西表島について

サンゴ礁に囲まれた島

 西表島はサンゴ礁に囲まれた、自然豊かな小さな島です。

 沖縄本島から441km、東京から1,973kmの場所にあります。亜熱帯に属しており一年中過ごしやすい気候になっています。そんな西表島は現在16の集落があり、約2400人の人々とたくさんの動植物が生活しています。絶滅危惧種のイリオモテヤマネコや天然記念物のキシノウエトカゲ、カンムリワシなども生息しています。2021年7月26日に「 奄美大東、徳之島、沖縄本島北部および西表島 」が世界遺産に登録されました。 

イリオモテヤマネコ

カンムリワシ

    キシノウエトカゲ




西表島の行事


 西表島では様々な行事が行われています。 老若男女が行事に参加し地域の方以外にも観光客の方も参加したりと大変盛り上がります。

これから「海にまつわる行事」と「伝統的な行事」をご紹介します。

海にまつわる行事

海神祭

旧暦5月前後

 老若男女と様々な人々が沖縄の伝統漁船であるサバニを漕ぎ、祭りはとても賑わいます!学校対抗ハーリーや職域ハーリーなど地元の方々はハーリーを通して絆を深めあっています。海上収穫祭では、子どもたちの健康と成長を願い、海に西表島産の果物が投げ込まれ、子供たちが必死に食らいつきます!

 地域全体が活気づくような祭りです。

節祭

旧暦10月前後

 農作の感謝と五穀豊穣、健康と繁栄を祈願する祭りです。沖縄の神様「ミルク様」も実際に見ることができます。ミルク様の後ろに続く女性の踊りも印象的です。節祭は国の重要無形文化財に登録されています。

伝統的な行事

デンサ祭り

6月前後

 「デンサー節」発祥の地である上原集落で開催されるお祭りです。ミルク行列・舞踊・エイサーなど伝統的な催しが披露されます。

 祭り前日の青年会による前前夜祭は大変な盛り上がりで、地域が一丸となる行事です。

入植祭( 住吉 )

7月前後

 戦後に宮古島から木材の切り出しのために住吉へ移住してきました。その移住した日に開催されるお祭りです。

 グランドゴルフ大会や旗頭、祝賀会や式典などがあり、特に式典では住吉地区のご長寿を表彰します。更にお祭りの前夜には、前夜祭も開催され、他地区からもたくさんの人が来て盛り上がる西表島上原地区の代表的な行事です。


ヤマネコマラソン大会 

2月前半

 世界各国から西表島を走るランナーが沢山集まります!

 この日のために地域の方々は準備に力をいれて、歩道で飲料水を配布したり太鼓を叩いて応援します。

 西表島の大自然を感じながら走りも楽しめるマラソン大会です!


ぱいぬ島まつり

4年に一度のお祭

竹富島、西表島などからなる竹富町で行われるイベント。2015年に開催された「第8回ぱいぬ島まつり」は西表島で開催され、地元住民を中心に約3000人が訪れました。出演者たちの唄や踊り、芸能ライブ、ヒーローショーや姉妹町の北海道斜里町の「知床流氷太鼓保存会」も出演。その他子供たちの鼓笛隊、合唱、吹奏楽など多彩な催しが行われました。


船浮音祭り


西表島西部の船浮集落で行われる音楽イベント。

船浮出身の歌手・池田卓さんが企画し、平成28年(2016)には10回目の開催となる。

沖縄本島で活躍している若手のミュージシャンやアーティストたちのステージはもちろん、西表島のイノシシそばなどの飲食ブースやバザーも例年大盛況。