この講座は、エコプレート培養実験後に得られるデータの統計解析手法の習得を目的にしているため、参加者の方はご自身のサンプルを用意していただく必要は原則ありません。ただしオプションとして以下の方法で、1サンプルだけお持ちいただいて一枚のエコプレートでの培養実験を体験していただくことは可能です。培養してみたいサンプル水を、写真のような密閉できる容器(アイボーイやファルコンチューブ)に約20〜40mlほど入れて持参ください。
通常の実験室での作業になりますので、衛生面で問題のあるサンプル(糞便など)は避けてください。また酸性のサンプルや有機物の多いサンプル(LBやマリンブロスなどの細菌培養培地、活性汚泥や下水排水など)は、サンプル中の炭素源が利用される事によって、エコプレート内の反応が進んでしまう恐れがあります。このような場合は、予め生理食塩水等にて希釈したサンプルを準備ください。海、湖沼、河川などの水はほぼ問題なく測定できます。