動物を巡る生態学

企画者

植村 洋亮(北海道大学)宇野 裕美(北海道大学中臺 亮介(国立環境研究所)、村中 智明(鹿児島大学)

後援

一般社団法人日本生態学会・関東地区会

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました🙇

【ご連絡】 

参加申し込みいただいた方へ

2022/04/28/15:00(JST)、皆さま宛へ イベント当日のZoom会場のリンクと講演最中の質問・その後の議論用のSlackワークスペースへのご招待リンクを含めたメール(送信元ドメインelms.hokudai.ac.jp)をお送りいたしました。また、後半のグループディスカッションへご参加いただける方にはグループ分けの表に関するメールも5分後にお送りしております。もし、メールが届いていない方がいらっしゃいましたら、植村(uemura.fish@gmail.com)までお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。

2022 年 5 月 7

オンライン開催

入場開会 13:00〜

Zoom 会場

13:00 - 14:40 第 1 部講演パネルディスカッション  

14:50 - 16:50 第 2 部:グループディスカッション        

17:00 - 18:00   二次会若手の交流促進について懇親会)

13:00 - 13:05

企画趣旨説明

植村 洋亮北海道大学

13:05 - 14:40

講演題目と講演者(各講演 10 分, 敬称略)


動物言語学の創出と展開

鈴木 俊貴(京都大学 白眉センター・特定助教)

豊かな森に暮らす変な類人猿ボノボ

徳山 奈帆子(京都大学 野生動物研究センター・助教)

海棲爬虫類にみられる内温性 体のサイズと代謝速度に着目して

木下 千尋(名城大学・日本学術振興会特別研究員 PD)

夜間の捕食者が訪花ガ類に与える影響

阪上 洸多(兵庫県 加西農業改良普及センター

熱帯のダム湖における食物網構造と巨大淡水魚のニッチ

目戸 綾乃(京都大学日本学術振興会特別研究員 DC2

河川性魚類の分布メカニズム種間競争環境要因、および両者の相互作用

植村 洋亮(北海道大学・日本学術振興会特別研究員 DC1)

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パネルディスカッション(質疑応答含む 40 分)

進行
中臺 亮介(国立環境研究所)、植村 洋亮(北海道大学)

コメンテーター
宇野 裕美(北海道大学)

14:40 - 14:50

休憩時間

14:50 - 16:50

グループディスカッション

参加者を6グループに分け、参加者が一人10 分ほどの研究紹介を行い、交流を図る。一巡した後、参加者のメンバーを変え、2 回目を実施する。Zoom のブレイクアウトルーム、Slack を利用して実施

進行
村中 智明(鹿児島大

16:50 - 17:00

休憩時間

17:00 - 18:00

オンライン化での若手の交流促進についての議論懇親会

企  画 の 趣 旨

現在、地球上には150万種を超える動物が暮らしている。動物たちは、時に大規模な群れをなし、時には単独で予想もしない行動を見せる。このように自然界をダイナミックに動き回る彼らの多様な「生きざま」をどうにか捉えようと、研究者も知恵を絞り様々な研究アプローチを駆使している。それ故、同じ動物を対象とした生態学的研究であっても、その視点は個体から個体群、群集まで階層が存在し、個々の研究者が見たい視点に合わせて方向性や手法も多岐にわたる。しかしながら、残念なことに、現状ではそのような研究者同士が分野を越えて互いの研究に触れ議論する場は限られている。

 本シンポジウムでは、まず、様々な分類群の動物の生態学的研究を行う幅広い分野の若手研究者に自身の研究を発表していただき、今後発展が期待されるテーマなど未来への展望について語っていただく。そして、パネルディスカッションでは、発表者を中心に聴衆の方々を交えて普段関わりが少ない分野間の交差点や互いの分野間への疑問について議論する。最後に、参加者を小グループにわけ、参加者間で研究紹介やそれに関する質問や議論を重ねるグループディスカッションの時間を多く設けることで、これまで話したことのない若手研究者間の交流の機会を設ける。

 講演はZoomでの開催を予定しており、グループディスカッションにはZoomのブレイクアウトルーム機能を利用する。また、参加者用のSlackを立ち上げ、シンポジウム後でも利用可能な議論や交流の場とすることも予定している。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう学術コミュティの積極的なオンライン化がなされている。その一方で、若手研究者間の交流機会は、いまだ限られている状況にある。このような状況の改善を図るため実施してきた「若手で語ろう!生態学」シリーズの第2弾として今後も他の分野に向けて交流の輪をさらに広げ、若手研究者間の交流機会の創出、ひいては生態学を盛り上げることに繋がることを期待する。