役立ちTips集
毎回の振り返りシート
使用タイミング ▶︎ 毎回の授業後
相互フィードバックシート
使用タイミング ▶︎ 中間発表・最終発表
中間発表フォーマット
使用タイミング ▶︎ 中間発表
評価用ルーブリック
使用タイミング ▶︎ 学校ごとに設定
毎回の振り返りシート
毎時間、何に取り組んだか、うまくいったところ・いかなかったところはどこか、どのように改善するかを記録することを通して、今の自分の立ち位置を認識し、次の活動への見通しをもつことが重要です。
クラスの一覧から取り組みを参考にしたり、自分の進捗を客観的に見たりすることができます。
【使い方】
生徒全員で毎回の振り返りシートのファイルを共有します
自分の名前の行に、その日の活動についての振り返りを記入します
日ごとに1シートの構成になっているので、必要な日数分シートをコピーしましょう
【振り返りの項目】
今回取り組んだこと・できたこと
今回できなかったこと・見えてきた問題点
自分のどんな力が役立ったのか、もっと自分の力を伸ばすにはどうするか
問題点もふまえ、次回取り組むこと
今回取り組んだファイルのリンク
探究が終わったタイミングで毎回の振り返りシートの蓄積を見返すことで自分の成長を見取ることもできます。
相互フィードバックシート
発表は大切な学びの時間です。聞き手からの質問やフィードバックは、自分の探究をブラッシュアップする機会となります。また、聞き手にとっても発表内容を参考に、自分の取り組みを振り返る機会にもなります。
発表者、聞き手が積極的に参加できる時間となるよう、相互フィードバックシートを活用しましょう。
【使い方】
1つの発表に対して1つのファイルを使用するので、発表グループ数または発表者数分ファイルをコピーして、準備をしてください。
中間発表や最終発表時に相互フィードバックシートを聞き手に共有します。聞き手1人につき、1スライドとなっているので、適宜コピーしてスライド枚数を増やして使ってください
発表中に、聞き手は発表者の相互フィードバックシートを開き、「わかったこと」「疑問や質問」「アドバイスや提案」をリアルタイムに記入します
時間に余裕がある場合は、発表後に相互フィードバックシートに書かれた内容を発表者自身がその場で確認し、質問に回答したり、アドバイスや提案に対して意見交換する時間をもつと、より探究の質が深まります。
【 相互フィードバックシート 】
中間発表フォーマット
探究学習では、全期間の真ん中あたりに中間発表の機会をつくるのが一般的です。中間発表では、その時点までにやってきた探究の経緯やわかったこと、現時点での主張や最終成果の見通しなどについて、発表します。他の生徒や教員からのアドバイスをもらって、足りない情報を収集し直したり、情報の整理・分析の仕方を再検討したり、主張や意見、解決策などを見直したりします。場合によっては、課題そのものを修正することもあります。
1-1 発表前の準備:これまでの成果をまとめよう
中間発表のために、これまでの探究を振り返って、以下についてまとめます。
設定した課題
課題を設定した理由
探究の方法
今までに得られた成果
現状の課題や今後の予定
別途、提示できる資料やデータなどがある場合はスライドに追加し説明することで、聞き手がより活動のイメージをしやすくなります。
【 スライド 3 】
1-2 発表後の振り返り:問題点と対応方針を明らかにしよう
① 中間発表では、他の生徒や教員からフィードバックやアドバイスがもらえます。それらをもとに、現状の問題点を整理します。
② 問題点に対して、どのように対応するか検討します。
中間発表で相互フィードバックシートを活用する場合は、自分の発表に対する相互フィードバックシートの URL を貼り付けることで、何を根拠に問題点を洗い出したのか、後で振り返りやすくなります。
各問題について、いつまでに対応するかを決め、「課題の設定」で作成した「探究スケジュール」を修正することで、より見通しをもって今後の探究を進めることができます。
【 スライド 4 】
評価用ルーブリック
探究学習における生徒の取り組みは、ルーブリックを使って評価できます。成果物ができてから評価するだけでなく、事前にルーブリックを示すことで、生徒が見通しをもって探究に取り組むことができます。
また、Google Classroom のルーブリック機能を使うことで、評価結果をClassroom 上に蓄積することができます。探究のプロセスや振り返りなど、多様な場面で使えるルーブリックのテンプレートをご用意しましたので、学校や生徒の実態にあわせて活用してください。
【テンプレートの種類】
※それぞれをクリックすることで、テンプレートをコピーできます
Classroom 上では、教員が生徒の取り組みを評価できますが、加えて生徒自身で自己評価することや、生徒同士で相互評価することで、自分たちの取り組みを客観的に見ることができて、効果的です
採点基準を明確にすることで、教員の採点作業の効率化と、生徒の学びの質を向上させることができます。ルーブリックは、学校や生徒の実態にあわせて微調整し、改善しながら完成形を目指しましょう
【 Classroom からルーブリックを設定する手順】
事前準備 …テンプレートを活用しながら、スプレッドシートでルーブリックを作成
1 … Classroom の[授業]のタブから[+作成]をクリックし、表示されたメニューから[課題]を選択
2 … [タイトル][課題の詳細]を記入したうえで、課題ファイルを添付し、[各生徒にコピーを作成]を選択
3 … 画面右側の[対象][点数][期限]を設定
4 … [+ルーブリック]をクリックし、[スプレッドシートからインポート]を選択し、事前準備で作成したルーブリックのファイルを選択
5 … Classroom 画面でルーブリックが表示されたら、[保存]をしたうえで、[割り当て]を押して生徒に課題を配信
スプレッドシートの入力箇所に空欄があるとエラーになってしまうため、インポートの前にいらない行は削除したり、未記入のセルがないかきちんと確認したりするとよいでしょう
ルーブリックを設定した課題を配布すると、教員だけでなく課題を提出する生徒側でも評価基準が確認できます
【Classroomからルーブリック評価を投稿する方法】
【生徒画面】ルーブリックの確認・課題の提出方法
Classroom の課題配信画面からプルダウンメニューをクリックし、ルーブリックの評価基準を確認
【教員画面】課題の評価・返却方法
[授業]タブから、[課題を確認する]をクリックし、右側のルーブリックメニューの評価基準を確認しながら、提出課題を項目ごとに採点
[返却]をクリックすることで、生徒に採点結果が返却