このホームページは、大学で英語を教える教員と情報科学を担当する教員とが協働で、理系、特にSTEM専攻の大学生、大学院生が英語で学会発表をする際に役立つ手順をまとめたものです。内容は、以下のテーマの研究結果と考察に基づいています。以下は研究についての概要です。
詳しくは、科研費研究「英語教員と専門科目教員の協働によるSTEM(数理科学系)英語教育開発と効果検証」の研究者向けページをご覧ください。
STEM専攻の学生は、大学での授業や研究において、あるいは卒業してから、英語教育においてどのようなニーズを持っているのかを、3方向から調査を行いました。まず学習者本人が、英語の必要性をどう認識しており、思っているのかを調査しました。一方、彼らの先輩としての、専門科目教員からは、どのような英語を習得してほしいのか、また、英語教員の立場からは何を期待するのか、調査を行いました。
STEMの学生が、国際学会やイベントにおいて英語での意思疎通を図る際、どのような状況でどのような問題に直面するかを明らかにすることを試みました。学会やイベントにおけるコミュニケーションについて、口頭発表、ポスターセッションやスモールトークなどについて振り返ってもらい、準備にとりいれるべき要素を可視化しました。
研究テーマ2に基いて2022年、2023年と、海外国際学会発表を控えた学部生、および大学院生を対象の発表準備ワークショップを計画し試行いたしました。学会発表後に、ワークショップで有益だったこと、不足していたと思われることについて振り返ってもらい、ワークショップ内容を修正する参考としました。