創業 1948年
創業者 重光武雄(辛格浩 )
創業地 東京都杉並区・荻窪
本社 東京都新宿区西新宿3-20-1
形態 同族経営
主要取引銀行
みずほ銀行(都)
三井住友銀行(都)
三菱UFJ銀行(都)
概要
ガムで成功した小売流通会社。
菓子から電子まで事業を拡大したコングロマリット企業で韓国財閥で長年5番手の規模を誇る。創業者は朝鮮総督府領出身で韓国籍を持つが、ロッテを日本で起業しており、後継者の兄弟も日本生まれである。このため韓国に進出以降、日本と韓国で意思系統が別れる形になっている。
また、日本企業的な風習で韓国では珍しかったお辞儀をする接客手法もロッテ文化と呼ばれるほど韓国接客業に影響を与えた。
歴史
・1948年 株式会社ロッテ設立
創業者の重光氏はロッテの前にひかり特殊化学研究所を設立しており、この時の化粧品やガムの製造技術、資本金を元手に会社を起こしている。ロッテの名はひかり特殊科学研究所で化粧品ブランドとして使用されたのが初出である。
・1950年 大阪屋買収
老舗の問屋で財務が悪化した所を買収打診された。全国展開への足掛かりとなる。
同年 ロッテ会結成。
当初は大口特約代理店の関係と拡売を目的にしたものだったが、地方の問屋や中卸・小売店を含め再結成された。ロッテ会を開くたびに商品説明会を開催していた。
‣1954年 スペアミントガム発売
・1956年 南極学術探検隊にガムを贈呈
地域観測予備隊の食料として探検隊用のチューインガムを開発した。宣伝カーでも宣伝されていた。
‣1957年 グリーンガム発売
・1958年 ロッテ歌のアルバム開始
ライバルガムメーカーのハリス¹はテレビシリーズ「名犬リンチンチン」のスポンサーに付いており、主人公の名前はハリス少年だった。
これに対抗する形でラジオ東京テレビのスポンサーになり、「お口の恋人、ロッテ」のフレーズが誕生した。顧客窓口でも同様のフレーズが採用されていた¹。
なお韓国では「やっぱりロッテガム!」のフレーズが有名でお口の恋人〜は浸透していない。
・1958年 韓国ロッテ設立。
日本のロッテの資金を元手に重光氏の兄弟と共同で設立した。
・1959年 ロッテ商事設立。
全国の事務所を統合し販売部門を独立させた。
大企業の宣伝活動に対抗するため宣伝部を商事に吸収しロッテ商事宣伝課を立てた。
‣同年 クールミントガム発売
南極をイメージした爽やかなイメージを持たせるためハッカを原料に採用した。
・1961年 ロッテ不動産を設立。
・1964年 チョコレートに進出。
関東地区および北海道全区にチョコレートを発売した。チョコレート分野は明治や森永など強力な競合が存在したため銀行や社内から反対を受けたが、参入した。
・1965年 ロッテ機工を設立。
弟が起こした事業で農心ラーメンなどを販売した。ロッテの商号使用を禁止されたため78年に農心に社名変更した。辛ラーメンで有名である。
・1967年 ロッテ製菓を設立。
韓国のロッテ及びロッテ機工を解散し新たに整理、統合した会社。
・1970年キャンディ事業へ進出。
・1971年 ロッテオリオンズ発足。
後の千葉ロッテマーリンズ。
同年 ロッテ電子工業設立。
・1972年 ロッテリア設立。
同年 アイスクリームへ進出。
・1978年 ロッテ機工が分社独立、農心に社名変更。
ロッテ創業者の重光氏がラーメン事業に反対し弟の辛春浩氏と対立した事でロッテ機工が独立、以降ロッテグループとは別資本となった。
ロッテはラーメン事業への進出を控えている。
・1978年 平和建設(後ロッテ建設)買収
同年 三岡産業(後ロッテ三岡)買収
同年 LotteU.S.Aを設立
・1979年 湘南石油を買収(後ロッテケミカル)
以前も政府の要請で石油事業に参入しようとしていたが、謎の拒絶で頓挫した。
払い下げられた湘南石油を買い取りロッテケミカルに改める。
・1973年 ホテルロッテ開業
政府の観光公社が運営していた半島ホテルが赤字続きであり、韓国に五つ星ホテルが欲しいとの政府の要請を受けて半島ホテルを買収し、ロッテホテルを設立した。一部日本の帝国ホテルを参考にしている。
同年 ロッテリア韓国に進出
同年 ロッテ百貨店開業
韓国のお辞儀文化はロッテホテルやロッテ百貨店から広まったとされる。儒教で見知らぬ人間に礼を取ってはならないとされているらしく、韓国では接客の際お辞儀をする文化がなかったらしい(要出典)。ロッテの日本式接客はロッテ文化と呼称された。
・1987年 ロッテジャイアンツ発足。
韓国では野球は国策であり、政権からの要請で設立された。野球チームとしてはネタにされるレベルで弱い、ジャイアンツ一族の面汚し。
・1989年 ロッテワールド開業
・1995年 コリアセブン設立
・2002年 ロッテスノー設立
雪印乳業のアイスクリーム事業を買収し移管した。
・2007年 株式会社ロッテホールディングス設立。
ロッテグループ全体を統括する実質的な持株会社。
・2008年 ロッテアイス
ロッテ冷菓とロッテスノーを合併
・2010年 ウェッデル社を買収
・2017年 ロッテタワー開業。
韓国で最も高いビル。
*これはフィクションです
1.ハリスは関西のガムメーカーでロッテの競合他社として強力なライバルメーカーだった。63年に鐘紡に経営権を移している。
2.武内明(2024)「社史で見る日本経済史 第百人一巻 ロッテのあゆみ」ゆまに書房p144-145
国籍問題
ロッテグループは日本では菓子メーカーの一つでしかないが、韓国では五大財閥の一角で流通や小売業を主とする巨大企業グループである。
よって日本と韓国どちらに帰属する企業か、と度々問題になる。
韓国ロッテは間違いなく韓国企業だがロッテグループ全体となると断言はできない。
国籍については60年代の時点で指摘されており、韓国政府から湘南石油を買い取る際、ロッテは日本の企業なので国策事業を引き渡す事は控えたい、と担当者から一度拒否されている。(純韓国企業の現代に買い取って欲しかったが降りたのでロッテに渡ったらしい)
歴史を見るに韓国政府からは日本企業と認識されていたようであるが、これは創業者の重光氏が日本人だと思われていた事も大きい³。
ただ、日本で法人登録されているロッテホールディングスは韓国ロッテの中核企業であるホテルロッテの主な所有者であり、資本関係上は日本のグループにあたると思われる。
対して創業家はロッテを韓国企業とし、事業も韓国を中心に方針を立てている。日本企業の創業者で朝鮮出身者はそれなりにいるが、大抵日本国籍を取得して日本人になるので、重光氏のように帰化を拒否する人は少なく、韓国籍を通すのは珍しい。創業家一族のアイデンティティが韓国にあることは間違いないだろう。
ここでは日本の会社ということにしていますが、実質的に言えば韓国の会社ではあります。
ロッテに悲しき過去…
3.松崎隆司(2020)「ロッテを創った男重光武雄論」ダイヤモンド社
性別:女性
一人称:私。저(チョ:わたくし)
外見年齢:15歳
自認韓国人の日本企業、がり勉気質で真面目な性格。日本語ネイティブで韓国語の発音が苦手。
ロッテランドでは学生服を着ているが、普通にスーツの日もあればドレスの日もある。日本と韓国を行ったりきたりしている。
映るのが嫌いで写真やビデオを取られたがらない。
文学を嗜むのが趣味で、文章を書くのが好き。辛いものは食べれない、甘党なのもあるが韓国料理が辛すぎて食べれない。農心の味付けは辛過ぎて非常識だと思っている。
好きなアニメはワンダースリー。
農心からは兄さん、형님(ヒョン二ム:兄さま)と呼ばれている。(手紙でやり取りしていた際、男性だと思われていた。)
本当はお互い思いあっているが、環境と経営方針と国籍の折り合いがつかず絶縁状態。
韓国企業にもなれず日本企業にもなりきれぬ、哀れで醜いかわいい子だ。お前にロッテを救えるか!?
農心「무리 (ムリ。)」
武内明(2024)「社史で見る日本経済史 第百人一巻 ロッテのあゆみ」ゆまに書房
松崎隆司(2020)「ロッテを創った男重光武雄論」ダイヤモンド社
ロッテ「ロッテの歩み」https://www.lotte.co.jp/corporate/about/history/(閲覧日7月23日)