写真に写っている、最も大きな三日月形のミカヅキモはClosterium ehrenbergii (和名:オオミカヅキモ) で、植物学者のEhrenbergから、紡錘状のミカヅキモはClosterium acerosum (和名:ナガミカヅキモ) で、尖った、針の様な、という意味の名前です。
ミカヅキモは通常、一つの細胞が二つに分裂することで栄養増殖を行います。ミカヅキモには雄と雌にあたる2つの性が存在し、それぞれ+型、−型と呼ばれています。栄養源が欠乏するなど、環境が悪化すると+型の細胞と−型の細胞が融合する有性生殖を行い、最終的に接合子と呼ばれる種子の様な状態になります。環境が安定するとその接合子からミカヅキモが発芽します。