つながるかたち展06


私たちは、自然物や人工物をつなぐ「かたち」の原理を探求しています。折る・編む・詰むといった操作を通じて、粒子(0次元)、繊維(1次元)、界面(2次元)、セル構造(3次元)、動き(4次元)など、次元を横断してかたちが変わる仕組みは、自然界に広く存在し、芸術の創造にも深く関わっています。この探究は、手を動かして物をつくる実践から始まり、幾何学や非線形数理の視点による構造の理解、自然現象の観察と分析、計算科学を用いた設計と検証、そして未来社会を見据えた応用の構想へと展開してきました。


創造のプロセスは、決して一直線には進みません。試行錯誤の中で生まれるArtifacts──意図を超えた副産物──には、予期せぬ美しさや構造、そして新たな問いが潜んでいます。こうした副産物こそが、芸術・科学・工学・情報・数学といった領域をつなぎ、未来の人工物設計や社会のあり方に新たな可能性をもたらす核であると私たちは考えています。


つながるかたち展06は、こうした創造のプロセスを可視化する場です。国内外の作家、研究者、開発者による取り組みを、「さわる」「うごかす」「つくる」ことを通じて、芸術・科学・産業の領域を横断する「つながるかたち」の広がりをご紹介します。