※このページは2025年度入学者のものです。
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1)環境計量士
環境計量士(濃度関係)は、工場から排出されるばい煙、排水や環境(大気・水域)及び工場跡地等土壌の中の有害物質、悪臭物質等の測定及び計量管理を行う国家資格です。
計量管理とは計量法第109条において「計量器の整備、計量の正確の保持、計量の方法の改善その他適正な計量の実施を確保するために必要な措置を講ずること」と定められており、計量士は主に適正計量管理事業所及び計量証明事業所において計量管理等を行っています。また、計量管理業務のほかに、計量士は都道府県知事・特定市町村長が行う定期検査等を代わりに実施することができます。
環境計量士国家試験の受験資格に制限はなく、誰でも受験することが可能です。
経済産業省 https://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/20_keiryoushi.html
2)環境測定分析士(3級)
大気汚染物質、水質汚濁物質等の測定分析業務の現場で実際に活躍している方の能力と技術力を評価するのが、「環境測定分析士」です。一部の地方自治体では、環境測定業務の入札の際に必要な業務責任者等の資格として、環境計測士(濃度)、技術士(環境部門等)と並んで環境測定分析士が挙げられています。
環境測定分析士には1級、2級、3級があり、1、2級は受験資格に業務経験が含まれ、実技試験も課されますが、3級は入門編としての位置づけで、環境分野に興味を持つ方であれば学生の他だれでも受験できます。3級資格の保持は2級、1級受験資格となります。
一般社団法人 日本環境測定分析協会 https://www.jemca.or.jp/capa_top/analysisperson_top/
3)生殖補助医療胚培養士
生殖補助医療胚培養士とは、生殖補助医療を目的として、医師の指導の下に体外で配偶子及び胚を取り扱う業務に従事する医療技術者です。大学で生物学や生化学、発生学等の科目を履修し、卒業後、日本産科婦人科学会の認定施設における1年以上の実務経験等を経ることにより、日本卵子学会の認定資格審査を受けることができます。また、日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する「臨床エンブリオロジスト」を取得することもできます。
一般社団法人 日本卵子学会 https://jsor.or.jp/
日本臨床エンブリオロジスト学会 https://embryology.jp/
4)臨床工学技士(生体医工学科)
医師以外の診療補助に従事する看護師や各種の医療技術者のことをメディカルスタッフと呼んでいます。臨床工学技士はメディカルスタッフの一職種であり、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストであり医療機器の専門医療職です。今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献しています。病院内で、医師・看護師や各種の医療技術者とチームを組んで生命維持装置の操作などを担当しています。
この資格は、生体医工学科で修得した科目に加えて卒業後に1年間臨床工学技士養成所にて所定の科目を修得することで受験資格が得られます。
公益社団法人 日本臨床工学技士会 https://ja-ces.or.jp/for-ce-medical-staff/clinical-engineer/
5)医学物理士
医学物理士とは、放射線を用いた医療が適切に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職です。診断分野においては、医師と連携を取り、診断的有用性と安全性のバランスを保ち、診療放射線技師と協力し、診断装置および診断画像の品質管理・保証を実施します。また、放射線診断に関する医学物理学的研究開発を行います。治療分野においては、医師と連携を取り、治療計画の最適化を行い、診療放射線技師および放射線治療品質管理士と協力し、治療装置の品質管理・保証を行います。また、放射線治療に関する医学物理学的研究開発を行います。さらに、患者体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認し、医師の処方通り治療が行われていることを担保します。放射線医学における物理的および技術的課題の解決に先導的役割を担う者で、医学物理士認定機構が実施する医学物理士認定試験および認定審査に合格することで資格が取得できます。なお認定試験受験には理工学系修士の学位が必要です。
日本医学物理学会 https://www.jsmp.org/about-mpq/
一般社団法 医学物理士認定機構 https://www.jbmp.org/
6)第2種ME技術者
「Medical engineering」の略称で、直訳すると「医用工学」という意味になります。毎年認定試験があり、9月に行われる第2種ME技術実力検定試験は「ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導のもとで、それを実際に医療に応用しうる資質」を検定するものです。この試験に合格することで、日本生体医工学会より合格証明証が交付され、「第2種ME技術者」となることができます。
公益社団法人 日本生体医工学会 http://jsmbe.org/
ME技術教育委員会 https://megijutu.jp/cebe2/index.html
7)基本情報技術者
情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ人や、プログラム設計書を作成し、プログラム開発や単体テストなどの一連のプロセスを担当する人のための国家資格です。基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施運営します。基本情報技術者試験(FE)試験は、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能や、実践的な活用能力を認定する試験として、IT人材のための必要な基礎知識の土台部分を網羅します。
情報処理推進機構 https://www.ipa.go.jp/index.html
基本情報技術者試験 https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html