自然史と理論をつなぐ生態学
企画者
上野 尚久(千葉大学)、野口 奨悟(九州大学)、永濱 藍(国立科学博物館)、植村 洋亮(北海道大学)
後援
一般社団法人日本生態学会・関東地区会
ご参加いただいた皆さま、
ありがとうございました!!
ありがとうございました!!
不明な点等がありましたら、上野(mail: takahisa.u(at)chiba-u.jp)までお願いいたします。
2022 年 12 月 10 日
オンライン開催
入場・開会 13:00〜
(Zoom 会場)
13:00 - 14:40 第 1 部:講演・パネルディスカッション
15:00 - 17:00 第 2 部:グループディスカッション
17:00 - 18:00 二次会:若手の交流促進について(懇親会)
13:00 - 13:05
企画趣旨説明
上野 尚久(千葉大)
13:05 - 14:40
講演題目と講演者(各講演 10 分, 敬称略)
ウニをとりまく共生系の研究
山守 瑠奈(京都大学 フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所
・助教)
植物の近縁2種間における花粉伝達が共存に与える影響
森田 慶一(総合研究大学院大学・博士課程5年一貫制後期3年/理化学研究所 iTHEMS・JRA)
植物の開花フェノロジーの多様性: 季節的な変化をどのように種間比較するか?
送粉者の気象応答から環境軸の数が生物多様性ー生態系機能関係に与える影響を考える
夏目 佳枝(東京大学 農学生命科学研究科・博士後期課程 1 年)
種子を食べてしまう送粉者に依存するのはなぜ?-絶対送粉共生の進化の謎に迫る
望月 昂(東京大学 大学院理学研究科附属植物園・助教)
数理モデリングを通して見る生物間の「ゲーム」的関係
伊藤 公一(北海道大学 地球環境科学研究院・特任助教)
データ駆動型アプローチから紐解く遺伝的多様性がもつ創発効果の遺伝基盤
上野 尚久(千葉大学 大学院・博士後期課程 3 年)
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パネルディスカッション( 25 分)
進行
植村 洋亮、上野 尚久
植村 洋亮、上野 尚久
コメンテーター
中臺 亮介、村中 智明
中臺 亮介、村中 智明
14:40 - 15:00
休憩と個別の質疑応答 @Zoomブレイクアウトルーム
15:00 - 17:00
グループディスカッション
参加者を6グループに分け、参加者が一人10 分ほどの研究紹介を行い、交流を図る。一巡した後、参加者のメンバーを変え、2 回目を実施する。(Zoom のブレイクアウトルーム、Slack を利用して実施)
進行
野口 奨悟、永濱 藍
野口 奨悟、永濱 藍
17:00 - 18:00
オンライン化での若手の交流促進についての議論(懇親会)
企 画 の 趣 旨
コロナ感染症の世界的な流行が続くなか、国内の学術コミュニティの多くはいまだオンラインでの実施を余儀なくされ、若手研究者の交流の機会が減少している現状にある。「若手で語ろう!生態学」では、このような状況の改善を図るため、これまでに陸上植物や動物の研究に着目して、若手研究者の参加を募ったオンライン企画を2回実施してきた。本企画シリーズの主な目的は、生態学のさまざまな分野において本会の輪を広げ、若手研究者間の交流機会の創出と生態学に関連する学問分野全体を盛り上げることにある。
第3弾となる本企画では、自然史と理論をつなぐことに焦点を当てる。生態学を含む自然科学では、観察・操作実験・数理モデル・シミュレーションなどさまざまな手法を駆使して、ダイナミックな生命現象を追究してきた。すなわち、同じ生態学的課題を取り組むにあたって、研究者ごとに得意な手法や興味のある手法を選択することができるのだ。しかし一方で、異なる手法を扱う研究者同士が、互いの立場の着想に触れながら、研究を議論する機会が限られていることも事実であろう。そこで、本シンポジウムの第1部では、多岐にわたるアプローチに焦点をあて、幅広い分野の若手研究者が自身の研究を紹介する。また、2名の研究者が数理系研究者と観察・実験系研究者の研究におけるコラボ経験を紹介し、手法の垣根を越えた共同研究の将来性についても議論する。それらの講演と同時に実施するパネルディスカッションでは、発表者を中心に聴衆の方々を交えて、数理モデリングやシミュレーションを駆使して追究すること、または観察や実験を通して追究することの喜びや苦労を共有し、研究アプローチの選び方などを議論したい。パネルディスカッション後の第2部では、参加者を小グループにわけ、グループディスカッション形式で、参加者同士で簡単な研究の紹介とそれに関する質疑応答を行ない、若手研究者間の交流の機会を設ける。