国際地域学科国際地域専攻の教育方針(3つのポリシー)
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
国際地域学科は、1997年の開設以来、学際的な教養、地球規模の視野と具体的な行動を理念に、地域(コミュニティ)から課題解決にアプローチする学科として、現場主義と少人数ゼミナールに立脚した教育を実践し、幅広い視点と自らの考えを持ち、他者と協力して課題に取り組むことのできる人材の育成に努めています。
そのため、国際地域学科国際地域専攻では、次のような学生を受け入れることとします。
国際社会や地域社会が有する様々な課題への関心を有している人。
地域の諸問題を広い視野から客観的に把握・分析する能力を習得し、積極的に社会に貢献したい意欲をもつ人。
実践的な語学力や異文化理解とコミュニケーションの能力を備え、変化する社会に柔軟に適応できる力を身につけたい人。
確たる自分をもちながら、多様な文化的背景や価値観を有する人々と協働したいと考えている人。
学生と教員が一緒になって相互に学び成長する気持ちを有している人。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
本学科の教育目標を実現するために、以下の方針でカリキュラムを組み立てています。
国内外の地域づくりに関わる広範な学問領域から幅広い知識を習得できるようにするとともに、専門ゼミナールを中心とした体系的な学びを提供することで専門性も高めます。
外国語教育、特に英語教育を強化しています。海外での集中的な英語学習プログラムの提供、専門科目の英語での開講や海外での専門研修などを通じて、専門性を重視したコミュニケーション能力の向上を目指します。
「地域づくり」における「現場主義」を掲げ、プロジェクトスタディズ科目(研修・実践系科目)を通じ現場・実務体験を充実させるとともに、1年次から少人数のゼミ(必修)や専門分野にかかる特別プログラムを通じ、各個人の目標や個性を重視した実践的な学習を行います。
異文化下でのコミュニケーション能力と活動の実践力をより高めるため、在学期間中に一定期間の海外滞在を必須とします。
様々な課題への自らの答えを導き出し、説得的に展開する能力があることの保証のため、卒業論文を必修とします。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
国際地域学科は、国内外の地域が抱える様々な問題を解決し、環境に調和し地域の特性を活かした「地域づくり」に貢献するという観点から、「地域づくり」について幅広い視点と知識を持ち、自文化にかかわるアイデンティティを基に異文化を理解し、深く考え、主体的に判断し、どのような場においても行動できる力をもった人材を育成する。
という教育目標を設定しています。
このような教育目標に基づき、本専攻は、次の基準を満たす学生に対し卒業を認定し「学士(国際地域学)」を授与します。(学生が身につけるべき資質・能力)
国内外の地域が持つ諸課題を特定し、地球市民の視点でその解決の必要性を説明できる能力
幅広い視点と明確な専門知識を持って地域の課題を解決し「地域づくり」を構想できる能力
国内外の「地域づくり」にかかわる諸アクターと協働していくうえで必要な語学力に裏打ちされた異文化コミュニケーション能力
国内外の現場において「地域づくり」を実践していく能力