我々の研究室のスローガンはスィングバイ(Swing-By)です。研究室は惑星で所属する学生が宇宙船。惑星の公転速度が遅い、つまり、研究室が活発でないと宇宙船のエネルギーが消えてしまう。また、公転速度が十分にあっても宇宙船が惑星から遠ければ、つまり、学生が研究室から距離を置いていたら、惑星からエネルギーをもらうことはできない。学生がスィングバイによって惑星の公転速度からエネルギーをもらい、飛行速度を大きく増加させるには、研究室と学生双方がバランスよい関係であることが必要です。ISDLは20年以上の活動の伝統があり、その伝統と整った研究施設のなかで、同期、院生と学部生、卒業生および教員との交流など全て、良い循環を生んでおり、学びの環境としては素晴らしいと思います。ITの技術競争は近年激しさを増し、またその技術革新スピードは目を見張るものがあります。将来、我々の研究室の学生はそのような業界に進む人が多く、第一線で活躍するには柔軟に対応する能力を身につけなればなりません。しかし、ISDLの環境は必ず一人一人の成長に寄与し、成長の実感を感じると思います。