Xはこちらから→

日本語English

お知らせ   (update 2024/6/11)

- 2024 -

Resheff Y, Bensch H M, Zottl  M, Harel R, Matsumoto-Oda A, Crofoot M, Gomez S, Börger L, Rotics S. 2024. How to treat mixed behavior segments in supervised machine learning of behavioral modes from inertial measurement data. Moving Ecology. https://doi.org/10.1186/s40462-024-00485-7 

Hou M, Akhtar MS, Hayashi M, Ashino, Matsumoto-Oda A, Hayakawa T, Ishida T, Melin AD, Imai H, Kawamura S. 2024. Reduction of bitter taste receptor gene family in folivorous Colobines as compared with omnivorous Cercopithecines in Primates. Primates . DOI: 10.1007/s10329-024-01124-w


- 2023 -

Alexandre Suire, Itsuki Kunita, Roi Harel, Margaret Crofoot, Mathew Mutinda, Maureen Kamau, James M. Hassel, Suzan Murray, Shoji Kawamura, Akiko Matsumoto-Oda. Estimating individual exposure to predation risk in group-living baboons, Papio anubis.

Research Article | published 08 Nov 2023 PLOS ONE

https://doi.org/10.1371/journal.pone.0287357 


- 2022 -

Matsumoto-Oda A. Bathing Behaviour in Spotted Hyenas (Crocuta crocuta) in Laikipia, Kenya: Two Observational Cases. Journal of East African Natural History 110 (2), 87-92, (15 February 2022) https://doi.org/10.2982/028.110.0202


‐ 2021 ‐ 

Ryo Oda, Akiko Matsumoto-Oda HEXACO, Dark Triad and altruism in daily life

  募集分野は、バイオロギング分野の経験がある人。興味のある方は、ご連絡ください。


- 2020 -

Alexandre Suire  Lynne A. Isbell  Laura R. Bidner  Yushin Shinoda  Munemitsu Akasaka  Akiko Matsumoto‐Oda

Influence of rainfall on sleeping site choice by a group of anubis baboons (Papio anubis)


- 2019 -

募集分野は、コミュニケーション分析に興味がある人。簡単な英語とRができる方。興味のある方は、ご連絡ください。

ポスドク研究者の募集分野は、群れ行動の分析と計算モデリングに興味がある人。

Isbell LA, Bidner LR, Omondi G, Mutinda M, Matsumoto-Oda A. in press. Capture, immobilization, and GPS collaring of olive baboons (Papio anubis) and vervets (Chlorocebus pygerythrus): lessons learned and suggested best practices. Am J Primatol

霊長類の行動から、ヒト社会への進化のみちすじを探求する


人類学とは?

人類学は、私たちヒトを理解しようとする学問です。人類学は複数の分野によって構成され 、文化人類学の分野は世界中に暮らすさまざまな社会や文化を持った人々の理解に焦点をあてています。生物人類学(または自然人類学 )と呼ばれる分野では、ヒトの体や行動や社会などの特徴を生物学的に説明しようとするものです。


生物人類学をもっと詳しく

生物人類学は、生物学と社会学とが結びついた学際的な研究分野です。この2つを結びつけているのが「人類進化」と「ヒトの生物社会的多様性」という2つの主要な概念です。

ヒトを生物学的に研究するうえでの代表的な対象には化石、遺伝子、霊長類があります。化石は体の形や動きを知ることに、遺伝子は他のどの生物と近いのかを知ることに適しています。ヒトは今から約700万年前に誕生し、かつては多くのヒトの仲間たちも地球上に存在していましたが、現在では私たちホモ・サピエンス1種以外は絶滅してしまっています。そのため、私たちの行動や社会といった形に残らないものがどのように進化してきたのかを知るには、私たちと同じ霊長類に属する動物と比較するという手法が有効です。なかでも、私たちヒトに近縁な大型類人猿(チンパンジー、ゴリラ、オランウータン)の知性に関する研究や、ヒト属が誕生したと考えられるサバンナ環境に生息するヒヒの研究が有名です。また、現生霊長類の多くは絶滅の危険にさらされています。野生下や飼育下の霊長類の研究からもたらされたヒト以外の霊長類の行動や環境についての知識は、将来彼らと私たちが共に生き残るのに役立つものだといえるでしょう。


生物人類学はなぜ刺激的でやりがいのある仕事なのでしょうか?

生物人類学者の多くは、大学、博物館、NGO、高校、動物園などで教育と研究をおこなっています。

やりがいのある職業は、個人の人生を非常に豊かにします。 プロの生物人類学者の生活をとても刺激的にするものは、①質問と答えの発見という科学研究の楽しみ、② 研究成果を様々な方法で世界中のあらゆる年齢層の人々に伝える機会、③学生に教える(努力が必要ですが)やりがい、 ④世界中に開かれた研究室の外の「フィールド」調査(フィールド調査はアフリカ、南米、南アジアなどの地域から動物園など、どこでも行うことができます)。


ご紹介いただいています

 河合塾みらいぶっく  http://www.miraibook.jp/field/subject-detail/6901