紳士服の深淵を覗き込む...
【 衣服標本家と巡るガイドツアー 】
【 衣服標本家と巡るガイドツアー 】
衣服標本家 長谷川とともにジェントルマン・スタイルを巡ります。
格好よくて滑稽な、難しくて面白い、知られざる紳士服の世界へとお連れします。
ガイドツアーでは、18世紀から20世紀初頭にかけてのメンズファッションの変遷を、当時の本物を用いて解説します。
歴史背景やデザインの移り変わりはもちろんのこと、長谷川が研究する「内部構造」の変化まで、ジェントルマン・スタイルでしか味わえない「深くて濃い、そして楽しいツアー」を提供します。
スーツが好き、軍服が好き、使用人が好き、宮廷衣裳が好き、燕尾服が好き。
紳士服マニアの方はもちろんのこと、初心者だけどメンズファッションに興味がある!という方にもおすすめのレクチャーです。
ちょっと緊張するかもしれませんが、思い切って飛び込んできてみてください。
ここは、紳士服を愛する者にとっての夢の国です。
11月19日(木) 25日(水)
両日ともに11時開始 12時半終了
(10時半より入場可能)
各回定員 23名
参加費 4,800円
ガイドツアーへのご参加には「入場券」と「ガイドツアー」計2枚のチケットが必要です。
入場券もお忘れなくご購入ください。
※複数の特別プログラムに参加する場合、入場券を買い足す必要はございません。
お し な が き
歴史的に「長い18世紀」と呼ばれた時代。
フランス宮廷が築いた美学がスーツに宿る。
「ウエストコート」「ジュストコール」「アビ・ア・ラ・フランセーズ」などに使われる生地は、芸術の域にまで昇華された。
金糸や銀糸を織り込んだブロケード生地。
緻密な模様を全面に刺した刺繍生地。
それらは国内外の貴族を虜にする。
そのまばゆい生地の輝きは、世紀末に深く暗い影を落とすことになる。
英国で「リージェンシー」と呼ばれた時代に男のスーツは、完全にフランスからイギリスへと主導権が移る。
かつて泥にまみれた狩猟用の毛織物は、古典傾倒の美学と強烈に嚙み合い、スーツに新たな造形をもたらした。
装飾美から造形美へ。
仕立ての技術は「カット&フィット」の極地へと到達する。
英国流のスーツは一筋縄ではいかない。
ダブルスタンダードのドレスコードを制する者が、社交界を制する。
第二次産業革命は、空を灰色に染めた。
清掃夫が煙突から顔出す。
煤にまみれた少年の顔よりも紳士のスーツは黒に染まっていた。
漆黒の紳士服は世界を牛耳る。
陽の沈まぬ大英帝国の下に、黒づくめのスーツが並んでいる。
自動車がベルトコンベアで流れていくころ、スーツもミシンのうえで転がっていた。
紳士服の大きな潮流を押さえつつ、軍服や使用人の制服、そして内部構造の変遷についても解説していきます。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。