2020  浜松学芸高等学校芸術科

美術コース・書道コース作品展

 ~今に芽生ゆ~

油絵専攻

石川 清加  ~Sayaka ishikawa~

揺蕩う生命線 

一見すると無関係。すべてのものごとは複雑に繋がっている。作品のふりをしたものに終止符がつけば、その思想は二度と巡らせることはできない。はじめまして、新しいわたし。 

静物油彩

18歳。存在と空気のとけ合ったところ。石膏像の重さが伝わるように表現した。意識をすることで流動するその快感が好き。無知からは描けない。どんなに憂苦しても、学べることは幸せだった。

大石 美優 ~Miyu oishi~

まだ見ぬ

私は生まれてから様々な事物を学びました。けれど、その中には知る必要のなかった偏見なども混じっているはずです。純粋だったあの頃に戻れたら、そんな気持ちを込めて、この絵を制作しました。 

静物油彩

F50号という大きなサイズでの静物油彩は初めてだったため、最初は少し戸惑ったものの、大きな画面にのびのびとモチーフを描くことはとても新鮮で、最後まで楽しく制作することができました。 

金原 未桃  ~Mito kinpara~

神、飯テロする。

飯テロとは、安易に食事のできない深夜などの時間帯に、食べ物の画像をネット上にアップし、見た人を苦しませる愚行である。 

静物油彩

F50というサイズで絵を描いたのは初めで、自分でも大きな絵を描けたことが自信になりました。

平野 華穂  ~Kaho hirano~

seeds

これから人生を歩んでいく中で、まっすぐに茎を伸ばせるかは分からないし、きれいな花を咲かせる自信なんて全くない。もがきながら地面にしっかり根を張れる人間に成長していきたい。 

静物油彩

木の台周辺と石膏像に焦点がいくよう意識して描きました。冷たい絵ではなく、静かな絵に見えていたら嬉しいです。木の額も作品の一部と考え、違和感なく馴染むよう工夫しました。 

水口 万里奈 ~Marina mizuguti~

美術脳

この学芸での三年間で、私は見事「美術脳」となりました。牛骨の頭を被った姿は、日常生活で絵のことばかり考えている私を表しています。周りには、鉛筆で描かれた沢山の人物が描かれています。 

静物油彩

この静物では、遠近感を強く意識しました。真ん中にくるカラスと缶の存在感を出すため、白と黒で強く前に出しました。逆に遠くのモチーフには青系の色調を配色して、対比させました。鮮やかな花の美しさも、ひときわ目立つ様に心掛けました。 

吉田 深咲  ~Misaki yoshida~

埋もれて 

私の周りに空気と時間があります。悩み苦しい時はいつも簡単には抜けられず、時間だけが進み同じことばかり考えてしまいます。伝えたい事はあるのに言葉ではうまく伝えられない気持ちを自分なりに表現しました。 

静物油彩

今まで静物油彩には入れて来なかった感情を入れました。モチーフの組み合わせと、その周りの空気との関わりを大切にしながら制作をしました。色や形、線に意識を向けモチーフを見た時の自分の感情と印象を描きました。 

お問い合わせ

詳しくはgakugei-info@gakugei.ed.jp まで

お問い合わせください。