大規模並列化

日本国内では2020年を目途にエクサフロップス規模の世界最速計算機を構築しようという計画が着々と進んでいる。2012年に国内はもとより世界最速を記録した京コンピュータは、そのピーク性能が約10ペタフロップスであり、10年も経たずに数百倍の速度を目指すことになる。このことからもハードウェ アとしてコンピュータの性能が向上するスピードがいかに速いかが分かる。

その一方で、これらの大規模なコンピュータ上で動作する効率的なソフトウェアの開発に関しては、その開発スピードもソフトウェアの品質もまだまだ十分とは言えない。このような背景のもと、本プロジェクトでは様々な計算機プラットフォーム上で効率的に動作する、次世代の解析システムを構築するとともに、これらを組み合わせた連成解析システムの構築を目指す。