14日までは実機が貸出している関係でビジターセンターにないため、
機械のみの紹介となってしまいますのでご了承いただけますと幸いです。