■学校名
愛媛大学
鳥取大学
■代表者名
松田滉都 (1年)
■他メンバー
北内裕輝(1年)
■担当教員(指導者)
なし
消されるはずだった馬の命を守る~馬カフェを創って殺処分数を減らそう!~
■作品概要
全国には伝統的な種である馬がおり、愛媛県にも野間馬というかわいらしい馬が存在する。一方で競馬場に行けば、早くてカッコいい馬が疾走している。しかし、すべてが輝かしい場面ではなく、殺処分数が圧倒的に多いという闇を抱えている。また、犬や猫に比べて認知度が低く、改善されている様子があまり見られない。
そこで私たちは、その認知度を上げつつ殺処分されてしまう数を減らす方法として馬カフェを提案する。まずカフェという形式は多くの人々に親しみやすく、そこで問題提起をすることで着実に認知度を高めていく。また、馬は非常に賢 く優しい動物であるため、人間と触れ合うことは十分可能である。そのため、カフェで触れ合う機会を設け、馬に愛着を持ってもらいたい。そこで得た収益などは馬のために利用する。
このようにすることで、現状救うことの可能な馬を助けると共に、今後そのような馬を極力誕生させないようにする狙いだ。
■探究の動機や目的
私たちはこれまで野間馬ハイランド、修学旅行で訪れたノーザンホースパークで馬と関わる機会が多くあった。また、小学生の高学年から馬を育成するゲームに夢中になった。また高校生の時には学校活動の一環としてデータサイエンスを積極的に行った。そこでの経験を活かし、なにか他に応用できないかということでこの研究を行うこととなった。
馬という存在が遠くない私たちだからこそ、馬の殺処分頭数が多いという課題を知っていた。これを重大な課題と認識し、どうにか解決しようと考えた。
この研究の最終的な目的は自分たちがどうにかするのではなく、これ以この研究の最終的な目的は自分たちがどうにかするのではなく、これ以上馬が殺処分されない流れを完璧に作ることであり、今回の研究はその足上馬が殺処分されない流れを完璧に作ることであり、今回の研究はその足掛かりとなるように行ったものである。
■探究の方法や内容
農林水産省のホームページや野間馬ハイランドの公式ホームページを参考にし、競走馬の生産頭数・飼育頭数・殺処分数などを調べた。その中から最も数が多い軽種馬に絞り、データをもとにグラフを作成した。またそこから客観的かつ詳細に現状を分析し、現状の課題を洗い出した。そのデータを用い、それらを解決する方法について固定概念に縛られないことを意識しながら話し合いを行い、解決に向かう方法を熟考した。
■感想と今後の課題
今回、様々なデータをもとに研究を進めていく中で、改めて競走馬の多くが殺処分されている現状を知って、非常に衝撃を受けた。殺処分される馬のうちほとんどが、馬にとって仕方のない理由 骨折・病気等 によるものではなく、飼育困難などの人間中心的な理由によって殺処分されているということが分かり、これは何とかしなければならないと思った。自分たちにできることは非常に限られていることは承知の上だが、少しでもこの問題を解決の方向に進められる提案ができたらよいと思っている。
今回このコンテストを通じて、馬についてより深く考え、身近に感じることができたのでよかった。これからもたくさんの馬が様々な場所で活躍することを心から願っている。