白翁会 について-笠原白翁の業績

白翁会は、旧福井医科大学医学部医学科、看護科(1978年-2003年、看護科設置1997年)、福井大学医学部(2004年から現在)の同窓会組織です。白翁の名称は、江戸後期の福井の医師、笠原白翁に由来します。白翁は高い死亡率の天然痘を防ぐため、牛痘を苦労して福井に持ち込み、めっちゃ医者(めっちゃは、福井弁であばた、天然痘を蔑む語)と呼ばれながらも、多くの命を救ったのです。白翁の名は白神に由来します。白神(ハクシン)はラテン語のハクシーネ(ワクチン、註1)の宛字です(1,2)。福井で医学を学んだ同窓生は、白翁の精神を受け継ぎ、目の前の患者を救うために、情報を得、研鑽を積み、実践によりその使命を全うし世界に伍していくことを誇りにその同窓会に白翁の名を冠しています。