機械エネルギー制御工学研究室(通称:エネ制)では、エネルギーの未来をデザインする最前線で研究を行っています。反応性熱流体・輸送現象・ダイナミクスを基盤とし、持続可能な社会の実現に向けて、エネルギー変換や制御技術のアップデートと創出に挑戦しています。
カーボンニュートラル社会の実現や循環型社会の推進に貢献する研究として、バイオマスエネルギーの研究や廃プラスチックのアップサイクル、新しいエネルギー利用技術の開発など、私たちの研究は未来のエネルギーを創造し、次世代のライフスタイルを支える重要な役割を担っています。
エネルギー問題を解決し、社会を動かす技術に興味があるあなた、「エネ制」で、未来のエネルギー技術を共に切り拓いてみませんか?
研究とは、まだ世の中で誰も知らないことを明らかにする、または、誰も見たことがないものをつくるというチャレンジングな活動です。そもそもが「めっちゃ難しい」ので、うまくいかないこともありますが、まずは気軽につきあってみましょう。不安に思うこともあるかもしれませんが、研究室には一緒にがんばる仲間もいますし、教員がしっかりサポートしますので、安心して「分からない」を楽しみましょう!
卒業・修了の要件のためには、限られた時間で成果を出すことも求められますが、それ以上に、研究活動を通して様々な経験をし、見聞を広め、自らの大きな成長の機会にしてほしいと願っています。
これまでに学んだ機械工学の知識・考え方を具体的に活用し、ひとり1テーマの研究を行います。研究テーマや方向付けは指導教員と相談しながら決めます。約1年は長いようで短く、限られた期間で研究をテーマ設定からスタートし、論文を完成するゴールまで辿り着くのは大変ですが、研究室のイベントを中継地点としてがんばっていけば大丈夫です。研究室の仲間とも励まし合いながら、自分なりの答えを見つけられるよう、試行錯誤をしてみましょう。
卒業研究を経験した大学院生は、工学研究に求められる「新規性」「有用性」「独自性」といった研究の質を高めていくことを意識して約2年間かけて修士論文を完成させます。また、ひとりの研究者として国内外の学会での研究成果発表や査読付論文投稿が推奨されます。そのためには、より総合的な研究への理解が求められます。指導教員との個別ミーティングだけでなく、合同研究会などに積極的・主体的に臨み、ディスカッションを通して研究を磨いていきましょう。
博士号は、世界共通の学問的専門性を証明できる資格です。したがって、博士号を取得するには、世界レベルの評価を受けた研究を行う必要があります。具体的には、研究と並行して、成果を国内外の学会で発表するだけでなく、英文の「原著論文」を国際ジャーナルに投稿し、専門家からの査読に応えて掲載を勝ち取るプロセスを経る必要があります。また、研究者として独り立ちする「免許皆伝」を得るには、自ら課題を発見し、それを解決するための方策を提案することも求められていますが、指導教員のサポートを受けつつ「補助輪付自転車」を漕いでいってください。
コアタイムはありますか?
ありません。
研究室にはどのくらい行けばいいですか?
コアタイムはありませんが、平日の日中(一般的に人が働いている時間)に来てほしいです。特に実験系の場合は、安全管理や物品発注などの観点から上記時間帯に来ることを強く推奨します。
アルバイトはできますか?サークルは続けられますか?
禁止していません。ただし、研究活動の妨げにならないように十分に自己管理してください。
研究室内で講義や演習のTA(ティーチングアシスタント)や研究補助のアルバイトで雇用することもあります。
学会で発表しないとだめですか?
大学院生は学会で発表することが必須要件になった単位があります。ぜひ履修してください。
学会発表する際の金銭的な負担はどうなっていますか?
原則、大学の旅費規程に則って研究室から旅費を支給します。
英語が苦手ですが大丈夫でしょうか?
学術論文などで使われる英語は比較的シンプルで、専門用語を調べながら慣れてくれば案外読みこなすことができます。また、機械翻訳やAIなどの便利なツールを活用してかまいません。
でも、やっぱり英語の基礎力がないとツールの使いこなしに限界が来るのでTOEICや英検など就職活動で使える資格を活用しながら、自分で勉強することをオススメします。
プログラミングが苦手です。
研究室でPaizaラーニングなどオンラインのプログラミング学習コースを利用します。短い動画を見ながら学べます。
また、研究のはじめには過去の先輩のコードを読んでみて、なにをしているか理解しながら進めるとよいです。分からなかったら先輩や教員に相談してください。