この場所から何人もの背中を送り出す
そんな光景に思いを馳せた
霧の中木道を歩く
足音・呼吸・感慨
全てが空に吸われていった
綺麗な山と、綺麗な畑
対極な自然が北海道を象徴していた
朝霧に包まれた朝六時
柔らかなひと時を
柔らかな湧き水と共に楽しむ
霧の光の中で
物思いにしばし耽る
サロベツ平野を走り抜けると見えてくる
雄大に回る一直線の風車
爽やかな夏の風を受けて
世界を一目で見渡せる気がした
誰か居るようで、誰もいない空間
強い日差し 吹き抜ける風
旅と旅の交差点に立っていた
緑の中を抜ける赤い橋
自然と人間の戦いの証だけれど
調和しているように見える不思議