刃物は研ぎながら使うもの。研ぎなしには刃物は本来の切れ味を発揮できません。刃物文化は刃物作りと研ぎの両方があって成り立っています。そして日本の食や建築などの文化は優れた刃物と一緒に発展してきました。
しかし、近年は一般家庭のみならず、刃物を仕事道具に使う職人さんですら研ぎに疎い方が多くなっていると聞きます。刃物本来の切れ味を知らずに使い続けると仕事の質と効率は下がり、使い方すらおかしくなってしまいます。
そんな現状を少しでも改善する力になれればと活動をしています。研ぎのお手伝いをすることで刃物本来の切れ味を知って頂き、研ぎ方を伝えることで研ぎながら使う習慣を取り戻して頂きたい。
私、井上はふだん皆さんが使われている刃物が実はこんなに切れるんだ、ということを知ってもらいたいと思い、ローカルな活動を愛知県丹羽郡を中心に行っています。刃物研ぎは20年以上前に始め、好きで続けているうちにそれなりに研げるようになってきたため、このスキルを活かして刃物が切れなくて困っている人を助け、日本の刃物文化を大事に思う人が増えることを願って活動を始めました。
近所の研ぎ屋さんのような感覚で気軽に便利に頼って頂けますと幸いです。
刃物研ぎます 井上 信一郎