活動目的
海洋・湖沼の沿岸環境問題について、学会の枠を超えた研究者の間、さらには沿岸に関わる人々を含めて、互いの問題意識の接点を探り、将来の方向性を議論するためのジョイントシンポジウムを行い、活発な意見や情報の交換を行い、実行性のある提案を通して、沿岸環境問題を正しく認識するとともに問題解決の方向を摸索する。
海洋・湖沼の沿岸環境問題について、学会の枠を超えた研究者の間、さらには沿岸に関わる人々を含めて、互いの問題意識の接点を探り、将来の方向性を議論するためのジョイントシンポジウムを行い、活発な意見や情報の交換を行い、実行性のある提案を通して、沿岸環境問題を正しく認識するとともに問題解決の方向を摸索する。
2025年12月22日 【2026年2月5日(木)第3回オンラインワークショップ開催のお知らせ】
沿岸域の栄養塩管理で重要な、下水道技術の最新のお話を伺います。海域の再生と持続可能な利用には、環境、水産、そして下水道の統合的な管理が必要と言われてきましたが、ぐっと前進しています。
【演題】「豊かな海の実現に向けた国土交通省上下水道の取り組み」
【講師】對馬 育夫 氏(国土交通省大臣官房参事官(上下水道技術)付 企画専門官)
【日時】2026年2月5日(木)15:00~17:00
【要旨】近年、公共用水域の水質について、「きれいさ」だけでなく「豊かさ」を備えた新たなニーズが生まれています。これに向けて、これまで国土交 通省上下水道審議官グループが実施してきた施策と今後の方向性について紹介します。
【資料】
・戦略的な水環境管理のあり方検討会 報告書 【令和7年12月】
・戦略的な水環境管理のあり方検討会 概要版 【令和7年12月】
お申し込みはこちら。
2025年12月11日 【第2回オンラインワークショップ開催報告】
2025年12月1日(月)に第2回オンラインワークショップを実施しました。『伊勢湾・三河湾の貧栄養化と漁業について』というテーマで、鈴木輝明先生(名城大学大学院総合学術研究科特任教授)にご講演いただきました。平日の夕方にも関わらず、オンライン配信で約190名の皆様にご参加いただきました。ご講演いただいた鈴木先生と、お忙しい中ご参加いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。
第1回オンラインワークショップでは「水質環境基準の運用の見直し」について環境省水・大気環境局の野口様にご講演いただきましたが、第2回ではその具体的な事例として、長年にわたって伊勢湾・三河湾の研究を精力的に進められてきた、名城大学の鈴木先生にご講演いただきました。
講演でははじめに、伊勢湾・三河湾では長年にわたる総量規制が実施されてきたものの、COD、貧酸素化、赤潮は改善せず、TN、TPだけが減少する「貧栄養化」が進行しており、TN、TPの環境基準(Ⅱ類型)達成の頃(2010年代半ば)から漁業生産が顕著に低下していることをご説明されました。その原因として水温上昇の影響が強調される中、貧栄養の影響が過小評価されているのではないかという懸念から実施した、伊勢湾イカナゴの資源減少要因の解析結果をご紹介されました。2014年以降イカナゴの夏眠期の生残率が低水準になっているものの、高水温と生残率の関係は見られないこと、2012年ごろから夏眠前の肥満度が低下していること、餌不足の状態で夏眠すると高水温に脆弱になることから、貧栄養がイカナゴ資源減少の主因である可能性が高いことを示されました。さらにTN、TP濃度が高かった2004~2006年(Ⅲ類型相当)を想定して計算したところ、イカナゴ資源量が大幅に増加する結果になったことを示されました。
漁業生産の急激な低下の一因として考えらえる貧栄養化の早急な解消のため、環境基準(COD)や類型指定の見直し、負荷処理の見直し(増量運転、広域流域処理から地域処理)の必要性を訴えられました。最後に、伊勢湾・三河湾における先進的な取り組みはどこから来ているのかと尋ねられ、豊かな海に生活圏をもつ人々の強い想いと、原因を明確に特定できるだけの長年のデータの積み重ねによるものだと述べられました。
2025年11月14日 【第2回オンラインワークショップ申し込み開始(締切 :2025年11月28日(金))】
第2回オンラインワークショップの申し込みを開始しました。こちらからお申し込みください。
【演題】『伊勢湾・三河湾の貧栄養化と漁業について』
【講師】鈴木 輝明 氏(名城大学大学院総合学術研究科特任教授)
【日時】2025年12月1日(月)15:30〜17:00(Zoomによるオンライン開催)
2025年10月14日 【2025年12月1日(月)開催】
第2回オンラインワークショップを開催します!詳細はこちら。
2025年8月28日 【「有明海異変25周年シンポジウム」開催報告】
2025年8月23日(土)に佐賀大学農学部大講義室にて、「有明海異変25周年シンポジウム -有明海異変の原因・出口はどこまでわかったのか?」を開催しました。オンライン配信とのハイブリッド形式で、約90名の皆様にご参加いただきました。6名の研究者から有明海に関する最新の研究成果をご紹介いただき、活発な議論が繰り広げられました。有明海の環境は依然として厳しい状況が続いていますが、長く地道な研究の成果から、再生に向けた道筋を垣間見ることができました。ご登壇いただいた研究者の皆様におかれましては、貴重なお時間とご知見をいただき、誠にありがとうございました。ご参加いただいた皆様も、熱意をもって耳を傾け、積極的にご質問いただいたこと、心より感謝申し上げます。
2025年8月9日 【2025年8月23日(土)開催】
「有明海異変25周年シンポジウム」を佐賀大学農学部(Zoomによるハイブリッド形式)で開催します!詳細はこちら。
2025年7月28日
Webサイトを移転しました。運営は九州大学が担当します。
2025年5月23日 【第1回オンラインワークショップ開催報告】
『水質環境基準の運用の見直しと沿岸環境研究への期待』というテーマで、環境省水・大気環境局の野口 宏 氏をお招きして第1回オンラインワークショップを開催しました。詳細はこちら。
共同代表 清野 聡子 Satoquo SEINO
〒819-0395 福岡市西区元岡744
九州大学大学院工学研究院環境社会部門生態工学研究室
E-mail : seino@civil.kyushu-u.ac.jp
共同代表 田中 丈裕 Takehiro TANAKA
〒704-8194 岡山市東区金岡東町3丁目2-2-4
特定非営利活動法人 里海づくり研究会議
E-mail : satoumiken@gmail.com