大瀬小・中学校では、今年度もたくさんの地域の方々に学校へ来ていただき、ゲストティーチャーとして子どもたちに貴重なお話や体験を提供していただいています。
子どもたちは、地域の方の知恵や経験にふれる中で、学びへの意欲を高め、ふるさとへの愛着を育んでいます。「地域とともにある学校」を目指して、学校と地域が手を取り合いながら、子どもたちの健やかな成長を支えていきます。今回は、大瀬小学校での活動を紹介いたします。
今年度も温かいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
9/26きらり かがやく 大瀬のまち ~程内地区を訪ねて~
大瀬小3・4年生は、総合的な学習の時間の学習で程内地区を訪れました。コオロギファームでは、食用コオロギについての説明を聞き、実際にコオロギを使った食品の試食も体験しました。新しい食文化にふれる貴重な学びとなりました。
また、龍現寺では本堂を見学し、地域の歴史や昔の程内の様子についてお話をうかがいました。普段はなかなか出会えない地域の魅力や文化を知ることができ、子どもたちにとって充実した学習の時間となりました。
9/18 きらり かがやく 大瀬のまち ~川登地区をたずねて~
9/12 きらり かがやく 大瀬のまち ~村前・江子地区を訪ねて~
大瀬小3・4年生は、総合的な学習の時間の学習で、村前・江子地区を訪れました。自治会館やパイロット団地、三島神社を見学し、地域の方からさまざまなお話を聞かせていただきました。盆踊りや運動会、バドミントンやバレーボール、生花活動など、地域で行われている催しや交流についても教えていただきました。普段なかなか足を運ぶことのない地域のことを知ることができ、ふるさと大瀬を深く理解するよい機会となりました。
7月14日(月) 消費者教育講座
大瀬中2年生が内子町消費生活相談窓口から講師を招き消費者講座を受けました。クイズやトラブル事例、セルフチェックなどを通して、消費者トラブルの注意点を話し合い、自分がトラブルに遭わないためにはどうしたらいいか、もしトラブルに巻き込まれたときにどうすればいいか話し合い、確認しました。
【生徒の感想】
・自分の心理傾向を調べると、詐欺に遭いそうな項目の点数が高かったので気をつけたいです。課金では、中・高生はスマホを持っていて、使い方を誤って、高額請求を受けた事例があったので、ゲームなどで課金をするときは親に相談したいです。
7月2日(水) 介護福祉体験
大瀬中3年生が総合的な学習の時間で、地域の高齢者福祉施設を訪れ福祉体験を行いました。事前に、利用者の方と一緒に行うことができるレクリエーションを考え準備をしました。当日施設を訪れ、職員の方から講話を受け、認知症にはいろいろな種類があることを知り、自分の都合や気持ちを優先するのでなく、利用者の話を聞いたり、相談に乗ったりするなど、お互いに信頼できる関係が大事だということをしりました。
【生徒の感想】
・私は今回の体験に行くまでは、介護士の仕事がこんなに大変な仕事だとは思っていませんでした。
・介護福祉体験を通して、大きな声でゆっくりと話をするのが難しかったけど、職員さんたちはすごく慣れていて職員さんのすごさを感じました。おじいちゃんたちは、とても優しくて話しやすかったです。
・行くまではすごく緊張していましたが、行ってみるとすごく楽しかったです。この体験を通して、介護の大変さや、やりがい、人を思う心を学びました。
7/1 内子と戦争「あの時、この場所でも・・・」~巡回展に参加しました~
戦後80年を迎えることを記念して、大瀬自治センターで巡回展が行われ、大瀬小6年生が参加しました。6年生は、修学旅行で大刀洗平和記念館に行き、平和の大切さを学んでいます。この展示会で、内子町でも戦争の影響があった生活を知り、平和の大切さを再確認していました。見学に行った6年生が、愛媛朝日テレビの取材を受けました。学習や見学の様子、インタビューがその日のニュースに流れました。
6月27日 林業出前授業
大瀬中2年生が、内子町を拠点に活動している株式会社武田林業さんを講師に招き、林業を中心にキャリア教育についての講義を受けました。林業は木を切るだけの仕事ではなく、木を切ることによって森全体の健康を保つ、森を守る仕事だというお話をしていただきました。動画を見たり、VRを使って木材を伐採している様子を疑似体験したり、クイズ形式で進めていただき、生徒は興味をもって林業について学ぶことができました。その後、ビジネスマナー講座として、名刺交換の練習をしました。2学期にある職場体験に向けてのよい意識付けとなりました。
6/27 ふるさとの自然にふれる ~小田川とあゆ料理~
大瀬小では小田川の自然とふれあう学習として、「あゆ」についてのお話を聞きました。地元の方から、あゆの生態や小田川での暮らしについて、分かりやすく教えていただき、子どもたちは興味津々。また、実際に投網を使ったあゆのとり方の実演も見せていただき、伝統的な漁の技に感動していました。さらに、あゆの塩焼きやフリッターの試食もさせていただき、「おいしい!」「骨まで食べられる!」と大喜び。五感で学ぶ、貴重な体験となりました。
ふるさとの自然や文化の豊かさにふれ、これからも小田川を大切にしていきたいという思いを深めた学習となりました。
6/25 歯の健康を見直そう!~2年生から5年生が歯科指導を受けました~
大瀬小2年生から5年生を対象に、歯科衛生士の方をお招きして歯科指導が行われました。赤染めによる「みがき残しチェック」では、自分の歯のみがき方を振り返りながら、正しいブラッシングの仕方を学びました。
さらに、飲み物に含まれる砂糖の量の話では、ジュースやスポーツドリンクに多くの砂糖が含まれていることを知り、飲み過ぎに注意することの大切さを実感しました。今回の指導を通して、これからの歯みがきや食生活を見直す良いきっかけとなりました。
4月30日 いざという時のために~大瀬小防災学習~
内子町危機管理班の泉さんに防災についての学習をしていただきました。
大瀬小学校は、土砂災害警戒区域になっており地震や大雨の時には警戒が必要で、地震や洪水の際には、避難場所や避難所に指定されています。
泉さんには、低学年児童にもわかりやすいようにクイズ形式で、災害が起きた場合の対応について教えていただきました。
5月20日 甘くて学びいっぱい!~徳山農園でいちごのひみつを発見~
大瀬小5・6年生の総合的な学習の時間に、徳山農園を見学しました。
見学では、ビニールハウスの中に入り、温度や水の管理、病気を防ぐ工夫など、いちごづくりにかける思いをたくさん教えていただきました。また、実際に育ったいちごを試食させていただき、その甘さに子どもたちから「おいしい!」という声がたくさんあがりました。身近ないちごにも、たくさんの手間と工夫があることを学び、子どもたちは貴重な体験ができたようです。
5月22日 早く大きくなあれ!~さつまいもの苗植え~
大瀬小2年生が生活科でさつまいもの苗植えを行いました。
地域のさつまいも農家の上田さんに苗を植えるこつや育て方を教えていただきました。
水やり、つる返し、雑草を取りなど、おいしいさつまいもを作るにはたくさんのお世話が必要なことが分かりました。
5月28日 どすこい!~相撲教室で大盛り上がり~
大瀬小全校が参加して、相撲教室を行いました。
講師には、内子町相撲協会の泉さんをお招きし、すり足や四股といった基本動作から丁寧にご指導いただきました。基本の動きを学んだあとは、個人戦や団体戦による対戦形式で、白熱した相撲が繰り広げられました。
土俵の周りでは、友達同士で「がんばれ!」と声援を送り合う姿が見られ、応援にも熱が入っていました。
6月10日 地元農家に学ぶ果物づくりの工夫と努力 〜総合的な学習の時間〜
大瀬小5・6年生の総合的な学習の時間に、尾形農園の尾形さんをお招きし、梨やぶどうづくりの工夫や苦労についてお話をうかがいました。本来は園地に行く予定でしたが、あいにくの天気のため校内での学習となりました。
尾形さんからは、病害虫対策、甘くておいしい果物を育てるための手間など、普段なかなか知ることのできない貴重なお話をたくさん聞くことができました。果物ができるまでの苦労や、農業にかける思いに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
「5年次もよろしくお願いします!」
令和7年度がスタートし、コミスクの活動は5年目に入りました。多くの方々のご協力により、軌道に乗りつつありますが、さらなる充実、発展に期待しています。今号では、3月10日に大瀬中学校で実施した未来塾(第7弾)について掲載します。
講師:内子地区在住…6年間の企業勤務後、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京)に入局。発展途上国の支援や、人権、子どもの権利についての啓発活動、国や自治体への働きかけをされている。内子町には、2015年に移住。東京には月に数回通っているとのこと。このような仕事に就くきっかけは、弱い立場にある人や国への関心が強かったからとの弁。
〔講義〕
「違いを受け入れ、共に生きる社会に向けて」
世界の子どもたちを取り巻く課題:例として、13歳で結婚させられる子ども、10人に1人しか学校にいけない最貧国の子どもたち。6人に1人は、戦争や内戦地域に住んでいる。
〔仲間探しゲーム〕
額につけたシールの同色の者でグループをつくる。多数派になることの優越感や、少数派になることの疎外感を体感する。一人になってしまった生徒の感想は・・・やはり不安!
〔グループワーク〕「違いを認め合い、差別のない社会をつくるために、自分たちができること」について考える。
※各グループの発表より
・全校で差別などについて考える時間をつくる。
・いろいろな考え方を知り、提案できる場をつくる。
・相手の意見を否定から入らない。
・接点のない人とも関わる。 ・相手のよいところ探し。
・対話! ・交流! ・学びの積み上げ! 等々
38回におよぶ人権まつりを継承する中学校だけあって、人権意識は高く、提案もあれこれと出ていました。具体的な行動に向けて学びを継続し、人としてのアップデートを図りたいものです。子どもたちでだけでなく、もちろん大人たちも!