Short Intensive Program(ShIP)

1997年に誕生した東洋大学国際地域学部国際地域学科は、開設21年目となる2017年、国際学部国際地域学科として再編されました。20年間に培ってきた国内外研修のノウハウを活かし、現場主義の精神をさらにバージョンアップさせるため、5週間にわたる「海外英語実習」を必修科目として開講しました。そして2021年からは「Short Intensive Program」(ShIP)と改称し、引き続き学生の国際化を促進しています。ShIPという通称には船にのって広い世界へ旅立ち、成長してほしいという願いが込められています。

この研修は「国内外の地域づくり」に求められる実用的な英語力の習得を目的としています。5週間・110時間超の集中学習によりIELTS0.5ポイント、TOEICで約70点のレベルアップが目標です。また机上の学習だけでなく、学んだことをすぐに実践の場で使って身につけることを重視し、海外という異文化環境での研修を実施しています。これまでの実施校はマラ工科大学(マレーシア)、マレーシア科学大学、サンカルロス大学(フィリピン)、カーティン大学(オーストラリア)の4大学です。2022年度はトンプソンリバーズ大学(カナダ)での研修も実施予定です。

英語講師によるReading, Listening, Writing, Speakingの授業に加え、研修実施校の学生がバディ(学習パートナー)やチューター(学習補助者)として授業の復習や課題作成、PBL授業のサポートをしてくれます。また放課後にはバディやチューターとともにスポーツをしたり買い物に出かけるなどしてコミュニケーション力を高めます

さらに週12回、問題解決型授業(PBLを実施しています。それぞれの国や地域の文化や歴史、社会問題等に関する講義を受けた後に、参加学生自身が疑問に思ったこと、もっと知りたいことについて調べ英語で発表を行います。週末には学外での活動(調査やインタビュー等)も行い、自然や文化を肌で感じながら、地元の人々との交流をはかります。この5週間の研修によって英語力、人間力の成長が大いに期待されます。

*コロナ禍によって海外渡航ができなかった20202021年度はオンラインでプログラムを実施しました。

*研修費はプログラムにより異なりますが、海外で実施の場合、参加者の負担はおおむね20万~40万円程度となっています。(金額はコロナ禍以前の実施時を参考としています。)

 

研修実施大学紹介

学生の声

カーティン大学コース 市内見学

マレーシア科学大学コース 民族衣装体験

サンカルロス大学コース 海でのアクティビティ

マラ工科大学コース 市内でのPBL調査