地球システム・倫理学会の「研究例会」
地球システム・倫理学会の「研究例会」
■日 時:2025年09月06日(土) 16時00分〜18時00分(開場:15時45分)
■会 場:麗澤大学新宿キャンパス(東京・西新宿「新宿アイランドタワー」4階)およびZoom
■講 師:後藤 敏彦 サステナビリティ日本フォーラム理事・特別顧問
■テーマ:サステナビリティ経営と新しい世界秩序の模索 資料①(全67頁) 資料②(全11頁)
■要 旨:地球システム・倫理学会の研究例会では学問的な研究発表が多い中で、2年に一度ほど「現実の企業が直面している課題とサステナビリティ」に関して報告してきた。今回も企業が直面している気候変動等々の大課題に対する世界的な対応について報告する。それらに対しては、21世紀に入ってからは金融の動員が進められてきているが、それに伴い適切な金融配分には企業の情報開示が欠かせないということから、企業(事業会社)は現在、世界的にサステナビリティ関連の情報開示の大嵐に曝されている。しかしながら、真に企業に問われているのは情報開示ではなく、サステナビリティに関する取り組み自体である。しかも問われているのは、単に自社だけでなく、バリューチェーン全体での取り組みと立ち位置であり、それらを戦略立案から実施、結果の責任までを担うコーポレート・ガバナンスである。バリーチェーンについては、この数年の間に世界的な定義が固まってきており、バリューチェーン全体での地政学・地経学的観点も確実に視野に入れることが求められている。一方で世界は、第二次世界大戦後の自由貿易体制に大きな揺らぎが来ており、ブロック経済化の懸念や自由貿易体制崩壊の危機さえあり、これも企業活動には極めて大きな影響を与えている。そうした中で、世界は様々な形で新しい秩序を模索している。今回はその中の一つだけ国連の「the Pact for the Future」を紹介する。
■略 歴:後藤 敏彦(ごとう・としひこ) 1941年、愛知県生まれ。1964 年、東京大学法学部卒業。 NPO法人サステナビリティ日本フォーラム理事・特別顧問。地球システム・倫理学会常任理事、NPO法人日本サステナブル投資フォーラム理事・最高顧問、(一社)グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン業務執行理事、NSC(ネットワーク・サステナビリティ・コミュニケーション)共同代表、認定NPO法人環境経営学会特別顧問(元会長)、(一社)レジリエンスジャパン推進協議会理事、(一社)環境パートナーシップ会議理事、認定NPO法人アースウォッチジャパン理事、環境省事業//民間事業者の気候変動適応の取組手法に関する検討会委員など、複数の委員会の委員、座長、国土交通省・経産省の委員会委員などを務めてきた。元GRI運営委員・理事、元ISO14000sエキスパート(国際委員)として多数の国際会議に参加。『環境監査入門』(共著)他、著書・論文・講演多数。
■「研究例会」には、当学会に未加入の方も、来場ないしはオンラインで参加頂けます。当学会に未加入の方が来場して参加される場合は、当日、会場受付にて資料代として1,000円お支払いください。(ただし学生・院生は無料です)
■「研究例会」に先立ち、14時30分から15時30分まで「理事・評議員会」を開催します。「理事・評議員会」は、当学会の理事・評議員のみの参加となります。
■「研究例会」および「理事・評議員会」への出欠を、こちらのフォームで、2025年08月28日(木)までにご回答下さい。08月29日(金)以降に参加を申し込まれる場合は、学会事務局長(犬飼孝夫)宛にメールでご連絡ください。メールアドレス:tinukai@reitaku-u.ac.jp
■オンライン(Zoom)で参加希望の方には、開催前日までにZoomのURLとパスコードをお届けします。前日までにURLとパスコードが届かない場合は、学会事務局長(犬飼孝夫)宛にメールでご連絡下さい。メールアドレス:tinukai@reitaku-u.ac.jp
■来場に際しては感染症防止に十分ご留意下さいますようお願い申し上げます。
更新日:2025年09月01日