3.街路樹の効能
効用1: 交通の安全
1)視線誘導 : 走行路線に沿った運転手の視線を誘導する
2)明暗順応 : トンネル・覆道出入り口部の明暗差を緩和する
3)遮 光 : 対向車などのライトからの眩光を防止する
4)交通の分離 : 中央分離帯や歩道と車道などの交通を分離し、安全を図る
5)防風・防雪による安全確保 : 防風林や防雪林で風の軽減や吹きだまりを解消する
効用2: 修景効果
1)風致美観の向上 : 樹木により都市景観を向上させる
2)沿道景観との調和 : 樹木と自然景観の調和を図る
3)通行の快適性: 「 みどり」を浴びることにより、快適さを向上させる
4)自然の回復 : 失われた自然の再現、回復を図る
5)風土性の演出 : 地域の風土性の発現とともに季節の美しさを表す
6)ランドマーク : 地域の保存樹、大きなシンボルとなる木は、道路の指標や景観の象徴となる
7)街路樹があると街路景観が向上し、運転者や通行人にやすらぎを与える
効用3: 環境の保全
1)雨や陽射しを遮り、快適な歩行を助ける
2)ヒートアイランド現象を防ぎ、地球温暖化を防ぐ為に役立つ
3)騒音の緩和 : 車の騒音と建築物などへの反射音を吸収すして騒音を軽減する
4)大気の浄化 : 汚染物質(窒素酸化物など)吸着する、二酸化炭素吸収し酸素を供給する
5)微気象の緩和 : 緑陰を提供するとともに、気温や路面温度の上昇を防ぐ
6)防 火: 火 災の延焼を防止する効果がある
7)炭素の固定 : 根や幹に炭素を蓄積し、温暖化を防止する効果がある
8)法(のり)面の保護 : 木本導入による緑化の立体的効果を出すことができる
観音台のアオギリ並木にも言えることです。頑張ってますね。
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 森林研究本部 林業試験場作成資料などから作製
https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fri/kanko/fukyu/gairoju/gairoju03.pdf
*岐阜県は平成7年に全国初の「大気環境推薦木」を選定しました。
これは大気浄化能力の高い樹木のことで、アオギリ他35種が選定されています。(http://www.city.gifu.lg.jp/secure/12044/24.pdf)