■学校名
山崎学園富士見高校 在籍
(北海道鵡川高等学校 留学中)
■代表者名
矢代茉鼓 (2年)
■他メンバー
なし
■担当教員(指導者)
なし
馬と共により良い未来を作りたい
■作品概要
中3の冬にボランティアスタッフで参加した自然学校のキャンプがきっかけ。馬と私たち人間が共に生きる北海道での森の生活を初体験。馬に魅かれ北海道の大自然の虜になった私はさらに経験を深めるために、高1夏・冬も東京からはるばる北海道の自然学校に。さらに探求の学びを深めたいと進展を志し、高2の現在は、東京を飛び出して親元離れて北海道の高校に留学中。北海道の広大な自然や動物に間近で触れ合い、探究心を磨くために、真新しい環境・土地で常に奮闘しています。
そんな私の約2年間の沢山の学び・経験の蓄積の中から、本当に伝えたい内容のみを厳選し内容を取捨選択し、簡潔な作品作りを心がけました。誰にも負けないくらい馬と自然が大好きで、探求に努力を注いできたこれまでの私の青春をかけた作品です。小さな一歩かもしれないけれど、私の情熱がこもった作品で、明るい未来に繋がったら嬉しいです。
■探究の動機や目的
私はボロ取り(馬の糞掃除)を永遠にやれるほど馬が大好きです。また、中学1年生の時からSDGsに関心があり、今の社会の問題を解決し、明るい未来を作りたいと漠然な目標を抱いていました。長い間励んできたSDGs探求と、大好きな馬を繋げられないか…と構想していた私。そして高2で北海道に留学し、さらに馬について探求していくと、馬が持つ新たな価値・可能性に気づかされ、感動しました。それが明るい未来の持続可能な社会に貢献できると考えた私は、自分の学びと経験を活かしたアクションを起こしたいと思いました。これが動機です。
■探究の方法や内容
本やインターネットを活用した調べ学習の他、実際に森や飼育現場で活動するフィールドワーク、現場の方へのインタビューをしました。
(フィールドワーク▶︎馬と森で生活するキャンプを経験。北海道の馬と森づくりをする自然学校のイベントに月に一度継続的に参加。餌やり・ボロ取り・ブラッシングなどのリアルな馬の飼育を実際に経験しました。また、森林整備のため、自分の手で木を間伐し、馬搬で運び出し、さらにその木で板を作って森の道路敷設をしたり、薪を割って料理・お風呂・ストーブ・サウナなどの生活に活用したりもしました。他には、ミミズ入りの馬糞でニワトリの餌を作ったり肥料として使うその中で馬糞観察を行いました。)
(インタビュー▶︎森林整備を行う自然学校の方や動物の飼育をしている方に聞きました。)
■感想と今後の課題
調べ学習という座学だけでなく、自慢の誰にも負けない経験値を活かして探求活動を行いました。そこで感じたのは、実際に経験することで得られる学びの深さは強いということです。学んだ知識が実際の経験で役立つ事を、特に感じたのは馬糞の観察です。馬糞の分解過程を、目で見てさらに匂い・重さなど自分の感覚で知ることができました。そして、それを自分の言葉で語れるようになりました。
馬の持つ可能性と価値の素晴らしさについて深めることができ、馬と人とが共に生きることでつくる明るい未来という展望を抱きました。しかし、その具体的手段が見つかっておりません。馬が身近におらず、機械やテクノロジーが発達し便利で効率的な世の中になった今、現代社会で馬を活用するのは多くの困難が生じると思います。そこを乗り越えるためにさらに探求することが今後の課題です。
・作品データ(スライドcanva) (22ページ)