2025年
探究を探究する日記
探究はとても難しい。教員も探究が何かわからない。だからこそ、教員も探究や探究の支援の方法をを探究する。このページはそんな教員の奮闘を記録したものです。
探究はとても難しい。教員も探究が何かわからない。だからこそ、教員も探究や探究の支援の方法をを探究する。このページはそんな教員の奮闘を記録したものです。
実験デイ2
3年生がメインですが、実験デイ2回目でした。この日は、学校見学の方々も多くいらっしゃって、緊張しながら、進めました。
日時計の子もいたのですが、あいにく本日は曇り。次回となりました。理科の先生お手製の日時計が次回の出番を待っています。
チョコブラウニーの実験で職員室が、甘い香りに包まれました。オーブンの代わりに電子レンジを使う探究でした。
教室
皆、だいぶ仕上がってきています。探究したスライドから8枚選び、ポスターにする作業と、模造紙に書き直してまとめていく作業の子がいます。
皆、美しさを追求しています。
内容も、充実しています。
昨年がスライドでの発表でしたので、絵のクオリテイは結構高く、感心させられます。
ポスターセッション
本日は、JAPET&CECと京都府山城区教育局の方々が、本校の探究学習を見学にいらっしゃいました。
急に校長先生からのオーダーで「発表してみたい人?」とふられた、5,6年生。
担任の先生が「え?」どうしよう?
担任の先生のチェックがしっかり入った子たちが12名ほど集まってくれました。
質問にしっかり答える姿に感心しました。
板書
本日の板書。
発表を視野に入れた学習計画の示唆がどの学級にも書かれていました。
今日をやって、振り返りを大切にしている先生方のようすがよく伝わってくる、板書でした。
これで、冬休みに入ってしまうので、タブレット端末の中でブラッシュアップをしておいてください。
みなさん。
良いお年を。
板書
板書に、学習計画が入っているので、ついにデジタル板書が出現しました。
先生が、今日の学習内容、ポイントを示し、それを見ながら児童が自分の学習を自分で進めていきます。
もちろん、多くの学級は先生の工夫が込められたその学級ならではの板書です。
児童の実態を把握できている担任ならではのEX板書です。
クオリテイ
児童は皆、クオリテイの高いスライドを作成しています。
今日から、印刷も始まりました。何を印刷すれば相手に伝わるのか?
自分の一番言いたいことは、何なのかを厳選します。
文章、見せ方、説明、ストーリー全部考えながら作成中です。
ポスターセッション
印刷したスライドを並べ友達に聞いてもらっています。友達は、結構シビアに評価します。
このスライドはよくわからないよ。何が言いたいのか?原稿見せて。など。結構、厳しいダメ出しが続きます。
中には内容よりも、しゃべり方で聴衆を圧倒させてしまう児童も出ましたが。本来、ポスターセッションって何のため?という原点に戻って考えます。
ふりかえり
スライド、模造紙、何回も見直します。
これでいいかな?
聞いた人はわかるかな?
自分が話しやすいかな?
などなど、自分でじっくり、アジャイルさせます。
昨年は、作って満足してしまった部分もありますが、今年は聞き手を意識して作り上げていきます。
アジャイルが何回も、何回も、回っています。
板書
今日の板書です。計画的には大詰めです。
今日は、フィールドワークと実験DAYの振り返りをしました。参加した児童が1部屋に集合。皆神妙な顔をして、取り組みます。
なぜなら、今日の先生は校長先生だからです。
フィールドワークに行ってどうだったか、次の?を探そう。皆、次の?をたくさん探せました。
PSの準備
最終、ポスターセッションでの発表を見据えて、どんどん作業が進んでいます。
調べた内容を、8枚に精選して、言いたいことを焦点化して、話す。
本校の児童はお話しするのがあまり得意ではありません。どのように発表するのか?とても楽しみです。
スライド
オクリンク+とGoogleスライドを併用して、準備しています。
今回は、ビジュアルに凝るということより、自分の?は何なのか.
伝えたいことは何なのか?に重点を置きました。
それでも、結構、美しく作られていて、お見事です。
学びかた
タブレット端末のみならず、本、先生。
自分が頼れるものは演舞頼ります。
自分のおうちから、大きな本を持ってくる子もいますし。
先生に、すごく質問をし続ける子もいました。
東京理科大学
本校の近くに、東京理科大学があります。昨年度新しく薬学部もでき、たくさんの学生が学んでいます。子どもたちは、住んでいるところにある大学なのですが、あまり、よく知っておらず。大学って何なんだろう。大学って、どんなことをしているのだろうと、興味津々で、探究に出かけました。
当日は、学生さんが授業を受けているところを見学させていただいたり、自分たちも大学の教室のようなところでお話を聞いたりと、ちょっと大学生になった気分を味わいました。
学内にはJAXAのエンジンの模型もあって触ってきました。
実験ラボでも
寅さん記念館
今回、希望者は一人でしたが、しっかり付き添いも行って探究してきました。
葛飾柴又帝釈天、寅さん記念館、山本亭など盛りだくさんの行程でした。
子どもたちはリアルタイムで、寅さんの映画を見ていたわけではないのですが、そこは地元のヒーローです。知らない人はいません。でも、近すぎて探究に行こうとはなかなか思えないのかもしれませんが、今回は一人の希望者と先生がじっくり探究をしてきました。
帝釈天の木彫り、寅さんの映画の時代の学習(昭和)大正時代の日本家屋「山本亭」など、歴史のロマンに浸ることができました。
釣具屋さん
水元にある、釣具屋さんに探究に行ってきました。本校の先生が小さい時から知っているという、お知り合いつながりで、快く受け入れてくださいました。
竹から、本格的に釣り竿を作っているところで、すべて手作業で作るという本格的な釣り竿屋さんです。
説明を聞き、実演を見させていただいたあと、ひとりずつ、釣り竿つくりに挑戦させてくださいました。
竹を曲げるところが難しかったのですが、皆、マイ釣り竿を誇らしげに持って帰ってきました。これに、糸と針を付けて釣りに行きます。
東京メトロ
出前授業にも来ていただいている、東京メトロさんですが、実際に、綾瀬工場に行かせていただいて、思う存分、電車に浸ってきました。
運転席にも座らせていただき、実際にレバー等も動かし、ちょっと、運転手気分になれました。
車両1両を貸し切ってくださり、座り放題、つり革も触り放題で、電車を満喫できました。
担当の方々から、たくさんの質問にも答えていただき、東京メトロさんが、日常の運転業務で気を付けていること、会社は社会に貢献したいと考え、日々取り組んでいることなど、教えていただきました。
東急ストア
本校と、金町駅の間にある大きなスーパーマーケットが、東急ストアです。夕方、ここによると必ず、本校の児童に会うという場所です。
今回SDGsで東急ストアさんの食育プログラムを提供していただき、食に興味のある児童が、東急ストア&栄養を探究してきました。
栄養素のお話をしていただき、自分の体を健康に保つためにはきちんと食べて栄養を取ることが大切なことをしっかり学びました。
その後、千円をもって、一人一人栄養を考えて買い物をさせていただくという、体験学習も行いました。考えて買い物をする、とても良いチャンスになりました。
家庭科室
ドーナツ、クレープ、青汁など、自分がどうしてと思った不思議を解決できるかどうか、実際に作ってみました。
ドーナツは穴が開いている理由を探究。クレープはショッピングモールにあるクレープ屋に負けないクレープを探究。青汁は飲みやすさを探究。など...
校長先生はクレープを分けていただきました。ホットケーキの粉ではなく小麦粉を使って、とてもおいしいクレープでした。
図工室
図工室では、スクイーズつくりが行われていました。
きっかけは音楽の先生が持っていた素敵なスクイーズの手持ち水槽。
最初は固くなってしまって、困ってしまいました。どうすれば、スクイーズになるのか?混ぜ方?混ぜるものの違い?
何回も何回もトライしました。最後は素敵な青色のスクイーズができました。
理科室
理科室では、計4つの実験が行われました。
時計の分解
炎色反応実験
微生物の観察
スライム作り
黄緑色の炎が上がって、皆で見とれたり。学校の池の水を汲んできて観察したり。時計を全部分解したり...
2単位時間があっという間に過ぎてしまいました。
今日の板書
いつも通り、今日の学習の進め方、ポイントが板書されていました。
ポスターセッションを視野に入れて、スライドの作成の仕方もレクチャーしてくれました。
今日は実験DAY
探究のタネを確実に発芽させる日です。
皆自分の課題に向かって真剣に取り組んでいました。
ポスター
セッション!
2月の発表はポスターセッションで行います。「ポスターセッションってなに?」校長先生と、実際に学会でポスターセッションをしてきたEAの先生が、オンラインで説明しました。
自分の探究の推しポイントを説明する。第3者にお話しする。ということって、難しい。
たくさんのスライドから8枚を選んで模造紙に貼って説明する。聞き手の反応を見ながら話し方を変える。
できるかな?
でも、子どもたちは自分の課題に向かって、どんどん探究していきます。
あおばのとりくみ
あおば学級では、実際に具体物を使って探究をします。手で触り、実際に試して、自分の課題に迫ります。
もちろん、タブレット端末も使います。1番上の児童は、フィールドワークに東京メトロに行きます。電車が大好きです。東京メトロだけではなくいろいろな電車、駅、仕組みに興味が広がっていっています。
今日の学習計画
本日は、ポスターセッション、フィールドワーク、実験DAYとたくさんの情報が入ります。本校の探究学習の特徴は板書があること。
今日の学習計画がまとめられています。学年で話し合って決めているので、発達段階・児童の実態にあわせて作っています。ちょっぴりその中に担任の工夫も織り込まれていて、楽しいです。
今日のタブレット
みんな、もくもくと探究学習を進めます。タブレットを2画面展開にして調べながら、考えながら。
生成AIにも尋ねながら自分の意見をやり取りしながら、スライド、またはオクリンク+にまとめていきます。
2月のポスターセッションのイメージも持つことができて、ビジョンが固まって、どんどん探究していきます。
大学院生のEX!
教育実習に来ていた大学院生が、EXに興味を持ってくれて、自分の探究を発表してくれました。オンラインで教室配信。職員室の先生方も楽しく拝見しました。
テーマは「耳から入るサプリメント」ご本人がボデイビルを趣味にやっとぃる経験からのEX発表でした。食べ物と体の関係、筋肉の関係。食べることの大切さ。規則正しい生活の重要性。
そして、世の中に流れている健康という情報はしっかり正しいかどうかを見極めることの情報活用の重要性で締めくくる。さすが、東金町小学校に教育実習に来る大学院生でした。
みんなの考え!
今日の学習の肝は学習計画をたえて、東金EXの見通しを持つこと。あわせて、フィールドワークに行く児童は計画書を書いて、校長先生に提出する日です。校長先生に提出した企画書が通らないと、いくことができません。児童は一生懸命企画書を書き上げていました。
その他の児童は、自分の決めたテーマに向かって没入。
お友達の考え方、課題の設定の仕方をオクリンク+で集約してあるので、参考にしながら、自分のテーマを探究していきました。
今日の学習計画
本校の探究学習の特徴は板書があること。今日の学習計画がまとめられています。学年で話し合って決めているので、発達段階・児童の実態にあわせて作っています、ちょっぴりその中に担任の工夫も織り込まれていて、楽しいです。
本格的に、EX始動
いよいよ、個人探究の始まりです。自分で黙々と取り組む児童。お友達と一緒に取り組む児童など、さまざまです。
お互いに情報共有をして調べるコンテンツを教えてもらいながら、学びます。
テーマがかぶっているのがわかると、自分らしさを出すためにいろいろ工夫をする児童が、たくさんいます。自分らしさに気が付いていますね。
2月のオープンデイに向けて、本格的に東金EXが始動しました。
楽しみにしていてください。
2学期もまずは先生がやってみる!
2学期の最初は、本校の恒例になりつつある、先生による探究の発表です。今年は始業式に校長先生、先生方にパナソニック部の先生からポスターセッションを行いました。校長先生は、夏休みに行ったお化け屋敷、深川の江戸資料館、そして深川の町がとても活気があって元気な街になっていたことから、「みんな。金町を元気にしよう」とお話ししました。パナソニック部の先生からは、職員室でポスターセッションが行われました。
ポスターセッションから、だらだら話すというよりは、自分が1番伝えたいことにフォーカスして相手を意識してお話しすることの大切さを感じました。
先生が使っていた思考ツールを使ってみる!
「やります」と手をあげてくれた先生から始まった9月4日の2学期初の東金EX。先生のEXが素晴らしくて、皆真剣に聞いていました。わかりやすく整理された思考ツールを参考に、学びます。『探究のタネ』は自分がそれまでに経てきた経験から始まっていることを再認識しました。
「『探究のタネ』を探すためには経験が必要です。1学期末のアンケートですでに今年度の探究のタネを見つけている子がたくさんいました。けれども、昨年度からの関わりから、多くの地域の方々が協力してくれました。今年度は、
①東京理科大学 ②柴又帝釈天 ③寅さん記念館 ④東京メトロ ⑤釣り竿工場 ⑥東急ストアに行きます。
自分の「はてな?」をつかむ課題設定
1学期末に決めた課題。2学期初の先生方のEXを参考に、2学期からの自分の探究の課題を決めます。 児童が自分で『探究のタネ』を見つけ、言葉で表し、各自、自分の「はてな?」をしっかりつかみます。
1度経験のある学年はテーマを端的な言葉で表し、理由等を5W1Hでまとめました。昨年にくらべて、文章をしっかり書くことができるようになりました。今年度は2月に3回発表をします。ポスターセッションで行います。2月3日(水)小中連携の日、近隣の小中の先生方に。19日(土)は学習発表会。保護者の皆様に。27日(金)はオープンデイ。基本は大学生対象ですが、多くの方に来ていただきたいと思います。
先生が考えぬいた本日の板書や資料
前日までに、各学年の教員で相談して板書を決めます。板書には、今日の学習の予定、ねらいが明確に示されています。板書の仕方は各学年違っていて、発達段階に応じて提示されています。また、そこに各学級の担任の先生の個性も光って、とても面白い板書です。個人探究ですが、先生による板書のある探究学習です。本校の探究の特徴だと思います。
まずは教員がやってみる!
探究を進めるにあたって、一番難しかったことは、「教員が探究をわからない」ということでした。
そこで、本校では1学期の反省を踏まえて、夏休みの期間に有志の教員が自分でテーマを設定して探究をしてみることから始めました。
具体的には3人の先生が自分の探究を発表してくれました。6年生担任の先生は「結婚するとなぜ苗字は変わるのか」について【調べる+比較】で発表しました。1年生担任の先生は「 SUP速くなりたい→なぜ足が筋肉痛?→体幹って大切では?」について【好き+経験+探究】で発表しました。支援級担任の先生は「ジェラート」について【好き→イタリア→作ってみる】で発表しました。
児童はとても目を輝かせながら、先生たちの発表を聞いていました。
いざ フィールドワークへ!
探究を教員がやってみると、『探究のタネ』は自分がそれまでに経てきた経験から始まっていることが多いことがわかりました。
「『探究のタネ』を探すためには経験が必要で、その経験をするにはフィールドワークが良い」と瀬戸SOLAN小学校副校長の三宅先生に教えていただきました。
そこで、すぐに本校の近くにある東京理科大学に足を運び、本校の児童が見学できるようにお願いをしに行きました。快諾していただきました。さらに、児童の『探究のタネ』につながる経験を得られそうな学校近くの場所にフィールドワークのお願いをして回るとさまざまな場所が快諾してくださいました。
フィールドワーク計画書
フィールドワークは「ただ行きたい場所に行くあそび」ではありません。フィールドワークは学習です。
そこで、フィールドワークで何を学びたいのかを計画書に記入することを児童に求め、フィールドワーク先への自分の興味や想いを表現してもらうことにしています。
この試みも試行錯誤しながらですが、児童が自分で『探究のタネ』を見つけることにつながることを目指します。
1学期以上に先生の探究を真似て児童はいろんなテーマで、いろんな方法で探究に向かおうとしている姿が見られました。どんなテーマが決まり、探究が進んでいくのか楽しみです。
探究計画書とルーブリック
第1クールでは、教員の得意をもとにクラスを編成して行いましたが、児童の名前や能力を把握していない状態での探究の指導はとても難しかったです。
そこで、1学期を終えて教員が夏休みに入る前に、反省を出し合い、2学期に備えました。
そして、児童が主体的に探究に臨むことができるように、発達段階に応じて児童とともに、または、児童がルーブリックを作成することを目指すことにしました。現在奮闘中です。