Power Train 乗るほどに深まる、ダイナミックな走りの歓び。
シャープなレスポンスを愉しめるスーパーチャージャー付の1.8l直列4気筒エンジンから、ダイナミックな走りを生み出す2.5lと3.0lのDOHC V型6気筒エンジンまで、Cクラスの卓越したハンドリング性能を豊潤なパワーフィールドとともに満喫する歓びを提供します。
2.5lと3.0l、ふたつのDOHC V型6気筒エンジン
2.5lと3.0lをラインナップするDOHC V型6気筒エンジンは、ゆとりのパワーに加え、経済性、静粛性、低エミッションを高次元でバランスさせたユニットです。バリアブルバルブタイミング機構が、走行状態に即応して吸気・排気バルブの開閉タイミングを最適に調整。アイドリングや低中速での一定走行などエンジンの負荷が小さい場合には燃費がより向上するように、また加速や高速走行時など負荷が大きい場合は出力をより高めるように調整されています。さらに混合気の均一化を高めて燃焼効率を向上させる吸気管内の可変フラップや、電子制御式共鳴吸気マニホールドなどの採用によって優れた環境で適合性を実現するとともに、2.5lエンジンで最高出力150kW<204PS>/6,100rpm*、最大トルク250N・m<25.5kg・m>/3,500~4,000rpm*、3.0lエンジンでは最高出力170kW<231PS>/6,800rpm*、最大トルク300N・m<30.6kg・m>/2,500~5,000rpmのハイパフォーマンスを発揮します。
*は社内参考値
パフォーマンスを磨き上げた、スーパーチャージャー付DOHC直列4気筒エンジン
メルセデスでは、早くも自動車用のスーパーチャージャーを実用化して以来、長い歳月をかけて技術の革新と熟成を重ねてきました。そして、ニューCクラスに搭載される1.8lのDOHC直列4気筒エンジンでは、より効率を高めたインタークーラー付スーパーチャージャーを採用するとともに、細部にまで及ぶ徹底したリファインを行っています。エンジンで直接駆動されるスーパーチャージャーが燃焼室内に過給し、低回転から厚みのあるトルクと優れたレスポンスを発揮。さらに、燃焼効率を向上させる吸気管内の可変フラップや、エンジン回転数に応じて吸気・排気バルブのタイミングを最適に制御するバリアブルバルブタイミング機構などを採用。最高出力135kW<184PS>/5,500rpm*、最大トルク250N・m<25.5kg・m>/2,800~5,000rpmというパワーを発生させながら、リッターあたり11.2km*の優れた燃費性能を実現しました。
*燃料消費率10・15モード(国土交通省審査値)
Transmission 先進の技術が支える、圧倒的な走りの愉しさ。
搭載するエンジンのパフォーマンスが効率的に引き出す先進の7G-TRONICや、思いのままに車を操る歓びを際立たせるパドルシフト。それら惜しみなく投入された技術革新のすべては、Cクラスで走る愉しみをより大きなものとするために。
ティップシフト機構付電子制御7速A/T、7G-TRONIC
電子制御7速A/Tの7G-TRONICをC250アバンギャルド、C300アバンギャルドS、C250エレガンスに搭載しました。アクセル操作やティップシフトでのマニュアル操作に即応し、スポーティな走行やゆったりとしたクルージングなど、様々なシーンで上質なドライビングプレジャーを提供。また、より素早く加速するためのキックダウン時などは、例えば7速から5速へ直接シフトダウンされます。しかもトランスミッションのケースをマグネシウム製にすることなどにより、小型・軽量化を実現。燃費性能の向上にも貢献します。C200コンプレッサーアバンギャルド、C200コンプレッサーエレガンスには、ティップシフト機構付電子制御5速A/Tを採用。7G-TRONIC、5速A/Tとも、スイッチ操作で快適な乗り心地を提供する「Cモード」とスポーツ走行に適したシフトコントロールを行う「Sモード」が選べます。
走りの愉しさをより高めるパドルシフト
俊敏な走りをより深く愉しむため、C300アバンギャルドSにはパドルシフトを採用しました。ステアリングホイール背面の左右に設けたシフトを指先で操作することで、ドライバーの意思に即応する俊敏なギアシフトが愉しめます。さらに、センターコンソール部の選択スイッチでM(マニュアル)モードに設定すれば、より素早いシフトチェンジが可能となり、マニュアル感覚での走りがお愉しみいただけます。
C300アバンギャルドSは、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車認定)」を達成しています
C200コンプレッサーアバンギャルド、C200コンプレッサーエレガンスは、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車認定)」を達成しています
Chassis その進化が、走りをここまで変える。
「走る」「曲がる」「止まる」というドライバビリティの基本性能を磨き上げ、それらを支援する電子制御技術の革新を進めるメルセデス。
新開発のAGILITY CONTROLを軸とした数々の技術が、Cクラスと一体となって意のままに操る歓びをあなたに提供します。
優れた操舵安定性と快適な乗り心地を実現する、AGILITY CONTROLステアリング
かつてない走りの性能を実現した、AGILITY CONTROL。その中心となるサスペンションには、前後とも油圧式のセレクティブダンピングシステムを搭載しました。これは走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整する可変ダンピングシステム。通常走行時には油圧抵抗を減少させて快適な乗り心地を、ハードなコーナリング時など急激な入力に対しては最大限の減衰力が得られるよう図ります。また、フロントサスペンションは、路面に対する前輪の姿勢を常に適正に保ちやすい特性を持ち、正確でナチュラルなハンドリングを発揮する3リンク式を採用。前面衝突など万一の衝撃に対しては、リンクが大きく変形することでボディ前部の衝撃吸収性能の効果を高めます。リアサスペンションは、メルセデスが世界に先駆けて開発し、長い年月をかけて熟成を重ねたマルチリンク式。後輪の適正な姿勢を保つことで極めて高い直進安定性を発揮するとともに、快適な乗り心地を実現します。
よりダイレクトなフィーリングを実現するAGILITY CONTROLステアリング
ニューCクラスでは、ドライバーが常にゆとりを持って確実にコントロールできる操舵性を得るため、駐車場での運転操作など低速走行時には操舵力を軽減し、高速走行では安定性を向上させるラック&ピニオン式のパラメーターステアリングを搭載。ギアボックス本体の軽量・高剛性化や14.5に設定されたギアレシオなどにより、極めて応答性に優れたハンドリングと高い走行安定性の両立を実現しました。さらに、万一の際にはコラム部分を100mm収縮させ、ドライバーへの衝撃の軽減を図るチルト&テレスコピック式のステアリングコラムも備えています。また、C300アバンギャルドSにはスポーツパラメーターステアリングを採用。ギアレシオ13.5のクイックな設定が、よりスポーティな操舵感を実現します。
軽快な操舵性と上質な乗り心地を支える高剛性ボディ
「シャーシはエンジンよりも速く」という哲学に基づいて、メルセデス・ベンツではドライバーが常にゆとりを持って確実にコントロールできる操縦性を追求。ボディ剛性の最適化と軽量化を両立するための技術や素材を開発してきました。ニューCクラスでは、ピラー、フレーム、メンバーなど剛性を左右する部位の構造や形状を最適化し、ねじれ剛性を13%と大幅に向上させたほか、曲げ剛性も極めて高い水準を確保しています。また、車体の70%に及ぶ箇所には高張力鋼板を使用しました。ニューCクラスの優れた操縦安定性と快適な乗り心地は、メルセデスの長い歴史と技術によって培われた、この高剛性ボディに支えられているのです。
Top Design Mechanism Safety Equipment Technical data
ー Mercedes-Benz C-Class Style ー