De・DNA(脱 DNA)プロジェクト



実用性のある次世代のクライオニクス技術を開発するために、基礎医学や理工学関連の高度な知識や技術を有する博士号取得者が今、この共通目的のために集結し、プロジェクトに参加しています。 


クライオニクスとは

  クライオニクスとは、延命を目的とした生体凍結保存技術のことを指します。例えば、液体窒素による超低温下で、生体を個体のままの状態で、長期間保存するテクノロジーなどが該当しますが、さらに広義の意味合いで使われることもありえます。イメージとしては、SF作品に登場するコールドスリープに近い技術と捉えることができるでしょう。

  クライオニクスの目的を端的に表現すれば、個体の死因となった疾病や様々な生体メカニズムのアノマリーを、将来の治療技術によって取り除き、復活の可能性を探ることにあります。日進月歩の技術革新のスピードを考えた場合、現在の医学水準では対応できない問題であっても、ほんの半世紀先の近未来には、解決済みになっているケースが確かに出てくるかも知れません。クライオニクスは、有限の個体寿命を超えていわば時間銀行のような役割を果たし、一義的な死の解釈を科学技術の力によって変革しようとするものです。もちろん、将来の復活を必ずしも保証するものではありませんが、生体組織が破壊されずに保存されている限り、復活への可能性を託すことができるというわけです。 

De・DNA脱 DNAプロジェクトとは

  De・DNA(脱 DNA)プロジェクトは、実用的なクライオニクス技術に役立つ基盤技術の開発と社会への情報発信を目的として設立されました。基礎医学や理工学関連の高度な知識や技術を有する博士号取得者がプロジェクトに参加しており、この目的のために多岐にわたる様々な活動を行っています。当プロジェクトでは、これまで『クライオニクス論ー科学的に死を克服する方法ー要約版まんがでわかる クライオニクス論 未来を拓く新技術 実用的クライオニクスへの挑戦という2つの公刊書籍を出版しており、クライオニクスの来歴を含めた背景から、最新のクライオニクス研究の動向まで詳しい情報をお伝えしています。ご興味をお持ちの方は、このオフィシャルページにあるCONTACT、あるいは下記のお問い合わせまでご連絡いただければ幸いです。


© dednaprojectcommittee 2023