1. はじめに
ドイツ近代哲学研究会は、研究会を安心で創造的な対話の場とし、すべての参加者が自由に研究・議論に取り組める環境を確保することを目的として、以下のハラスメント防止ガイドラインを定めます。
2. ハラスメントの定義
ハラスメントとは、個人の尊厳を傷つけ、安全かつ自由な活動環境を損なう言動全般を指します。明示的な攻撃だけでなく、繰り返される不快な言動や、無自覚な差別的発言も含まれます。
2.1 パワーハラスメント(権力的不均衡を背景とした不適切な言動)
教育・職務上の立場、年齢、性的指向や性自認、信仰の有無、身体的・精神的障害、人種・民族、日本国籍の有無など、優越的関係を背景にして行われる不適切な言動で、活動環境に悪影響を及ぼすものを指します。
具体例:
殴打・足蹴り・物を投げるなどの身体的攻撃
激しい叱責、公の場での人格否定、罵倒メールの送信などの精神的攻撃
私生活への過度な干渉、性的指向や病歴の無断開示などの個人情報侵害
2.2. セクシャルハラスメント(性的言動による不快・脅威)
セクシャルハラスメントとは、性的な言動により、相手に不快感や精神的苦痛を与える行為、あるいは性的な関心・関係の有無をもとに相手を差別的に扱う行為を指します。
具体例:
容姿や服装に関する性的(と受け取られかねない)コメント
不必要な身体接触や、性的な関係を示唆する発言
性的・恋愛関係を示唆する噂の流布、性的指向を揶揄するような発言
3. 注意すべき言動の具体例(未然防止のために)
議論や交流の中で、たとえば以下のような点に注意し、他者の尊厳を損なわないよう配慮しましょう。なお、以下は例であり、それに限りません。
質問は対話の一環であることを意識すること
質問は、相手の立場を尊重しつつ理解を深める目的で行いましょう。自説を押し付けたり、相手を問い詰めたりするための「パフォーマンスの場」にしないことが重要です。
語尾・言い回しに注意する
同意を押しつける語り方や、「常識的に考えて」「普通は」といった前提づけは、相手を萎縮させる可能性があります。「教育的配慮」があるとしても、相手の自己肯定感を大きく損なう可能性がある言動は避けましょう。
「知らないの?」「勉強不足では?」などの評価的発言は控える
知識や立場の違いを尊重し、否定的な評価よりも建設的なやりとりを心がけましょう。
ユーモアや軽口でも慎重に
冗談や軽いからかいであっても、相手にとって侮辱や差別と受け取られる可能性があることを忘れず、慎重に振る舞うこと。
*本研究会は委員会や公式の処分制度を持っていません。そのため対応は制度的に行うことはできませんが、場を安心して続けるために、困ったときや気になることがあれば、遠慮なく運営メンバーにお声掛けいただくか、運営メールアドレス(german.philosophy.18[at]gmail.com)までお問い合わせください。