つくるひとの、手や言葉、そして表情
【つくり手と語らうトークイベント】
【つくり手と語らうトークイベント】
どこでつくられているのか、なにでつくられているのか、そして「だれ」がつくっているのか。
そのぜんぶを大切にしながらも、半・分解展のものづくりは、だれがつくるかに重きを置いてきました。
今回は2名のつくり手をお招きし、つくった「もの」や、つくる「こと」
そして、つくる「いみ」を探っていきます。
服や帽子をつくる人は、なにを見て、なにを考えながら手を動かしているのでしょう。
技術のこと、誰かのためにつくること、好きなことを仕事にすること、夕食の献立が頭をよぎる日だって...
つくり手ならではの、ものをみる視点。
ものづくりの奥にある、人と人の関係性と距離感。
好きなことや技術を、仕事につなげていく小さなキッカケ。
ものづくりを継続するささやかなヒントを、ひとつでも持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
そして話を聞いたあとには、ぜひ展示会場で実物に触れてみてください。
誰が、どんな思いでつくったのか。
それを知ったあとに見る一着は、きっと少しちがって見えるはずです。
普遍的なのに普通じゃない、端正な顔立ちの帽子ブランドcauda(コーダ)のデザイナーかなみさん。
2020年にブランドをスタートして以来、すべての帽子のデザインからパターン、縫製までをお一人で手掛けています。
2026年3月
caudaと半・分解展はコラボし、ベレー帽とカンカン帽を販売しました。
ものづくりを一緒に始めたのは最近ですが、かなみさんとの出会いは10年以上前。
caudaの帽子は不思議です。
見た目は凛としているのに、手に取ってみるとクタりとした優しい表情。被ってみれば頭にすんなりと馴染む。
その魅力と、かなみさんの人となりに触れるトークイベントをおこないます。
11月17日(火)
11時開始 12時ごろ終了
(10時半より入場可能)
トークイベント終了後は、展示会場をゆっくりとご覧いただけます。
定員 30名
参加費 1,500円
人と帽子の関係性へのご参加には「入場券」と「人と帽子の関係性」計2枚のチケットが必要です。
入場券もお忘れなくご購入ください。
※複数の特別プログラムに参加する場合、入場券を買い足す必要はございません。
つくり手 ゲスト
川口 奏弥(Kanami Kawaguchi)
広告代理店内で編集者として勤務しながら、夜間の帽子専門学校に通う。
その後、帽子のアトリエに勤務するが、妊娠を機に退職。
育児中に個人で帽子をつくるも、自分の好きな服に似合う帽子が思うように制作できず、帽子づくりを中断して、当時好んで着用していたユーロビンテージを扱うショップに入社。
そこで古い日常着や仕事着の在り方を学び、2020年にcaudaを立ち上げる。
華やかさを抑え、素材の豊かさや心地よさ、デザインの普遍性と恒久性に重きを置き、服に合わせやすい帽子を目指し制作している。
かなみさん Instagram
cauda Instaglam
JBpress インタビュー
『かなみさんからのひと言』
イベント後半には、帽子のお悩みについてお答えします。
もし被りたいけど被れない、そんな帽子があれば、会場にお持ちください。
また、素晴らしい帽子をお持ちの方は、ぜひ川口に自慢しにきてくださいね!
なぜ縫うか。
理由は、いろいろ。
どう縫うか。
やり方は、いろいろ。
いろいろある中から、ひとつ選び、縫い進める。
縫って、縫って、縫うことが嫌いになるときもあれば、縫わないことで縫うことがもっと好きなるときもある。
縫製士として独立し、1年目。
いろいろぐるぐる考えながら、今日もミシンに乗る。
そこは幸せな場所、それは楽しい時間。
11月15日(日)
11時開始 12時ごろ終了
(10時半より入場可能)
トークイベント終了後は、展示会場をゆっくりとご覧いただけます。
定員 30名
参加費 1,500円
縫製士の色へのご参加には「入場券」と「縫製士の色」計2枚のチケットが必要です。
入場券もお忘れなくご購入ください。
※複数の特別プログラムに参加する場合、入場券を買い足す必要はございません。
つくり手 ゲスト
なっつん(Nattsun)
文化学園大学卒業。
コロナ禍に新卒で高級プレタポルテの縫製工場へ入社。
4年間にわたり縫製技術を磨いた後、都内のデザイナーズブランドで縫製士として勤務。
2026年 独立。
フリーランスの縫製士として活動を開始。
半・分解展のジャケットやコートを始め、さまざまなブランドのサンプル縫製やリメイク製品などを手がける。
その傍ら、テーラードの技術を学ぶためStudio Kakitaへ入塾し研鑽を積んでいる。
話を聞いたあと、その人がつくったものに触れてください。
トークイベント後は、13時までフリータイムです。
一色さんの話を聞いたあとには、彼女が縫ったgawaに袖を通して、
かなみさんの話を聞いたあとには、彼女がつくった帽子を被ってみてください。
もちろん午後の展示が始まってからも、実物に触れ、袖を通し、帽子を被ることができます。
つくった人を知る。
そして、その人の手から生まれたものに触れる。
そこまでが、このトークイベントの楽しみ方です。
聞き手
かみいずみ ゆり
文化服装学院卒業。
アパレル業界で企画営業や販売に携わり、ものづくりから販売まで幅広く経験。
現在はフリーランスとして、企業から個人ブランドまで、クライアントに寄り添った販売サポートやブランド運営に携わる。
ものが生まれ、人と出会い、その先へつながっていく過程に魅力を感じている。
「人やものとの出会いには、その人自身もまだ気づいていない想いや可能性がある」という考えのもと、安心して言葉を交わせる場をつくりながら、人やものの新たな一面を引き出すことを大切にしている。
トワルチェック、工場出張、展示設営、スタッフ業務、モデル撮影、講義サポートなど。
ゆりさんにお願いしている仕事は多岐にわたります。
どんな仕事にも真摯に責任を持って取り組んでくれる姿に、私は厚い信頼を置いています。
そして今回は、トークイベントの聞き手・進行役をお願いしました。
ひと と ひと。ひと と もの。
ゆりさんの言葉で、あたたかく自然に繋がっていくことでしょう。
見届け人
長谷川 彰良 (Akira Hasegawa)
衣服標本家。
トークイベントにはもちろん私も参加します。
でも今回は、見届けることが私の役割です。
半・分解展を始めて10年。
本当に頼りになる仲間たちに恵まれました。
かなみさんのベレー帽にはピンチのときに救われましたし、なっつんの縫製はgawaの表現に欠かせません。
そして、かたちづくったものを、ゆりさんが多くのひとに届けてくれます。
今回のトークイベントは半・分解展を支えてくれる三名が主役です。
初の試みでみんなドキドキしていますが、すごくワクワクもしています。
「ものづくり」が好きな方にご参加いただけたら嬉しいです。