寺林 暁良 TERABAYASHI Akira, Ph.D.
北星学園大学 文学部 准教授(環境社会学・質的研究法)
地域社会と自然資源の多様で複雑な関係をフィールドワークで解き明かし,環境問題と生活問題の双方を解決する方法について研究しています。
Research
研究のフィールドは、道内、国内、欧州と様々です。テーマも多様ですが、共通しているのは「人々の暮らし」と「自然環境」のどちらも良くするにはどうすればよいかを、社会のあり方に着目して研究していることです。
自然資源の利用と管理に関する研究
自然資源をめぐる多様な利害関係者による協働管理(ガバナンス)のあり方を探っています。
ヨシ原など過少利用が進む採草地の保全・管理(日本、欧州)
ソテツ林を事例とした環境再生と地域再生の一体的展開(奄美、沖縄)
水資源や水辺の管理(日本、欧州)
市街地の身近な自然資源(札幌)
市民エネルギーやコミュニティエネルギーの研究
地域コミュニティに資するエネルギー事業のあり方を研究しています。
外来型開発の割合が高い北海道の再生可能エネルギー事業に対する提言
欧州のエネルギー協同組合をはじめとする市民主導型エネルギー事業体
コミュニティ便益による地域再生
エネルギーと気候保護に関する民主主義
北海道の環境問題と生活問題に関する研究
北海道をフィールドとして、ゼミ学生らとフィールドワークを行っています。
「コミュニティ」とは何かの研究
再生可能エネルギー開発と地域社会への影響
自然資源の過少利用による地域社会への影響
コミュニティ支援型の農林水産業やエネルギー事業
News & Topics
2025年1月17日 【研究】
科研「気候民主主義の日本における可能性と課題に関する研究」に関連して、citizensassenbly.jpのホームページで研究を紹介していただきました。
2024年12月10日 【研究】
分担執筆した書籍が発売されました。
寺林暁良(2024)「再生可能エネルギーと協同組合──欧州のエネルギー協同組合と日本への示唆」日本協同組合連携機構編『協同組合法制の課題と新しい協同組合──協同組合法制度に関する提言』ブイツーソリューション、238-241頁.
ISBN: 978-4867412947
▶︎ 電子書籍版ASIN: B0DK2QWJ5Y
2024年12月1日 【教育】
フィールド実習Ⅰ・Ⅱで行った聞き書き冊子が発行されました。
北星学園大学フィールド実習聞き書き班(2024)『海と生きる女性の語り:苫小牧漁協女性部の聞き書き』寺林暁良研究室.
ISBN: 978-4-9913923-0-6
2024年10月28日 【研究】
論文が公表されました。
寺林暁良・藤井康平(2024)「小型風力発電の導入によって残された地域課題──北海道内4自治体へのヒアリング調査をもとに」『環境と公害』54(2): 65-71.