楽しみながらお金の勉強もできる映画はありがたいですね。
2千万円必要といわれている定年退職後の老後資金。
普通の主婦が現代日本が抱えるお金の問題に立ち向かう。
どこにでもいる普通の主婦。子育ても落ち着いて老後は安泰のはずだったが、親の葬式、子供の派手婚、夫の失職、セレブ姑との同居が重なる。
金難が立て続けに襲ってくる中、悩みもがき奮闘しながらも逆境に立ち向かう。
現代日本が抱えるお金の問題を、痛快に笑い飛ばしてくれます。
「あなたは生きますか?」という問いから、架空の制度を媒介に「生きる」ことというテーマを問いかける衝撃的な仕上がりとなっている。
超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度<プラン75>が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描く。
「経済的合理性を優先し、人の痛みへの想像力を欠く昨今の社会に対する憤りに突き動かされて生まれた映画だ。人が生きることを全肯定してくれる。
ホテルの客室清掃員として働くミチが、コールセンターからの電話を受け取る場面から始まる。
「75歳以上の高齢者に、死を選ぶ権利を認め、支援する制度、通称<プラン75>が、国会で可決されました」。
ミチがという女性の姿を通して、ミチが最後に人生の選択をする姿が描かれており、心打たれ、惹かれる。
勤勉に慎ましく生きてきたミチだが、失職をきっかけに社会での居場所さえも失いかける。自分で立っていたいと自身を追い込んでいく姿は、公に助けを求めにくい現代社会を投影しているかのよう。
働く意志があっても就職先が見つからず追い込まれていくミチと、自らの叔父が<プラン75>の申請に現れ戸惑うヒロムや、対象者・ミチとの交流により自らが携わる制度に疑問を持ち始める瑶子らの気持ちが揺れ動く様子が伝わってくる。
長年連れ添った夫の浮気をきっかけに人生を見つめなおすことになる女性の姿を、笑いと涙、音楽とダンスを交えて描いた人生賛歌のドラマ。
平均年齢63歳の3人のキャストと72歳の名匠が教えてくれるのは、勇気さえあれば息苦しい世界からあっさり抜け出せるという真理。
順風満帆に見えた人生だったが、夫と親友の浮気現場を目撃してしまい、傷心で姉ビフの家に転がり込む。
金や名誉とは無縁のビフは、親友やダンス教室の仲間に囲まれ、人生を謳歌していた。人生を楽しむヒントと夢が詰まった人生賛歌。
妹を心配するビフは、サンドラをダンス教室へ連れていき、かつてダンサーを目指したこともあったサンドラは、音楽とダンスに心を癒され、忘れかけていた情熱を思い出していく。
また元プロダンサー20名も出演、久し振りの踊る仕事に向けて特訓を重ねて見事なダンスを披露してくれる。
彼らの笑顔は決して演技ではなく、彼らの輝ける人生そのものだ。