クイズ大会「7-Segment」共同発起人の2名からご挨拶差し上げます。
私は中学2年生からクイズをはじめて、早15年ほどになります。しかし、これほど長くクイズ界にいながら、「大きなクイズ大会を主催する経験」はほとんどありませんでした。数年前からひとつの節目として大会を開くことを目標に掲げていたのですが、大会の運営経験が乏しい私にとって、ひとりでの主催はとてもじゃないけどできませんでした。
そこで「誰かと共催しよう」と考え、相手として真っ先に思いついたのが八崎くんでした。主催経験が豊富で運営面に関して申し分なし、かつ関西出身でとても気が合う! ......ということで飲みに誘い、「一緒に大会やりたい!」と声を掛けたら満面の笑顔で「ぜひ!」と言ってくれたのを今でもはっきり覚えています。
話の中で、「せっかく大会を開くなら『この人が出す問題面白いから呼びたい!』と思った人に声を掛けてお祭りみたいにしよう」と提案してくれて、私は関東で、八崎くんは関西でそれぞれで呼びかけた結果、今回の7人のメンバーが集結しました。
集まった7人のスタッフは、所属するサークルがかなりバラバラです。同じサークル内のメンバーで大会を開くということも多いなか、何もかもバラバラな7人がスタッフを務める大会は比較的珍しいのではないでしょうか。
そんな7人が自由に問題を作ったら、どんな問題群に仕上がって、どんな試合が繰り広げられて、どんな結末を迎えるのかーー「展開が何も読めない」というところに、7-Segmentの面白さがギュッと凝縮されているように感じます。
フリースタイルなクイズを打ち返すのは、他の誰でもない「あなた」です。「渾身の正解」で「会心の展開」を作り上げてください。
共同発起人 池田和記
滋賀県民の自分がたまたま東京にいたときのこと。北海道居酒屋でのサシ飲みに連れられたわたしは、ザンギを食べながら上記のように声をかけられたのでした。これはめ~ちゃくちゃ嬉しいことですね。このひとと何かを起こしたい、というのは、ものづくりをし続けている自分にとってはかなり上位にランクインすることばなのです。
趣味でクイズをやる、というこの世界に触れてから10年間。ひとりでも、そして100人でもクイズイベントをつくってきたからこそ、「少数のメンバーとやりたいことをやりまくる」というつくり方に再び興味が湧いていたころの出来事でした。ハスカップサイダーを飲みながら将来像を夢想したのも覚えています。
スタッフ集めの段になって、自分は「東西両方」というポイントを意識しました。関東在住の池田さん、関西在住の自分…という視線もありつつ、出身地まで含めるとそこそこの範囲をカバーできる面々を揃えられたのではないでしょうか。もちろんこの仲間づくりのプロセスは、「(スタッフではなく)イベントに参加してほしい方」がもっとたくさんいるからこそのものですよ。
今回は、そんなばらばらの7つの属性・7つの視点から、自由に出題し、発表し、コミュニケーションを取ります。問題文と答えだけは全員がしっかり用意するけれど、それを使って皆さんに向けて何を表現するかは、わたしもまだわかりません。しかし実はこれ以上、「クイズ大会とはこうなのだ」と規定することはできないのでしょう。
いまのところ行き着いた形式面でいうと、このイベントではペーパークイズを行わず、全員が何度か早押しクイズを行います。ひとりの優勝者を決めるために何度も勝敗を決する形とはなりますが、何よりも、あなたの「知ってる!」が皆さんの喝采を博することがありますように。そしてこのイベントが、数あるクイズ大会の新しい選択肢のひとつに、そしてこれからの在り方のひとつとなりますように。
これがオルタナティブ。
いずれベーシック。
やがてクラシック。
共同発起人 八崎奈央斗