5. 今後の取り組みはこれ 調べてわかってきたこと
●自治会役員会はアオギリの現状調査、街路樹や環境の緑化など街づくりの観点からつくば市が市民に公約している、より良いつくば市作りの行政施策計画及びその裏打ちとなる法律の調査を行いました。さらに、総会などで「アオギリ並木は清掃しにくい枯れ葉の元なので伐採したら良い」などという多くの自治会員の意見を再検討するべき、「街路樹の効用」についても調べました。
5. 今後の取り組みはこれ 調べてわかってきたこと
●自治会役員会はアオギリの現状調査、街路樹や環境の緑化など街づくりの観点からつくば市が市民に公約している、より良いつくば市作りの行政施策計画及びその裏打ちとなる法律の調査を行いました。さらに、総会などで「アオギリ並木は清掃しにくい枯れ葉の元なので伐採したら良い」などという多くの自治会員の意見を再検討するべき、「街路樹の効用」についても調べました。
●その結果、これまで自治会会合で現役員も含めて心を占めていた「厄介な枯れ葉」問題が3月ころの秋冬の枯れ葉の時期の直後に開催された会合での正直な意見であり、真夏から秋にかけての強い陽射しを遮り道路に影を作ってくれること、ヒートアイランド現象を緩和していること、さらに緑多き住宅地というだれでも求める落ち着いた街並みという要望に、現在の観音台のアオギリ並木が提供してくれていることに気づきました。
●さらに、つくば市の施策として公開されている計画書を調べると、観音台のアオギリ並木はつくば市が求める緑豊かな「スマートガーデンシティー」の構想にもフィットしたものであり、アオギリ問題を考えること自体が市の「景観まちづくり」の考えに沿ったものであることが明らかになりました。
●すなわち、観音台のアオギリ並木は保存すべき大切な環境資源であるということなのです。
しかし、秋の落葉の清掃や電線への接触、長く伸びた枝の通行障害などは住民にとっては大きな問題です。それでは、緑豊かな街づくりやアオギリの環境機能を考慮した対応策はあるのでしょうか?
自治会役員会が考えた解決策は以下のとおりです。
1)秋 の落葉対策:これは落葉の季節直前までに葉を刈り取ってもらうことを市に強く要請します。この要請はつくば市の「つくば市未来構想」などの街づくり施策に合致するもので、施策の推進のために対策予算を支出することは当然だからです。市の担当課が動かない場合には、市長、市議会にも要請します。
2)道路清掃:枯れ葉などについては落葉後に速やかに道路清掃をしてもらうように強く要請します。
3)ア オギリの剪定:枝の剪定の仕方を含めて、樹木の専門家の意見も得て、適切な時期に適切な選定を
してもらうように強く要請します。
4)病害虫対策:街路樹のメンテナンスには当然経費がかかります。つくば市として害虫駆除などを含めて観音台地区の適切な環境整備計画を立てて、住民に提示してもらうようにします。東大通や筑波山近辺だけの景観街づくりは全く不十分です。観音台第二自治会のように市の緑化計画、街づくり計画を理解して協力しようという官民連携した環境づくりはつくば市全体の環境をより良くするものと考えます。
5)根による舗装道路の凸凹:歩行、車いすや自転車走行に支障が出る凸凹についてはつくば市に道路整備の要請をします。
6)アオギリの並木道と羽成公園を一体化してつくば市の誇る景観住宅地として位置づけさせる:このことを市に対してアピールし、つくば市の観音台地域に対するメンテナンスの支援をより厚いものにする.
十分な環境整備予算を出すように市に働きかけをしていくべきなのです。
2016年10月8日版