「パレスチナと長崎をつなぐ会」のはじまり
「パレスチナと長崎をつなぐ会」のはじまり
ガザのニュースを見て、「何かできないかな。でも、何が?」と思っていた、ごくフツウの長崎市民たち。
だって、長崎は、広島とともに「原爆」という無差別大量破壊兵器による大量虐殺を経験していて、私たちは小中学校で、毎年、原爆の日に話を聞いているわけです。 今、ガザ、パレスチナで起きていることは、とても「他人事」とは思えません。
そういったなか、2024年8月9日の原爆祈念式典に、せっかくパレスチナ代表が参加されるので、話を聞けないかなと思った人がいました。
ガザの状況をなるべく多くの人に知ってもらいたい、そして、長崎からのメッセージをパレスチナの人々に届けられたらと。
平和祈念式典で長年歌われている、合唱団「ひまわり」や、高校生、大学生にも声をかけ、「パレスチナと長崎をつなぐ会」という名前で、イベントを開催することになりました。
その後も、それぞれの長崎市民が、やれることをやれる範囲でやろうとしています。
無力感に苛まれがちですが、少なくとも今起きていることから目をそむけることなく、事実を見続けよう。そして、知らない人に知らせることを続けていこうと思っています。
駐日パレスチナ代表部・ヒシャム・ナサール一等参事官(左)と通訳の方々
合唱団ひまわりと高校生