10月22日(火)終了しました
第49回パナソニック教育財団
特別研究指定校研究発表

教室が未来のラボに!

ICTと探究学習で進化する東金町小の挑戦!

研究発表へご参加されたみなさんへ

    みなさま、本日はご多用の中、本校の研究発表にご参加いただき誠にありがとうございました。
みなさまからいただいたご意見やご質問は今後の研究に生かしてまいりたいと思います。
    また、まだアンケートに回答されていない方は、今もアンケートの回答を受け付けておりますので、せひ忌憚のない意見をいただけますと幸いです。
特に質問に関しましては、後日となってしまい大変恐縮ですが、必ずすべて回答させていただきます。
アンケートは以下のボタンからご回答いただければと思います。
    さらに、みなさまと本校の教員が協議した内容を記録したGoogleスライドも以下のボタンから共有させていただきます。
    ぜひ、またみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

 当日の流れ

1)本校の正門(嬉泉病院の反対側)からお入りいただき、校舎に沿って昇降口からお入りください。

2)昇降口でお履物にカバーをかけていただき、1階のロビーにお向かいください(13:00〜より校内にお入りいただけます)。

3)受付では、1枚研究パンフレットをお取りください。五十音順に並んだネームタグからご自身のお名前を見つけていただき首にかけ、ロビー右手の階段から2階の体育館へ向かってください。

4)ネームタグの裏にある番号の体育館のテーブルで授業開始時間(13:30)までおくつろぎください。お荷物は体育館のご自身のテーブルの座席に置いていただいて結構です。

*貴重品は必ずご自身で管理していただきますようお願いいたします。

5)13:30-15:00(1-1、4-1は13:30-14:15)の授業をご自由にご覧ください。

6)15:15より16:50まで2階体育館で研究協議会を行います。

7)大変時間がタイトで申し訳ありませんが、17:00で体育館を締めさせていただきます。ご協力をお願いいたします。ご質問はクロージングおよびWebサイトにあるフォームからお送りいただければ、後日必ず回答いたしますので、ご安心ください。

    葛飾区立東金町小学校(校長:河村 麻里)は、2024年10月22日(火)13:00-17:00にパナソニック教育財団特別研究指定校として研究発表をいたします。 

    研究主題は「日本型教育実践とICTを利活用したSTEAM型教育をベストミックスした令和の学びのスタンダード化の実現」。約10年ぶりに東京都の公立小学校として特別研究指定校となった東金町小学校は、公立小学校としてICTの活用と探究をどこまでできるのか。今までの成果はもちろん、これまでの苦悩とそれを乗り越えた工夫などの過程を報告します 

探究につながるカリキュラムの開発
-探究を学びとして成立させる挑戦とその過程を共有!-

    葛飾区立東金町小学校は、区のプログラミング教育推進校の指定と校舎の建て替え、新型コロナウィルスによる閉校などをきっかけに、今年度まで学校全体で研究を進めてきています。本校ではこれまで「STEAM教育」、児童が主体となって学習計画を立て学習に取り組んで振り返り修正していく「アジャイル教育」について研究してきました。そして、今年度はこれまでを統合して習得から探究へつなぐ「習得-活用-プロジェクト-探究」のカリキュラムの開発について研究しています。詳細は特設サイトで写真とともに事例も紹介しています。

    単なる「調べ学習」にとどまらない「探究」を従来の学校の学びとつなげ、学習として成立させることを目指しています。公立小学校が、主体的・対話的で深い学びを実現するために経てきた苦悩と、それを乗り越えようとしている過程を発表いたします。

【第 49 回パナソニック教育財団特別研究指定校研究発表】
開催日時:2024 年 10 月 22 日(火) 13:00-17:00(公開授業 13:30〜)
開催場所:葛飾区立東金町小学校(〒125-0041 東京都葛飾区東金町1-33-1)

   1年生は「読み」「書き」「計算」という基礎を身に付けることが重要です。それに加えて、【習得】で身に付けたものを少しずつ【活用】や【プロジェクト】で発揮する場面を設定することが大切になります。

「1年生の【活用】とはどのようなものか」をテーマに、1年生国語科の教科書の単元間で【習得】から【活用】へのグラデーションのある指導を提案します。

   今まで学習してきた面積の知識を活用して、L字型の図形の面積を求める問題に児童らが取り組みます。

「一人ではできなくても友達と一緒ならできる!」

「一人では気付けなかった作戦にも気付ける!」

対面を生かしてトリオで、ICTを生かしてオクリンクプラスで、互いの考えや作戦を共有して問題解決に取り組みます。 

   4月から7月まで「自分の好きをトコトン!」をテーマに探究してきました。しかし、7月の発表では調べ学習から脱却するに至りませんでした。

この反省を生かして、先生が夏休みに探究をしてそれを児童に共有して探究のイメージを児童に持たせたり、夏休み明けに複数の場所から児童が自分で選択するワークショップを実施したりします。そこから、探究のタネを見つけます。
    3・4年生は今までもくもくタイム(個人)で探究に向かってきましたが、その中で「友達に伝わる文章」でまとめるということを徹底してきました。そこで、当日は友達に今まで探究してきたことを伝えてみる時間(もしもしタイム)を設けてみようと試みます。


    授業公開の後は体育館で研究協議会を行います。児童主体の学びを目指している先生方が参加してくださる本研究協議会を、一斉教授型で行うのはもったいないと考えました。

そこで、ジグソー法で参加型の研究協議会を開催することにいたしました。プログラム(暫定版)は以下のとおりです。

【プログラム】

13:00〜              受付開始

13:30-15:00     授業公開(1年生国語、4年生算数、5・6年生総合)

〜15:15        フォーム記入(研究に関する質疑応答)

15:15-15:30   東金町小学校の研究のあゆみ

15:30-15:50 ジグソー法で協議会①(習得・活用・プロジェクト・探究)

15:50-16:20 ジグソー法で協議会②(習得・活用・プロジェクト・探究)

16:20-16:50 講演(東京学芸大学 北澤武 教授)

-17:00     クロージング(事後アンケート)

ジグソー法でおとなも主体的に学ぶことを経験-

    本校の研究は本校の教員が主体的に教員同士で教え合い・学び合うことによって成り立っています。

私たちが児童主体の学びを研究していく過程で、児童らは私たちに教え合い・学び合っているのか教えてくれました。

そこで本研究協議会では、ジグソー法を活用して【習得】【活用】【プロジェクト】【探究】のそれぞれの学びを手分けして主体的に学び、それらを共有するために教え合い・学び合うことを経験してもらいたいと思います。

ジグソー法はコミュニケーションや新たな発見、チームビルディングに良いとされる一方で、コミュニケーションがうまく取れないと学習効果も下がることが指摘されています。コミュニケーションをたくさん取りながらおとなが教え合い・学び合えることを楽しみにしています。

    本校では、パナソニック教育財団より研究助成を受けています。金銭面の支援だけでなく、講師の紹介や学ぶ場の提供をいただいております。
    具体的には、2022年度に1年間「一般研究指定」を受け、ステップアップする形で2023年度より2年間「特別研究指定」を受けて研究しています。

〒125-0041
東京都葛飾区東金町1-33-1
(JR金町駅・京成金町駅より徒歩7分)
TEL:03-3267-1411
FAX:03-5699-1416