<2019年度第3回研究会(通算第12回)>
日 時: 2020年1月27日(月)13:00~14:30
会場: 多摩キャンパス2号館4階研究所会議室3
会場アクセス:多摩都市モノレール 中央大学・明星大学駅 http://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/
講 師: 北脇 実千代 氏 (日本大学准教授)
テーマ: 「戦前のハワイ日系人社会における裁縫学校と洋裁技術の普及」
要旨:
戦前、ハワイの日系人社会において、多くの裁縫学校が設立された。本報告では、いくつかの裁縫学校を事例として、日系人社会において裁縫学校が果たした役割について考察するとともに、洋裁技術の普及ならびにその意義を分析する。また、戦前の日系人の移動・移住をめぐる諸相を、洋裁に関わった女性の視座から検証したい。
<2019年度第2回研究会(通算第11回)>
日 時: 2019年11月30日(土)14:00~18:00
会場: 駿河台記念館570号室
会場アクセス:JR中央線 御茶ノ水駅前 アクセスマップ
講 師: 上英明氏 (神奈川大学外国語学部准教授)
テーマ: 『外交と移民―冷戦下の米・キューバ関係』の執筆を振り返ってーそこで書けたことと書けなかったことについて
『移民と外交―冷戦下の米・キューバ関係』の執筆について振り返り、米・キューバ関係の研究の動向とその歴史的変遷、世代の違いと政治的立場の意味、および執筆者個人が研究を進める上で苦しんだことや役に立ったことなどについて情報を共有し、現代において南北アメリカを舞台に研究することの楽しさとその意義、その困難の性格と苦しみの度合いについて考えてみたい。その上で、今後の研究の道筋を示し、外交と移民に関する新しいテーマについて議論する場をいただきたい。
講 師: 川口悠子氏(法政大学理工学部准教授)
テーマ: 占領下の広島からの輸出における米国日系コミュニティの役割
要旨:
第二次世界大戦の終結後まもない1948年初めから、広島県出身の一世を中心とする日系人が広島への救援活動をおこない、広島側からも復興支援を求める動きがあった。国境を越えたこのような交流は、広島市がとりわけ国外に向けて「平和都市ヒロシマ」というイメージを発信する要因の一つともなった。本報告ではこの交流の背景を考察することを目的に、1947年8月に民間貿易が再開された直後の広島からの輸出を取り上げ、米国の日系コミュニティが取引先として果たした役割を見当する。
<2019年度第1回公開研究会 (通算第10回)>
日 時: 2019年10月5日(金)15:00~16:30
会場: 駿河台記念館320号室
会場アクセス:JR中央線 御茶ノ水駅前 アクセスマップ
講 師: 佃陽子氏 (成城大学法学部准教授)
テーマ: 日系人の表象における「日本人」の境界と「移民」のイメージ
要 旨:
本報告では、戦後の日本社会において「日本人」の境界および「移民」のイメージが、どのように(再)構築・強化・維持されてきたのか、小説やテレビドラマなどを含む日本の大衆メディアにおける、南北アメリカの日系人の表象から考察する。日系人は「日本人」にとっての他者であると同時に、民族主義的な自己として頻繁に描かれてきた。本報告ではこうした批判も踏まえつつ、大衆メディアの社会・経済的な側面や、日系人ではない「日本人」が描く越境性の意味を検討する。