予防接種の種類

三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン

Ⅰ期として初回接種3回、その後半年以上たってから追加接種を1回行います。なお、追加接種は、初回接種3回終了後1年から1年半までに受けるようにしましょう。また、Ⅱ期として11・12歳時(通常11歳)に二種混合(DT)で追加接種を1回します。


対象年齢(望ましい摂取年齢)

初回 生後3ヶ月~7歳半未満(生後3ヶ月か~12ヶ月) 3回接種

追加 生後3ヶ月~7歳半未満(前回終了後12ヶ月~18ヶ月) 1回接種


Ⅰ期として初回接種3回、その後半年以上たってから追加接種を1回行います。

また、追加接種は、初回接種3回終了後1年から1年半までに受けるようにしましょう。

二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチン

一般的に、百日咳に罹患した方が三種混合の代わりに、二種混合を接種します。三種混合のⅡ期として11・12歳時(通常6年制)に二種混合(DT)で追加接種を1回します。

対象年齢(好ましい接種年齢)11歳~13歳未満(小学6年生)

インフルエンザ

麻疹(はしか)


麻疹ウイルスの空気感染によって起こる病気です。伝染力が強く、一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です。発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主症状とします。最初3~4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うとまた39~40℃の高熱と発疹が出てきます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。しばらく色素沈着が残ります。


風疹(三日はしか)


風疹ウイルスの飛沫感染によっておこる病気です。潜伏期間は2~3週間です。軽いカゼ様症状ではじまり、発疹、解熱、後頚部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか眼球結膜の充血もみられます。発疹や発熱は3日間でなおりますので「三日ばしか」ともよばれています。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。血小板減少性紫斑病は風疹にかかった人3,000人に1人、脳炎は6,000人に1人くらいの発症率です。年長児や大人になってからかかると一般に重症になりやすく、3日ではなおらないことが多いのです。

妊婦が妊娠早期にかかりますと、先天性風疹症候群と呼ばれる心奇形、白内障、聴力障害などを持った児が生まれる可能性が高くなりますから、まだ風疹にかかったことのない人は、妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。また、女性はワクチン接種後最低2ヶ月は避妊が必要です。

(「細菌製剤協会ホームページ」より引用)


おたふくかぜ

流行性耳下腺炎は、おたふくかぜ又はムンプスとも呼ばれ、代表的な小児期の急性ウイルス感染症です。ムンプスウイルスの発見は古く、紀元前5世紀に既にヒポクラテスにより、耳周辺の腫脹を主訴とし、しばしば片側あるいは両側の睾丸腫脹を伴うことのある疾患として記載されています。このウイルス感染症の30~40%程度は無症状(不顕性感染)に終わりますが、発症する場合には感染してから16~18日後に、主として耳下腺腫脹、顎下腺腫脹、食欲不振、頭痛、吐き気、発熱などの症状が現れます。耳下腺と顎下腺の腫脹は、片側又は両側に認められ、その持続は3~7日間、長い時には10日にも及ぶことがあります。しかし、これらの症状ばかりでなく、このウイルスは全身の各臓器又は組織を侵し、睾丸炎、卵巣炎、膵炎、腎炎などを起こす場合があります。

患者は3~5歳が最も多く、2~9歳が好発年齢となっていますが、比較的症状が重くなると言われる15歳以上でも2~3%の患者が報告されています。成人が罹患すると一般に症状が重く、耳下腺炎、無菌性髄膜炎、睾丸炎などの重症例がしばしば見られます。

このウイルスに対する有効な抗ウイルス薬はなく、他に積極的な治療法もないので、ワクチンによる予防対策が唯一有効な手段です。

(「細菌製剤協会ホームページ」より引用)

水痘(みずぼうそう)

水痘は伝染性の強い病気で、5歳までに約80%の子どもがかかると言われています。発疹、発熱を主症状とし、発疹は最も特徴的です。顔面、胸腹部、頭部に次々に点々と、あるいは集中的に現れ、丘疹、水疱、膿胞、痂皮になります。一般に水疱の数は症状が出てから数日内に250~500個以に達します。また、水疱は二次感染(細菌感染)を起こすことがあり、その場合は瘢痕化し長期間残ることがあります。発熱の程度は通常発疹の数に比例し、通常38℃前後の熱が2~3日間続きます。

発疹の数が多数で重篤な場合には40℃を超えることもあります。まれですが、肺炎、肝炎、心膜炎、小脳炎、血小板減少性紫斑病が合併症として現れることがあります。特に悪性腫瘍や白血病、ネフローゼの治療中の水痘にかかると免疫力が弱っているため、重症になったり、生命の危機が心配されることがあります。

成人が水痘にかかった場合は、小児に比べて重症で、合併症も起こしやすく、肺炎は14%に生じるといわれています。また、妊娠初期の妊婦が水痘にかかった場合、先天性奇形をもって生まれてくることがあります。その症状には低体重出産、運動・知覚麻痺、成長障害、脳機能障害等があります。

予防接種を受けて予防しておきたい病気といえましょう。

(「細菌製剤協会ホームページ」より引用)



日本脳炎

日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスを不活化(増えないようにすること。)し、精製したものです。

また、従来のワクチンに加え、平成21年6月2日より乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが定期の第1期予防接種のみに使用するワクチンとして位置づけられています。

北海道を除く日本全国には、日本脳炎ウイルスに感染したブタとウイルスを運ぶ蚊が生息しています。

対象年齢(望ましい接種年齢)

1期 初回 生後6ヶ月~7ヶ月未満(3歳)2回接種

追加 生後6ヶ月~7歳半未満(4歳)1回接種

2期 9歳~13歳未満(小学生4年生)1回接種



●日本脳炎予防接種についてのお知らせ

・平成17年5月30日から積極的勧奨を差し控えていたことより、接種できなかった方に対して、現代、接種機会を確保する為の特例的な処置が実施されています。


【対象者】平成7年6月1日~19年4月1日生まれの方

【接種年齢】20歳になる2日前までの間

【接種回数】 ①日本脳炎第1期3回

②日本脳炎第2期(9歳以上)1回

上記①、②のうち不足している回数

【摂取間隔】平成23年5月20日までに、接種を全く受けていない者


日本脳炎

日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスを不活化(増えないようにすること。)し、精製したものです。

また、従来のワクチンに加え、平成21年6月2日より乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが定期の第1期予防接種のみに使用するワクチンとして位置づけられています。

北海道を除く日本全国には、日本脳炎ウイルスに感染したブタとウイルスを運ぶ蚊が生息しています。

対象年齢(望ましい接種年齢)

1期 初回 生後6ヶ月~7ヶ月未満(3歳)2回接種

追加 生後6ヶ月~7歳半未満(4歳)1回接種

2期 9歳~13歳未満(小学生4年生)1回接種



●日本脳炎予防接種についてのお知らせ

・平成17年5月30日から積極的勧奨を差し控えていたことより、接種できなかった方に対して、現代、接種機会を確保する為の特例的な処置が実施されています。


【対象者】平成7年6月1日~19年4月1日生まれの方

【接種年齢】20歳になる2日前までの間

【接種回数】 ①日本脳炎第1期3回

②日本脳炎第2期(9歳以上)1回

上記①、②のうち不足している回数

【摂取間隔】平成23年5月20日までに、接種を全く受けていない者


肺炎球菌

肺炎球菌は体力が落ちている時や高齢になるにつれて免疫力が弱くなってくると、いろいろな病気を引き起こす原因となります。肺炎球菌が引き起こす主な病気には、肺炎、気管支炎等の呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などがあります。65歳以上の高齢者では、肺炎による死亡率、がん、心臓病、脳卒中に次いで高く、また、ペニシリンなどの抗生物質に対する耐性菌が増えているため、治療が困難になってきています。そこで、肺炎球菌ワクチンによるyobouがますます大切になってきています。

(「細菌製剤協会ホームページ」より引用)