2025年
探究を探究する日記
探究はとても難しい。教員も探究が何かわからない。だからこそ、教員も探究や探究の支援の方法をを探究する。このページはそんな教員の奮闘を記録したものです。
探究はとても難しい。教員も探究が何かわからない。だからこそ、教員も探究や探究の支援の方法をを探究する。このページはそんな教員の奮闘を記録したものです。
大学院生のEX!
教育実習に来ていた大学院生が、EXに興味を持ってくれて、自分の探究を発表してくれました。オンラインで教室配信。職員室の先生方も楽しく拝見しました。
テーマは「耳から入るサプリメント」ご本人がボデイビルを趣味にやっとぃる経験からのEX発表でした。食べ物と体の関係、筋肉の関係。食べることの大切さ。規則正しい生活の重要性。
そして、世の中に流れている健康という情報はしっかり正しいかどうかを見極めることの情報活用の重要性で締めくくる。さすが、東金町小学校に教育実習に来る大学院生でした。
みんなの考え!
今日の学習の肝は学習計画をたえて、東金EXの見通しを持つこと。あわせて、フィールドワークに行く児童は計画書を書いて、校長先生に提出する日です。校長先生に提出した企画書が通らないと、いくことができません。児童は一生懸命企画書を書き上げていました。
その他の児童は、自分の決めたテーマに向かって没入。
お友達の考え方、課題の設定の仕方をオクリンク+で集約してあるので、参考にしながら、自分のテーマを探究していきました。
今日の学習計画
本校の探究学習の特徴は板書があること。今日の学習計画がまとめられています。学年で話し合って決めているので、発達段階・児童の実態にあわせて作っています、ちょっぴりその中に担任の工夫も織り込まれていて、楽しいです。
本格的に、EX始動
いよいよ、個人探究の始まりです。自分で黙々と取り組む児童。お友達と一緒に取り組む児童など、さまざまです。
お互いに情報共有をして調べるコンテンツを教えてもらいながら、学びます。
テーマがかぶっているのがわかると、自分らしさを出すためにいろいろ工夫をする児童が、たくさんいます。自分らしさに気が付いていますね。
2月のオープンデイに向けて、本格的に東金EXが始動しました。
楽しみにしていてください。
2学期もまずは先生がやってみる!
2学期の最初は、本校の恒例になりつつある、先生による探究の発表です。今年は始業式に校長先生、先生方にパナソニック部の先生からポスターセッションを行いました。校長先生は、夏休みに行ったお化け屋敷、深川の江戸資料館、そして深川の町がとても活気があって元気な街になっていたことから、「みんな。金町を元気にしよう」とお話ししました。パナソニック部の先生からは、職員室でポスターセッションが行われました。
ポスターセッションから、だらだら話すというよりは、自分が1番伝えたいことにフォーカスして相手を意識してお話しすることの大切さを感じました。
先生が使っていた思考ツールを使ってみる!
「やります」と手をあげてくれた先生から始まった9月4日の2学期初の東金EX。先生のEXが素晴らしくて、皆真剣に聞いていました。わかりやすく整理された思考ツールを参考に、学びます。『探究のタネ』は自分がそれまでに経てきた経験から始まっていることを再認識しました。
「『探究のタネ』を探すためには経験が必要です。1学期末のアンケートですでに今年度の探究のタネを見つけている子がたくさんいました。けれども、昨年度からの関わりから、多くの地域の方々が協力してくれました。今年度は、
①東京理科大学 ②柴又帝釈天 ③寅さん記念館 ④東京メトロ ⑤釣り竿工場 ⑥東急ストアに行きます。
自分の「はてな?」をつかむ課題設定
1学期末に決めた課題。2学期初の先生方のEXを参考に、2学期からの自分の探究の課題を決めます。 児童が自分で『探究のタネ』を見つけ、言葉で表し、各自、自分の「はてな?」をしっかりつかみます。
1度経験のある学年はテーマを端的な言葉で表し、理由等を5W1Hでまとめました。昨年にくらべて、文章をしっかり書くことができるようになりました。今年度は2月に3回発表をします。ポスターセッションで行います。2月3日(水)小中連携の日、近隣の小中の先生方に。19日(土)は学習発表会。保護者の皆様に。27日(金)はオープンデイ。基本は大学生対象ですが、多くの方に来ていただきたいと思います。
先生が考えぬいた本日の板書や資料
前日までに、各学年の教員で相談して板書を決めます。板書には、今日の学習の予定、ねらいが明確に示されています。板書の仕方は各学年違っていて、発達段階に応じて提示されています。また、そこに各学級の担任の先生の個性も光って、とても面白い板書です。個人探究ですが、先生による板書のある探究学習です。本校の探究の特徴だと思います。
まずは教員がやってみる!
探究を進めるにあたって、一番難しかったことは、「教員が探究をわからない」ということでした。
そこで、本校では1学期の反省を踏まえて、夏休みの期間に有志の教員が自分でテーマを設定して探究をしてみることから始めました。
具体的には3人の先生が自分の探究を発表してくれました。6年生担任の先生は「結婚するとなぜ苗字は変わるのか」について【調べる+比較】で発表しました。1年生担任の先生は「 SUP速くなりたい→なぜ足が筋肉痛?→体幹って大切では?」について【好き+経験+探究】で発表しました。支援級担任の先生は「ジェラート」について【好き→イタリア→作ってみる】で発表しました。
児童はとても目を輝かせながら、先生たちの発表を聞いていました。
いざ フィールドワークへ!
探究を教員がやってみると、『探究のタネ』は自分がそれまでに経てきた経験から始まっていることが多いことがわかりました。
「『探究のタネ』を探すためには経験が必要で、その経験をするにはフィールドワークが良い」と瀬戸SOLAN小学校副校長の三宅先生に教えていただきました。
そこで、すぐに本校の近くにある東京理科大学に足を運び、本校の児童が見学できるようにお願いをしに行きました。快諾していただきました。さらに、児童の『探究のタネ』につながる経験を得られそうな学校近くの場所にフィールドワークのお願いをして回るとさまざまな場所が快諾してくださいました。
フィールドワーク計画書
フィールドワークは「ただ行きたい場所に行くあそび」ではありません。フィールドワークは学習です。
そこで、フィールドワークで何を学びたいのかを計画書に記入することを児童に求め、フィールドワーク先への自分の興味や想いを表現してもらうことにしています。
この試みも試行錯誤しながらですが、児童が自分で『探究のタネ』を見つけることにつながることを目指します。
1学期以上に先生の探究を真似て児童はいろんなテーマで、いろんな方法で探究に向かおうとしている姿が見られました。どんなテーマが決まり、探究が進んでいくのか楽しみです。
探究計画書とルーブリック
第1クールでは、教員の得意をもとにクラスを編成して行いましたが、児童の名前や能力を把握していない状態での探究の指導はとても難しかったです。
そこで、1学期を終えて教員が夏休みに入る前に、反省を出し合い、2学期に備えました。
そして、児童が主体的に探究に臨むことができるように、発達段階に応じて児童とともに、または、児童がルーブリックを作成することを目指すことにしました。現在奮闘中です。