骨密度(骨塩定量)

骨密度(骨塩定量)

●検査により何がわかるか

・骨塩定量検査とは、骨量(骨の中身としての組織が十分あるが、組織の隙間がないかなどの骨の密度のこと)が低下していないかを調べる検査であり、おもに骨粗鬆症を診断する検査です。

・骨量は成長期に増加し、30~40歳代で最大に達し、それ以降は年齢とともに減少します。骨量が極度に減少し、骨がスカスカになった状態を骨粗鬆症といい、ちょっとしたことで骨折しやすくなります。骨粗鬆症の大半は高齢からくる老人性骨粗鬆症ですが、カルシウムの摂取不足、運動不足、喫煙なども骨粗鬆症を起こす要因となります。

とくに女性は閉経後に激減しやすいため、中高年以上の人は、年1回は骨量の検査を受けることが望まれます。また、最近では若い女性にも多く見られる傾向があります。

・骨粗鬆症かどうかは、単純X線検査でもわかりますが、ある程度進行してからでないと診断が難しいため、早期には特殊な装置による骨量検査が必要になります。


●超音波法

・超音波を発信すると、骨の部分で伝わる速度や強さが変わることを利用して、骨量を測定する方法です。測定器の上にかかとをのせて、超音波で骨量を測定します。

また当院では骨粗鬆症の患者様に対して、

骨を強くする週1回のテリボン注射

骨の強さを維持する月1回のボンビバ注射

をおこない患者様の骨の健康を増進しております。