Bilingual/Multilingual Child Network(BMCN)

バイリンガル・マルチリンガル子ども相談室

Bilingual/Multilingual Child Hotline

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このウェブサイトは、バイリンガル・マルチリンガルの子ども、外国につながりのある子どもの言語の問題について情報提供・情報交換するためのウェブサイトです。

とくに、一時的リミテッド状況と呼ばれる子どもの状況に焦点を当てて、次の活動をしています。

バイリンガル・マルチリンガル子ども相談室:複数言語環境の子育ての悩みの相談に応じます。

夏の研究会:保護者・教師悩み相談 、ポスター発表、講演会、グループディスカッションなどを行います。

★ウェブサイトの運営:よくある悩みの相談例、子育てのヒント、研究資料などの情報提供を行います。

中島和子トロント大学名誉教授を中心とした有志グループ「バイリンガル・マルチリンガル子どもネット(Bilingual/Multilingual Child Network: BMCN)」が運営しています。

お問い合わせ:

「バイリンガル・マルチリンガル(BM)子どもネット」事務局・広報担当高橋・鈴木(e-mail: bmkodomonet AT gmail.com)まで。〔ATを@に変え、前後のスペースをとって送信してください〕

<::::BM子どもネット 趣旨説明:

一時的リミテッド状況とは?::::>

「バイリンガル・マルチリンガル(BM)子どもネット」は, 複数言語環境に育つ子ども(以後,BM児と呼ぶ)を「日本語も○○語もできる子」と捉えて, グローバル時代が必要とするバイリンガル・マルチリンガル人材を育てるお手伝いをする会です。子どもの自尊感情を高めて, さまざまな困難に前向きに立ち向かい, 国内外で活躍できる子どもの育成を目指しています。

BM児の場合, 親が話すことばと家の外で話すことばが異なる, 父親と母親が違う言語を話すというような環境での子育てや学齢期の国を越えての転校などのために, 年齢相応の言語能力が育たないことがよくあります。一時的リミテッド状況とは, 複数の言語を獲得していく過程で, どの言語も年齢相応のレベルに達しない状況にあることを意味します。その実態は年齢によって異なります。2・3歳では「話し始めるのが遅い」, 「親にも通じないコトバを話す」, 4歳になると文字に興味を持つのが遅く「文字習得のレディネス」が育たない, 小学校に上がると「文字を覚えるのが遅い」, 3・4年になると「読み書きの基礎がしっかりしない」ため「授業参加ができない」, 5・6年から中学にかけては「抽象的な思考が不得手」というのがその例です。

以上のような状況は一時的なものであり, 環境が変われば解消するのが普通です。にもかかわらず, 特別支援教室に送られるBM児が海外でもまた国内でも後を絶たないのはなぜでしょうか。機能的な障害とは異なり, 多言語環境で育つ健常児の問題であることを, まず保護者そして子どもを支える医師・看護師・保育士・教師・指導員・ボランティアなどが正しく理解することが重要です。

中島和子(トロント大学名誉教授 BMCN代表)

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