病気や死は、どうして存在するのだろうか。なぜ自分だけが病気や事故に遭遇したのだろうか。そこには、なにか意味があったのだろうか?病気や死は、周りの人に希望を与える原動力になるのかもしれませんね。そのアクターにあなたは選ばれているのかもしれません。
13歳で発病。人気ベストセラー小説『500日のサマー』どうして、人間は病気になるのだろうか?それは、人生を楽しむためにあるのかもしれない。恋を信じる男の子と信じない女の子の、ビタースウィートな500日。建築家を夢みながらグリーティングカード会社で働くトムは、秘書として入社してきたキュートなサマーに一目惚れ。トムは運命の恋を夢見る男の子、一方サマーは真実の愛なんて信じない女の子だった。好きな音楽をきっかけに意気投合する二人。
トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くところが絶妙。サマーの答えはもちろんノーだ。そんなふたりの恋愛?と、友情?の間に果てしなく広がるグレーゾーン。人を好きになるって、どうしてこんなに楽しくて切ないんだろう。誰もがまた恋したくなる2人の500日。
福岡県の映画館で上映された『今日も明日も負け犬』。“朝 起きられない”病気『起立性調節障害』と闘う女子中学生・なつみの物語。監督は西山夏実さん(18)。高校生の映画コンクールで日本一に輝き、話題になった。起立性調節障害(自律神経がうまく働かず、「朝起きられない」「めまい」などの症状が出る病気)は、詳しい原因や治療法がない。中学生のときに何の前触れもなく発症。「『早く寝ないから起きれないんじゃないの』と言われる。夜になったら140とかまで血圧が上がる。動悸がして寝れない。午後10時、11時とかに寝ようとするけど、寝られない時間が朝の6時とかまで続いて、一人で座っている。気付いたら寝ていて、起きたら夕方」みたいな日々とのこと。
怠けや、さぼりと誤解される。SNSで仲間を募り、1年かけて映画が完成した。
心優しい整備工と、傲慢な実業家の男。全く異なる人生を歩んできた。ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンのアカデミー俳優ふたりが主演。病院で同室となったふたり。共にガンを患っており、ふたりとも余命半年と宣言されていた。ある日、整備工が実業家にあるリストを見せた。死ぬまでにやりたいことを記したリストだった。(棺桶リストと、映画の中では呼ばれていた)余命6ヶ月の二人の男が棺おけに入る前にやっておきたいことを記したリストを携えて、生涯最後の冒険旅行に出る映画『最高の人生の見つけ方』。
上と同じタイトルの映画。こちらは、大真面目な主婦と大金持ちの女社長。価値観が絶対的に違う、出会うはずのない二人が病院で出会う。余命宣告を受けた二人という設定は上の映画と同じだ。同じ病院に入院する12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」をみたふたりは、このリストすべてを実行する決断をした。今まで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に出会えた二人。泣けてくる。
27歳で癌。生存率50%の余命宣告。人生をあきらめるには早すぎる。ガンの実体験をもとに、人間模様や病気の意義をユーモラスに描いている映画。酒もたばこもやらない27歳の青年アダム。5年生存率50%。世話焼きの母親。その日から生活は一変。よそよそしい同僚たち、看病の重圧に立ち向かう恋人。病気を気遣って誰も今までどおりではいない。そんななか親友カイルは新米セラピストのキャサリンとの手探りセラピーを通して、一緒に病気を"ネタ"にナンパしたり、"ガン"の日々を笑い飛ばそうとする。最後はアダムも平穏でいられなくなる。病気ってなんだろうと考えさせられる映画だった。(もちろん、答えは出ないのですが)
どこにでもいる普通の少女ふたりの友情を描いているが、その普通の中に人生が宿っている。親友同士というと楽しさも悲しさもふたりで分かち合うものだ。大人になるまでずっと一緒だったが、ミリーは乳がんの告知を受けた。ジェスは新しい命を授かった。どうしても、ここで別れなくてはならない。大切な人と残された時間をどう一緒に過ごすかが、今後の人生を強く生きることにつながる。
こんな感想が載っていました。「これ以上の愛の物語を知らない。愛は変わるものだと言う人もいるけれど、僕は愛は永遠のものだと思う。変わらぬ愛を誓える人こそ美しいのです。」「ノアのほうが少し愛が強いのかなと思いきや、この物語を書いたのはアリー自身で、その物語を本人に読み聞かせてるノアっていう構図がこの上なく好き(?)」「老人痴呆症と字幕がつくあたりから、この映画の歴史を感じる。どれだけ時が経っても、名作ですね」
余命宣告からも希望を持ち難病と闘い続けた天才と彼を支え続けた女性の感動ヒューマン・ラブストーリー。こんな感想がありました。「さっき観ました。役者さんの演技はもちろん。演出や色彩、音楽の全てが美しかったです。見終わった後にもう一度観たいと思える映画でした。」「本当に尊敬する人です。今この方が生きていたら、どんな言葉をくれたんだろう。」「これはねぇ、、僕の中でいつまでもきっと色褪せることのない名作です」アカデミー賞主演男優賞受賞 エディ・レッドメイン主演最新作。
実話。原作は、初日に2万5000部を売り上げたあと、数百万部を発行するベストセラーとなっている。1995年12月8日ファッション誌ELLEフランスの編集長だった43歳のジャン=ドミニック・ボービーは脳梗塞を患う。昏睡状態から目覚め閉じ込め症候群(全身が麻痺した意識障害)に陥った。ボービーは左目のまばたきによって意思疎通を行ない、1冊の本を書き上げた。20万回のまばたきによって綴られた回顧録は1997年にフランスで出版された。本の出版から2日後の3月9日に感染症で著者は亡くなっている。
「癌なら良かった」という台詞が突き刺さる。ニューヨークのコロンビア大学の教授、アリスは高名な言語学者として敬われていた。学生たちからも人気だった。夫は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナと医学院生の長男のトムにも何の不満もなかった。ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディアだけは心配だった。アリスは、物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告された。
若年性アルツハイマー病は、今でこそ日本でもよく知られるようになっているが、当時は治療法もなく原因もわからに病気だ。そんな診断を受けたアリスは、相当ショックだったに違いない。アリスの避けられない運命との闘いが始まる。すべての記憶を失う若年性アルツハイマー病と診断されたら、どれほど悲しいことか。もう少しだけ、アリスのままで居たい。