災害・有事への対応シミュレーションから考える共同性の検討
災害・有事への対応シミュレーションから考える共同性の検討
本ウェブサイトは、東洋大学社会学部二部社会学科で2024年度に開講された社会学演習Ⅲ(松崎ゼミ)の授業を通じて取り組んだプロジェクト報告をまとめたページです。
2024年1月に発災した能登半島地震を受け、私たちが暮らす地域で災害や有事があった際に、どのようにその地域の中で災害や有事に向き合っていくことができるか――防災や備えの観点だけではなく、多様な人が暮らす地域でどのように、互いを思いやり、配慮しあって、課題に向き合うことができるのか、共同性への検討を深め、私たちが生きる社会のありようを再考することを目指しました。
災害時に鉄道など公共交通機関はどのように運営されていくことになるのか。素朴な問題意識から立ち上がったプロジェクトは、いかに己を守ることができるのか、といった視点に問題意識が展開していきます。
文京区の地域の地理的・文化的・歴史的特徴を、せっかくなら楽しみながら学ぶ仕掛けをつくりたい!
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日本は天災大国。それゆえさまざまな災害に備えて各自治体でハザードマップを作成しています。ですが、若干使いにくいし、参照までのハードルが高い。そうした問題意識から、自分たちが暮らしたり、かかわる地域をどんなふうに注目しうるか、フィールドワークを通じてまとめています。
自然災害や有事に直面した時、一時的に避難所に移ったり、慣れない場所でその場をしのぐことが求められることがあります。普段、日常を共にしない誰かと同じ場を共有することは、時折、ストレスの原因にもなることがあるでしょう。
そんな張り詰めた緊張をほぐし、童心にかえることができるような提案はできないか、というところからプロジェクトが展開しています。
私たちが暮らす地域は、古くからその地に住み親しんできた人も、新しく転入してくる人たちもいて構成されています。住まいは別にあっても、その地域に通学・通勤しているような人もいます。自治会に入るかどうかも、任意で決められるなか、必要な情報は必要な人に行き届く状況にあるのか?そうした問題意識からオンライン回覧板の構想を進めてきましたが、地域の共同性に対する問いは、思いがけず深い議論へと発展していきました。
東洋大学社会学部二部社会学科 社会学演習Ⅲ(松崎ゼミ)
2024年度 プロジェクト報告(PDF版)