活動報告
会議、シンポジウム、ワークショップ、講演会の企画・開催
2023/03/27 CHAIN Philosophy Workshop "Living with artificial agents"
Massimilliano Cappuccio先生（ニューサウスウェールズ大学キャンベラ校）をお迎えして、人工主体とともに生きることをメインテーマにしたワークショップを北海道大学で対面形式で行いました（参加者14名）。
まず、Cappuccio先生が「ピノキオドクトリンを超えて：自律性および人工主体とともにする善い生に対する文化的態度（Beyond the Pinocchio doctrine: cultural attitudes toward autonomy and the good life with artificial agents）」と題する講演を、続いて、本プロジェクトでRAを務める北海道大学情報科学院／人間知・脳・AI研究教育センターの竹下昌志さんに「非人間の友情に向けて：ロボット、犬、人間（Towards nonhuman friendships: robots, dogs, and humans）」と題する講演を行なっていただきました。
2022/11/25 CHAIN Seminar #27 “Adopting the intentional stance towards robots and its impact on mechanisms of social cognition"
Agnieszka Wykowska先生（Italian Institute of Technology）を講師に迎えて、人工エージェントに対する「志向的スタンス」（対象に心を帰属して、その行動の予測や理解を行う態度）に関する講演をしていただきました。
詳しくはこちらをご覧ください。
2022/11/06 科学基礎論学会 秋の研究例会 ワークショップ「AIに主体性を帰属させること：学際的アプローチの中間報告」
こちらでワークショップ趣旨文と講演要旨を確認できます。
2022/10/19 国際シンポジウム "Humanity, Religion, and Society in a Changing Age of Robotics and AI"
詳細はこちらをご覧ください。
学会・ワークショップ等での発表
2023/06/07 23rd biennial international conference of the Society for Philosophy and Technology (SPT 2023)
プロジェクトメンバーの宮原克典、清水颯、竹下昌志がそれぞれ以下の発表を行いました。
Katsunori Miyahara and Hayate Shimizu 「LaMDAへの思いやり：大規模言語モデルに対する道徳的配慮？（Sympathy for LaMDA: Moral considerations for large language models?）」
Kiichi Inarimori and Masashi Takeshita 「GPT-3.5の道徳的直観と実験哲学への含意（Moral Intuition of GPT-3.5 and Its Implication for Experimental Philosophy」
SPT 2023のwebサイトはこちら
内部セミナー・ミーティング
2023/04/27 フェルベークの技術的媒介論に関する勉強会
オランダの技術哲学者P・P・フェルベーク（P-P Verbeek）の技術的媒介（Technological mediation）の理論に関するオンライン勉強会を実施しました。フェルベーク『技術の道徳化（Moralizing Technology）』の訳者で、技術哲学者の鈴木俊洋先生（崇城大学）に講師を務めていただきました。
2023/1/27 読書会：Damiano, L., & Dumouchel, P. (2018). Anthropomorphism in human–robot co-evolution. Frontiers in psychology, 9, 468. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2018.00468
2022/11/30 読書会：呉羽真(2021) 「日本人とロボット－－テクノアニミズム論への批判」
2022/11/16 読書会：Fuchs, T. (2022). Understanding Sophia? On human interaction with artificial agents. Phenomenology and the Cognitive Sciences, 1-22. https://doi.org/10.1007/s11097-022-09848-0
2022/11/2 読書会：Coeckelbergh, M. (2010). Moral appearances: emotions, robots, and human morality. Ethics and Information Technology, 12, 235-241. https://doi.org/10.1007/s10676-010-9221-y
2022/10/13 読書会：Crook, N., & Corneli, J. (2021). The Anatomy of moral agency: A theological and neuroscience inspired model of virtue ethics. Cognitive Computation and Systems, 3(2), 109-122. https://doi.org/10.1049/ccs2.12024
2022/09/29 読書会：Perez-Osorio, J., & Wykowska, A. (2020). Adopting the intentional stance toward natural and artificial agents. Philosophical Psychology, 33(3), 369-395. https://doi.org/10.1080/09515089.2019.1688778
2022/09/09 全体オンラインミーティング
2022/08/19-20 人工主体ミニキャンプ「人間と人工主体の共存に向けて」」
哲学・心理学・人工知能・神経科学をはじめとするさまざまな分野の研究者で集合し、「⼈間と⼈⼯主体はどのようなかたちで共存していけばよいのか」という根本的な問いを分野横断的に議論しました。
ウェブサイト：https://sites.google.com/view/artificial-subjects-2022/home