陰陽の陰の象徴、蓮。泥の中から美しい花を咲かせる様は神聖で、浄化、再生の象徴とされる。手織総浮は、希少な織物。
残り2点
織小紋柄
織小紋柄
織小紋柄
織小紋柄
博多織の帯は、1976年6月に国の伝統的工芸品の指定を受けました。その後、2011年に着物地と袴も追加指定されました。博多織は、着尺をルーツに鎌倉時代に始まったとされていますが、明治時代から着尺の生産がほぼなくなってしまいい、帯が有名になりました。現在でも博多織の着尺は大変珍しく、その存在もほとんど知られていない大変珍しい織物となっています。
博多織の着尺・袴地の年間生産数(令和4年度)226点
博多織工業組合資料より
多くの文化や宗教で聖なるシンボルとして扱われます。特に仏教では、泥の中から美しい花を咲かせる蓮は「浄化」と「再生」の象徴とされています。また、純潔や完璧な美しさを意味することも。蓮は、汚れの中から清らかさを保つ力を持つとされ、精神的な成長や啓示、悟りのメタファーとしても用いられます。このため、多くの神聖な場面や美術作品で蓮の花が特色として描かれることが多いです。
品種:名古屋帯
組織:総浮(手機)
意匠:(設計)阿比留哲也 (配色)阿比留哲也 (調整)豊川勝典
製織:小林顕子
生産本数:10本
経糸本数:8,600本
この御召は金継タイプと同じく、「小林総浮:祝蓮」のデザインをトレースしたタイプです。こういったドレッシーなデザインを織り上げた着尺も、博多織産地では非常に希少です。柄のデザイン・大きさにインパクトがありますが、織柄が浮かびすぎないようにサラっと織っているので、実際に着用した時は、殆ど無地の着物に見えますが、動くと部分的に柄が浮かび上がる工夫をしてます。帯と同柄でセットアップ提案も可能ですし、羽織・コートなどの提案も可能だと思います。OKANOの御召は、使用している糸が完全オリジナルなので、他のメーカーには真似が出来ません。高級感ある光沢感が出るので、セミフォーマル・色無地の活用にも向いていると思います。過去にいろいろな柄の着尺を織ってきましたが、全くの新機軸のタイプになります。